7月21日(土) 2007 J2リーグ戦 第29節
C大阪 2 - 1 草津 (19:04/長居2/3,882人)
得点者:'8 氏原良二(草津)、'26 オウンゴ−ル(C大阪)、'54 小松塁(C大阪)
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キックオフ直後は、草津が主導権を握った。「もうちょっと活気や闘志が前面に出てもいいかなあという印象」(植木繁晴監督)とした前節・湘南戦の反省からか、選手たちからは「前へ」の強い意志がくみ取れた。「ここ何試合か、試合への入りがよくない」(C大阪・吉田宗弘)相手を押し込み続けた。
7分、押されていたC大阪が最初の決定機を迎える。縦パスに抜け出した古橋達弥がGKとの1対1を迎えようかというシーンは、相手DFにチャージを受けてチャンスを逸してしまう。
すると逆に草津がすばやく攻撃に転じた。ボランチの秋葉忠宏が左に展開、左から攻めあがった佐田聡太郎が早めにクロスを上げると、最後は氏原良二が頭で押し込んだ。序盤に見せた気迫、願ってもない先制点と、アウェイチームが優位に立つかと思われたが、そうではなかった。
「失点してから粘り強く要所要所を守れた。それが逆転につながった」と、吉田宗弘が振り返ったように、C大阪が浮き足立つことはなかった。むしろ、先制パンチを食らったことで目が覚めたという印象。ディフェンス陣はあわてることなく冷静に守り、ラインを高めに設定して反撃のときを待った。一方の攻撃陣では、2トップのひとり、森島康仁が前線に残ってターゲットになり、もうひとりのFW小松塁は運動量を見せて攻撃を活性化。2列目の古橋達弥、香川真司がパス、ドリブルでアクセントをつけると、次第に流れはC大阪に傾いていった。
「苦しいときのセットプレー」。今のC大阪の大きな武器がこの試合でもポイントになった。26分、古橋が蹴った左CKが草津の秋葉の頭に当たってゴールイン。「セットプレーをきちっと防ごうとしていたのに、そこで失点してしまったのは悔いが残るところ」(植木監督)。草津にとっては手痛い、C大阪にとってはラッキーなゴールで試合は振り出しに戻った。
追いついたC大阪はこれで完全に息を吹き返し、試合を自分たちのものにした。短いパスをテンポよくつないで崩しを試みたかと思うと、大きなサイドチェンジを見せてスペースを有効に使う――もともと技術に長けた選手が多いだけに、草津の選手はファウルで止める場面が多くなった。完全に沈黙した草津、勢いを取り戻したC大阪、スコアは1-1だが、対照的な様相でハーフタイムを迎えた。
後半に入ってもC大阪は攻撃の手を緩めず、その分厚さ、勢いはますます増大した。54分、香川真司、森島康とつなぎ、最後は古橋が丁寧にマイナスのパス。走りこんだ小松がプッシュして、逆転に成功した。一方の草津は、選手交代に活路を見出そうとした。52分には「相手の裏を突く狙いで」(植木監督)FW松浦宏治を投入、56分には腰を痛めた高田保則を下げて、桑原剛を送った。が、集中して守るC大阪ディフェンスを突き崩すには至らず、植木監督は「代わって入った選手がもう少し仕事をしてくれないと」とこぼした。
逆転してからも多くのチャンスを作ったC大阪だが、結局スコアは動かず。「もう少しいいスコアで勝てたのではないか。攻撃の細かいところのツメが甘かった」と、レヴィー・クルピ監督は課題を上げたが、終わってみれば後半の被シュートはゼロ。勝点を40に伸ばし、「福岡と勝点で並び、ヴェルディとの差は4になった」。指揮官は終始笑顔だった。
以上
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