●AFC アジアカップ2007 グループB
7月9日(月)19:20キックオフ(日本時間)/ベトナム・ハノイ
日本 vs カタール
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TV放送:テレビ朝日系列にて19:00〜21:26
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アジアアップ初戦・カタール戦まであと2日。タイ・バンコクではタイ対イラクの開幕戦が行われるなど、いよいよ本番ムードが高まってきた。そんな中、日本代表は試合会場のミーディンスタジアムで公式練習を実施。懸念されている芝の状態などを実際に確かめた。山岸智(千葉)が「ここの芝は隣の練習場と変わらない。グラウンドの中にボコボコしているところがある」と話すなど、日本にとって手強い環境であることが改めてはっきりした。とはいえ、この日はキックオフとほぼ同時刻の練習にもかかわらず風が通り、気温・湿度ともにやや低かった。「試合当日もこういう気候になればやりやすい」と中村憲剛(川崎F)も前向きだった。
一方、スタジアムでは本番のメンバーを想定した11対11が行われ、山岸がスタメン組に名を連ねた。高原直泰(フランクフルト)を1トップに置き、右アウトサイドのMFに中村俊輔(セルティック)、左アウトサイドのMFに山岸が入る形。「ヤマはダイナミックに動ける分、こっちもやりやすかった」と中村俊が歓迎するなど、ここへきて彼の先発出場の可能性も浮上してきた。
高原と誰を組ませるかはオシム監督にとっても1つの大きな懸案だった。日本国内で行った大学生との練習試合では巻誠一郎(千葉)や矢野貴章(新潟)らポストタイプの選手との連携をテスト。6日のベトナムアーミークラブとの練習試合では佐藤寿人(広島)とのコンビを試したが、どれも指揮官を納得させるレベルに至らなかった。そんな経緯から高原を1トップ気味に置きつつ、中村俊と山岸が交互に絡むという形が現実味を帯びてきたようだ。
ハノイ入りして4日目に突入した日本代表。7月7日・七夕のトレーニングは2部構成となった。まず夕方16時半からミーディンスタジアムの隣のサブグラウンドで45分間、ウォーミングアップなどを実施。その後、スタジアムで45分間の公式練習にのぞんだ。サブグランドでの練習では5色のビブスを使った4対1、6対4のボール回しなどが行われた。まだ陽の高い時間帯のトレーニングとあって、ピッチには眩しい日差しが照りつける。気温は35度、湿度も70%近い状況。選手たちはコンディションに気を配りつつ、こまめに吸水を行っていた。
その後、スタジアムまで歩いて移動。まずはオシム監督が選手たちをセンターサークル付近に集めて、10分近くに及ぶミーティングを行った。指揮官はホワイトボードにカタールの戦術的特長を書きつつ、選手たちに注意点を1つ1つ説明したようだ。これを踏まえて、オールコートを使った11対11のゲームを行った。
先発組に入ったのは、GK川口能活(磐田)、DF(右から)加地亮(G大阪)、中澤佑二(横浜FM)、阿部勇樹(浦和)、駒野友一(広島)、ボランチ・鈴木啓太(浦和)、そのやや前目に遠藤保仁(G大阪)と中村憲、右前目に中村俊、左前目に山岸、1トップに高原という顔ぶれ。4−1−4−1に近いシステムだった。途中から中村憲が外れて坪井慶介(浦和)が入るという3バックの布陣もテストされたが、最初の形が現時点での先発に近いと見られる。
アグレッシブな動きがウリの山岸はしばしば前線に突進し、コーナーキックを取るなど彼の持ち味を存分に発揮していた。フィニッシュやクロスの精度には課題を抱えているものの、マークを引きつけて高原にスペースを空ける動きも期待できる。中村俊も「これまで一緒にやったことないけど、ヤマはヘッドも強い。自分が右から切り替えして左でクロスを入れようと思った時、タカ(高原)とヤマの両方がいると『イケる』という感じがする」と手ごたえをつかんだ様子だった。
オシム監督の中では守備陣と中盤の先発メンバーはすでに固まっている。唯一、腹が決まらないのがFWの構成だろう。巻や矢野らを使って2トップにするか、それとも1トップにして中村俊や山岸などMF陣の押し上げに期待するか。指揮官の最終決断が待たれるところだ。
日本の合計1時間半にわたるトレーニングが終わった後、試合会場ではカタール代表の公式トレーニングが行われた。彼らが3−6−1の布陣で来るのはほぼ間違いなさそう。エースストライカーのFWセバスチャンは途中で離脱したが、日本戦には出てくるだろう。カタール初のプレミアリーグプレーヤーとなったMFヤセルら他の主力たちは仕上がりのよさをアピールしていた。「日本のことはみんな知っている。過去10年間で飛躍的な成長を遂げ、優れた選手も多い」と中盤のエース・ヤセルは相手に賛辞を送りつつも、中村俊については「もちろんいい選手だとよく知っている。でもこちらにも優れたDFがいる。サッカーはやってみなければ分からない。全ては11対11のゲームだ」と自信をのぞかせた。
不気味さを感じさせるカタールに、日本はどう戦うのか。幸いにして、コンディションは最悪だった6日の練習試合よりはかなりよくなってきている。走れる状態に戻れれば、多少のピッチ状態の悪さや気象条件の問題などはクリアできるはず。そして気持ちを高めていくこと。「アジアカップにかける思いが大事」と過去2回の優勝を経験している川口も強調していた。残された準備期間はあと1日。心身ともにいい状態で本番へ突入したい。
以上
2007.07.07 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
一覧へ【AFC アジアカップ2007】7/7練習レポート:試合会場での公式練習で芝の感触を確認。カタール戦先発は山岸を左に置いた3トップ気味の布陣か?(07.07.07)













