7月7日(土) 2007 ヤマザキナビスコカップ
浦和 1 - 1 G大阪 (18:00/埼玉/44,609人)
得点者:'12 小野伸二(浦和)、'87 山口智(G大阪)
----------
「準々決勝屈指の好カード」「事実上の決勝戦」など様々に形容されたこの対戦。代表招集や負傷により、浦和は阿部・坪井・鈴木・田中達・闘莉王・ワシントンら、G大阪も遠藤・橋本・加地・安田・播戸・バレー・家長など両チーム主力が大量に離脱という状況でありながら、その形容に違わぬ素晴らしい戦いを見せてくれた。
とはいえ、試合序盤は選手の大幅な入れ替によるシステム変更の影響などもあり、静かな立ち上がりを見せた両チーム。慣れない1トップのマグノアウベスにボールが上手く入らないG大阪に対し、徐々にペースを握りだした浦和が前半12分、ポンテと山田のコンビで相手の左サイドを崩し山田がセンタリング。一度跳ね返されたセカンドボールを内館が拾うと左足でシュート。そのシュート!?性のボールに小野が右足でチョンと触れるとボールは角度を変えGKをあざ笑うかのようにコロコロとゴールへ。 「ラッキーでした」という小野の得点で浦和が先制する。
しかしこの失点を機にG大阪攻撃陣にエンジンがかかり始める。17分にマグノアウベスのヘッドがポストに阻まれると20分には、この日プロ初出場、若干18歳のルーキー倉田のロングシュートがバーを直撃するなど、4万人を超える浦和サポーターが肝を冷やすシーンの連続。すると遂に28分、ペナルティーエリア内に侵入した明神に対し浦和MF小野がたまらずファール。PKを献上してしまう。しかしG大阪のエース・マグノアウベスが右隅を狙ったこのPKを浦和GK山岸が左手一本で阻止。最近出番の少なかった背番号1が執念のスーパーセーブを見せた。
浦和も44分、CKに合わせた堀之内のヘッドがポストを直撃するなどチャンスを作るが得点には至らず、結局1−0のまま前半を終えた。
後半に入ると今度は浦和が押し気味の試合展開。11分にはドリブルで抜け出したポンテの折り返しに小野が飛び込んでシュート。14分にも右サイドを突破した山田が折り返しポンテがシュートを放つなど再三の決定機を作るが、相手ゴールを割ることが出来ない。すると、このまま試合が終わるかと思われた42分、G大阪MF二川のCKにアジアカップに予備登録されているDF山口が頭で合わせ同点ゴール。G大阪が土壇場で1−1の引き分けに持ち込んだ。
ここまでG大阪の強力攻撃陣を無失点に抑えてきた事や、アウェーゴール方式である事を考えれば、G大阪にとっては「会心の」、浦和にとっては「痛恨の」同点ゴールという事になろうが、試合後「結果的に点が取れた、これでホームでの戦い方が変わってくると思う。」と語ったG大阪西野監督はもちろん、浦和オジェック監督の口からも「試合には満足している。後半を大阪で戦うことになるが、準決勝へ進出するための道がみえてきた」と前向きな発言、悲壮感は全く無い。
これは両チーム共に、普段控えの選手達が質の高いパフォーマンスを見せ、特に浦和ではマグノアウベスをほぼ完璧に封じ込んだDF細貝と堤、G大阪では西野監督が「輝いていた」、更に浦和MF小野も「技術があっていい選手」と語った18歳ルーキーMF倉田など若手が素晴らしい活躍を見せたということも無関係ではあるまい。
14日、今度はG大阪のホームで行われる第2戦への期待が膨らむばかりか、怪我人や出場停止などが増えるリーグ戦後半戦も、余程のことがなければこの両チームが優勝争いの中心となることを確信させる素晴らしい試合だった。
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【ヤマザキナビスコカップ 浦和 vs G大阪 レポート】主力不在でも…改めて両者の層の厚さに驚かされた東西横綱決戦。(07.07.08)













