●AFC アジアカップ2007 グループB
7月16日(月)19:20キックオフ(日本時間)/ベトナム・ハノイ
日本 vs ベトナム
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・テレビ中継:テレビ朝日系列にて19:00〜21:26
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引き分け以上でグループリーグ突破が決まる16日のベトナム戦(注:ベトナムと引き分け、カタールが勝利して3チームが勝ち点5で並んだ場合も、総得点でベトナムを上回るため2位以上となる)。3連覇を狙うためにも、単に準々決勝進出を決めるだけでなく、B組を1位通過してハノイに留まり、今後の戦いを有利に進めたい。まずは明日、確実にベトナムから勝利を奪う必要がある。
この重要な一戦に先発するのは、13日のUAE戦と全く同じイレブン。体調不良を訴えていた高原直泰(フランクフルト)と右足すねを打撲していた鈴木啓太(浦和)も問題なくプレーできそうだ。
「ベトナムサッカー史上最も難しいゲーム」とリードル監督が言うように、相手はこの一戦に特別なモチベーションで挑んでくる。ミーディンスタジアムに詰め掛ける4万人の大観衆のほとんどが敵。日本は完全アウェー状態を強いられる。が、こういう時こそ、理想とする「人とボールの動くサッカー」を実践し、アジア王者の貫禄を示したい。
連日、高温多湿のコンディションが続いているベトナム・ハノイ。15日も朝から猛烈な暑さとなった。練習会場のハノイスタジアムは風が通りにくく、ピッチ上はまるで蒸し風呂状態。しかも練習終了直後には激しいスコールがやってきた。バケツの水をひっくり返したような大雨には選手たちも面食らったことだろう。ベトナム戦本番の時も短期間で目まぐるしく天気が変わる可能性があるだけに、臨機応変な戦いを求められる。
試合前日の日本代表はキックオフ時間の17時20分前後からトレーニングを開始。6種類のビブスを使ったオールコートの11対11を中心に1時間程度の調整を行った。
レギュラー組に入ったのは、GK川口能活(磐田)、DF加地亮(G大阪)、中澤佑二(横浜FM)、阿部勇樹(浦和)、駒野友一(広島)、ボランチ・中村憲剛(川崎F)、鈴木啓太(浦和)、攻撃的MF・中村俊輔(セルティック)、遠藤保仁(G大阪)、FW高原直泰(フランクフルト)、巻誠一郎(千葉)という顔ぶれ。オシム監督は「勝っている時はチームを変えない」という定石通りの選手起用をすると見られる。
途中には巻と坪井慶介(浦和)を変えて3バックにするオプションもテストされた。ベトナムの2枚看板であるL・ビン(9番)とP・ビン(18番)の動きが際立っていい時、あるいはベトナムにリードを奪った状態で後半に突入した際、彼の投入が考えられる。ベトナムの2トップは驚異的な運動量でゴール前に迫ってくる。「相手はとにかく頑張るし、走る。ボールを奪ってからが速い」と加地も特徴をシンプルに説明していた。そんな長所を出させないためにも、1対1とスピードに強い坪井が必要になる場面があるだろう。「相手がどう来るか想定しながらやりなさいということ。どれだけ冷静に対応できるかだ」と本人もイザという時の心構えはできているようだ。
試合前日とあって、レギュラー組はやや力を抜いてプレーしていた。そのせいか、フレッシュなサブ組に得点を奪われていた。右サイドをえぐった羽生直剛(千葉)のクロスに反応した矢野貴章(新潟)の左足ボレーシュート、太田吉彰(磐田)からのロングパスに呼応した佐藤寿人(広島)の左足ゴールなど、本番では絶対にベトナムにやられてはいけない形があった。4万人の大観衆を味方につける彼らは、先制すれば勢いに乗る。その状況だけは未然に防がなければいけない。中村俊が「1−0で前半を折り返して、後半の早い時間帯に2点目を取れば、サポーターも期待していた分、静まり返る。4万人がそうなれば選手もやる気がなくなる」と話すようなシナリオが理想的だ。今回の紅白戦を本番へのいい教訓にしなければいけない。
練習の最後にはセットプレーの確認も行われた。全体に上背のないベトナムに対してはセットプレーが非常に有効な攻撃オプションだ。中村俊や遠藤はGKとDFの間に落ちるボールを何度も蹴り、高原や巻、阿部らが合わせていた。UAE戦では中村俊−高原のホットラインから1点が生まれているが、これだけではまだ物足りない。ベトナム戦ではリスタートをうまく使って、ここまでゴールのない巻らに得点を奪ってほしい。今の日本は高原に得点力を依存する傾向が強い。明日はそこから脱するきっかけを得たい。
オシム監督はこの日の記者会見でも慎重なコメントに終始したが、選手たちは負ける気などさらさらない。引き分けて準々決勝に行こうという気もない。「明日は勝ちにこだわりたい」と加地も言うように、目前の勝利に向かって90分間集中力を持続し続けるだけだ。「カタール戦を見ていても、ベトナムは70分を過ぎたあたりから運動量が落ちた。それが1つのポイント。そこに勝利へのヒントがあるのかな」と鈴木啓太も言っていた。
ベトナムよりも多く走り、高い技術・戦術を見せつけ、ゴールを奪う。そうすれば日本は必ず勝てる。
アジアカップに入ってからというもの、オシムジャパンは結束力が高まり、チームとしての一体感も深まってきた。カタール戦まで見え隠れした不穏な空気もなくなり、今は全員が自分たちのサッカーに自信を持っている。この勢いでいい内容の勝利を収めれば、3連覇へ一気に弾みがつく。アジア王者の意地とプライドを敵地で見せつけるような試合運びを期待したい。
以上
2007.07.15 Reported by 元川悦子
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★試合前日のオシム監督、遠藤保仁選手(日本代表)会見コメント
★試合前日の日本代表各選手コメント
★試合前日のリードル監督、ヌエン・ミン・フォン選手(ベトナム代表)会見コメント
★対戦国分析 / ベトナム編
J’s GOALニュース
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