7月29日(日) 2007 J2リーグ戦 第31節
C大阪 4 - 3 仙台 (18:04/長居2/5,832人)
得点者:'18 中島裕希(仙台)、'37 古橋達弥(C大阪)、'50 古橋達弥(C大阪)、'56 梁勇基(仙台)、'66 小松塁(C大阪)、'82 菅井直樹(仙台)、'89 森島康仁(C大阪)
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ともに前節は無得点で痛い敗戦を喫した両チームだったが、この試合では一転、激しく点を奪い合った。試合開始直後から攻勢に出たのはホームのC大阪。2トップの古橋達弥、小松 塁に2列目の濱田 武、香川真司が絡み、チャンスを作った。が、先にゴールしたのは仙台。18分に速攻から右に展開、右サイドバックの菅井直樹が早めに入れたクロスにFW中島裕希が合わせ、0-1とした。
その後も、仙台は右サイドからの攻撃を徹底。2列目の両サイドに入った梁 勇基と関口訓充がひんぱんにポジションチェンジを繰り返しては、C大阪の左サイドバックであるゼ・カルロスの後方のスペースを狙い続けた。
対するC大阪はボールを支配しながら、決め手に欠けるもどかしい展開が続くが、古橋の個人技がそれを打ち破った。37分、右サイドで柳沢将之、濱田とつなぎ、濱田からパスを受けた古橋は、ドリブルでゴール正面に進んで、思いきりのいいシュート。ゴール左に突き刺さり、C大阪が前半のうちに追いついた。
「ゲーム内容はいい」(レヴィー・クルピ監督)、「前半は自分たちのサッカーができている」(望月達也監督)という監督のハーフタイムコメントをみても、まずは思惑通りに45分を戦った両チーム。後半は立ち上がりから点の取り合いになった。まず、C大阪が先に2点目をあげる。50分、今度は左サイドを崩し、香川が粘ってゴール前に走りこんだ古橋にマイナス気味のパスを通した。「真司(香川)が崩してくれたので、押し込んだだけ」(古橋)という鮮やかな形だった。仙台も負けていない。56分、梁のクロス気味のシュートが相手DFに当たってゴールイン、2-2に。追いつかれたC大阪の攻撃はさらに勢いを増し、66分には、FW小松が強引にペナルティエリア内をドリブルで進み、得意の左足シュートを決めて、またしてもC大阪が勝ち越した。
75分、両監督は同時に「スーパーサブ」をピッチに送りこんで勝負をかけた。先に結果を出したのは仙台の萬代宏樹。82分に右クロスをきっちりさばいて菅井直樹のゴールをアシスト、再び同点に。
試合はこのままロスタイムに入り、ドローかと思われたが、最後に見せ場が待っていた。古橋が放ったシュートをGKが弾き、そのこぼれに香川が詰めるが決めきれず。そして、さらに後方から走りこんだ森島康仁が「真司が決めるかと思ったが、エッ? という感じで来た」というボールをプッシュして接戦にけりをつけた。
仙台の望月監督は、「ディフェンスに入ったときのボールへの甘さ、マーキング、プレッシングの甘さ」を課題にあげた。もともと技術の高い選手が揃うC大阪・攻撃陣を警戒していたものの、古橋や香川の動きに翻弄された感は否めない。ただ、同監督は一番のポイントとして、メンタル面をあげた。「心理的にここで落ちてしまわずに、最後まで自分たちが目標としているものに向けてやらなければいけない。メンタルの強さというのが、いま自分たちに試されている」。過酷なコンディションで戦い、痛い星を落としたショックからいかに立ち上がるか。3位以下中位グループが混戦模様となるなか、自分たちのサッカー、目標とするものを見失わずに進むことが必要になる。
勝ったC大阪も手放しでは喜んでいられない。「リードしているのにドタバタした。ゲームの進め方はうまくなかった」。GK吉田宗弘がふりかえったように、結果的に3失点したことは大いに反省すべきだろう。また、攻撃においては、「今日の相手は中盤がゆるかったが、前節のヴェルディのように中盤が厳しいときにどうするかが課題」(香川)というのも事実。このあと続く2強(京都、札幌)との対戦で、真価が問われるだろう。世界陸上開催のため、今後しばらく(9月16日まで)ホーム・長居を離れなければならないことも試練になる。ともあれ3位・仙台との勝点差は「5」にまで縮まった。モチベーションを最大限に引き上げて、C大阪が「サバイバルロード」を行く。
以上
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