7月14日(土)J2 第28節 東京V vs 山形(19:00KICK OFF/西が丘)
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ラモス監督就任以来どうしても越えられなかった「4連勝」の厚い壁をついに打ち破った東京Vは、今まさに絶好調と言える。シーズンのちょうど半分を迎え、ようやく「チーム」本来の力を結果に出せるようになってきた。「でもまだ半分。何が起こるかわからないよ。次負けたら(4連勝の)意味がなくなっちゃうから」服部年宏はじめ選手たちに気の緩みは微塵もない。さらに会場は、未だ3戦無敗の西が丘サッカー場と縁起も良い。この勢いのまま連勝街道を突き進みたい。
東京Vの好調の要因は、何といっても守備の安定にあると言える。「3バックになったのが1つ(好調の原因に)ある」DF戸川健太も分析するように、第16節で本格的に3バックを始めてからは、第17節で福岡に2失点した以外は全て1失点以下という好成績を残しているのだ。最も変わったのは「役割がはっきりした」からだと選手たちは口をそろえる。各々の仕事が明確なため、それぞれ自信をもってプレーできていることが堅守を生み出している。土屋征夫の戦線離脱に加え前節途中で萩村滋則も腰を痛めて今節の出場は微妙と、DFの要の相次ぐ欠場をマイナスと捉えがちだが、前節萩村が退いてからは戸川を中心に据え、富澤清太郎、交代で入った一柳夢吾で組んだDFラインは即座にフィットし、全く問題はなかった。逆に、サポーターにとってはユース育ちの戸川、冨澤、一柳で形成する「東京V純血DFライン」は楽しみの1つとなりそうだ。
また、この堅守に欠かせないのがボランチの菅原智だ。「スガが入ると、守備の意識が高いから本当に助かっている」(戸川)DF陣から絶大なる信頼を寄せられている。ラモス監督がボランチをどのように組み合わせるかは流動的だが、やはりこの試合でも中盤の連携、好守バランスが最大の鍵を握るだろう。
対する山形は、一時はチーム史上初の単独首位に立つなど絶好調だった第1クールとは一変、6月に入ってからは1勝2分6敗、第2クール9試合連続未勝利という苦しみを味わった。
最も深刻な問題が、ケガによる主力の長期戦線離脱が相次いでいることだろう。中でも痛恨なのがエース豊田陽平の離脱だ。13試合連続で1得点以下の試合が続いているため、北村知隆と並んでチーム最多の5得点を挙げているポイントゲッターの戦闘不能は計り知れないダメージを与えるはずだ。前節も、先制しながら「2」点目が奪えず逆転負けという結果に泣いた。さらに今節はもう一人のエース横山拓也が出場停止と、樋口靖洋監督にとって非常に頭が痛い。前節今季初先発した本橋卓巳など、ここで出場チャンスの巡ってきた選手がどれだけ思い切ったプレーができるかが、山形最大の注目ポイントとなりそうだ。
守備面では、東京V戦に関してはいずれも粘り強さを見せている。今季対戦した2試合とも最少失点に抑えられているのは大きい。前節同様「守備でゲームをコントロールしながら、常にアグレッシブにアクションを起こして主導権を執る」(樋口監督)サッカーができるかが、この試合でもテーマとなりそうだ。
ついに昇格圏内の3位につける京都に勝ち点「2」差まで詰め寄り、この試合の結果いかんでは東京Vが3位に上る可能性もある。第3クールが本当の意味での正念場だ。ここからは、1戦1戦がJ1昇格へつながるだけに、熱く激しい戦いとなることだけは間違いない。
以上
2007.07.13 Reported by 上岡真里江
J’s GOALニュース
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