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【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 広島 プレビュー】柳沢・小笠原の復帰が予想される鹿島。広島の術中にはまった第1戦の借りを返し、準決勝へと駒を進めることができるか?(07.07.15)

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7月15日(日)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 広島(18:30KICK OFF/カシマ)
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「してやられた」
準々決勝第1戦終了後、鹿島の選手たちは悔しさを隠さなかった。ほぼひと月前のリーグ戦では5得点を奪い圧勝した相手だっただけに、この結果は予想していなかっただろう。だが、広島はFWを含めた全員が献身的な守備を繰り広げ鹿島の攻めを遅らせた。特に、佐藤寿人が日本代表に招集されたため、ウェズレイの相棒に抜擢された桑田慎一郎は、鹿島のボランチ青木剛を徹底的にマーク。相手ボールになるとすぐさま守備に移り、味方が陣形を整える時間を作った。

ボールを奪った後の攻撃も徹底したカウンター狙い。狙ったのは鹿島の左サイドの裏だった。それというのも、U-20代表に参加している内田篤人が不在のため、本来左SBに入る新井場徹が右にまわり、空いた左には石神直哉がまわっていたからだ。守備の連携が不十分と見越したのか、その石神の裏を執拗に狙った。決勝点は同サイドの対面である李漢宰がファーサイドにのセンタリングをあげ、そこに走り込んだ服部公太がボレーで叩き込むという美しいゴールだった。

鹿島にとっては「失点は、チーム全体の責任」と大岩が言ったとおり、少しずつ大きくなった綻びを食い止めることができずに喫した失点だった。攻撃でもちぐはぐなパスミスが多く、決定的な場面をつくることはできなかった。

アウェイゴールも奪うことができず『最悪の結果』で終えた第1戦だったが、鹿島にとって追い風となるのは、第2戦をホームで戦えるということばかりではない。まず、今シーズン主将に任命された柳沢敦の復帰が濃厚であること。ゴール前を固めた相手に対し、パスを引き出す動きに長けた柳沢が入ることで起点ができ、他の選手との連動性が高まることが期待できる。第1戦で停滞してしまった攻撃陣も息を吹き返すことだろう。

そして、もうひとり、小笠原満男が鹿島に戻ってきた。背番号8はすでに野沢が継承し、チームの司令塔として立派に機能しているため新たな番号は40となった。イタリアではポジションを勝ち取ることができず、満足のいく活躍とは言えなかっただけに期するものがあるだろう。復帰会見では「もう一度このチームで優勝したい」とコメントした。Jリーグ最後の出場だった試合は06年8月26日、奇しくも同じ広島が対戦だった。先発での出場は難しいだろうが、登録メンバーに入ることは確実だろう。

試合展開としては、鹿島が「攻め」・広島が「守る」という構図は変わらないだろう。特に第1戦でまんまと鹿島を術中にはめた広島のペトロヴィッチ監督がどういう対策を講じてくるのか非常に楽しみなところだ。悔しさを持った鹿島の選手を焦らし、冷静さを失わせれば広島の優位性は高くなる。なにしろ広島が1点でも奪えば、鹿島が準決勝に進むためには3点が必要となるからだ。鹿島にとって、攻めつつも守ることが要求される難易度の高い試合が待っている。

また、当日は台風の進路に入る怖れがある。勢力がかなり強いようなので観戦の際は台風情報にも留意して欲しい。

以上

2007.07.13 Reported by 田中滋
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