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【J2:第33節 徳島 vs 仙台 プレビュー】原点に立ち戻った戦いで連敗を止めたいホーム徳島。もう足踏みできない仙台との一戦は火花散る激戦必至!(07.08.11)

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8月11日(土)J2 第33節 徳島 vs 仙台(19:00KICK OFF/鳴門大塚)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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新しいスタイル構築を図りながらの難しい戦いが続く徳島。前節まで5連敗と非常に厳しい状況に立たされているが、しかし組織の変革はそう簡単でなく、チームがそれにまだ幾らか時間を要するのは間違いない。選手たちがまた統一されたベクトルのもと進み始めるにはもう少しの猶予期間を見なくてはならないだろう。
ただ、だからと言ってこのままズルズル敗戦を続けるわけにはいかない。チームのプライドを守るためにも、今節まずは連敗を止める結果が欲しい。

そう考えれば、仙台を迎える今節の一戦、徳島は何より負けないことに重きを置いた戦いが必要となる。具体的に言うなら、開幕から第2クール序盤まで見せていた『粘り強い堅守』を取り戻すことだ。

アタッカー陣に入れ替わりがあったことにより、最近の徳島はどうしても攻撃スタイルの改革に目が向いていたように思われる。だが、思い返してもらいたい。チームが今季に備えて全力で取り組んできたのは守備の強化ではなかったか。昨季の反省から失点数を減らすことをチーム作りの原点としてきたはずだ。にもかかわらず、ここ数試合では明らかに守備が不安定さを引きずったままになっている。要所におけるマークのズレ、場ボール保持者への寄せの甘さ、カバーリングの遅れなど、失点を重ねてしまうのも無理はない要素が至る所で見られた。それは誰か個人がどうこうでなく、組織全体として。

それだけに、チームは今一度原点に立ち戻らなくてはならないだろう。今井監督も前節終了後「守り切れていない現実がある。失点を減らそうとシーズンのスタートを切ったのでまずはそこから改善に着手する」と語ったが、その言葉通り、時間を与えない早いプレスや自由を奪う粘り強いマーク、そして集中力維持にも繋がるグループでのコーチングといった守りのベースを全員が一から徹底し直さなくてはならない。そしてその実践あって初めて、今節の勝機も生まれてくると言えよう。

逆に対する仙台としては、その徳島の守備の小さなほつれも見逃さず、早い時間に得点を重ねて勝負を決めたいところだろう。
30、31節に連敗し、前節も最下位に沈む水戸と引き分けてしまったことで、チームがここ3試合において挙げられた勝ち点はわずか1。現在熾烈を極めている3位争いにおいてその結果はあまりに痛すぎるものと言わざるを得ない。だからこそこの一戦は引き分けも許されない戦いとなるが、ただ前節の結果を招いてしまった最大の要因『決定力の欠如』を今節すぐに消し去れるかどうかは仙台にとって気になるところだ。自らも決定機を逃してしまった田ノ上は試合後「最後のフィニッシュを決める、というところですね」とその課題を真っ先に口にしたが、望む勝ち点を獲得するにはそれの解決が絶対不可欠となる。

来る12日には地元徳島の夏の風物詩『阿波踊り』が始まる。ご存知の方も多いと思うが、尋常でないほどの熱気が渦巻く国内でも指折りの祭り行事だ。しかしながらきっと、もうその前日から徳島の地は熱さに包まれるに違いない。この徳島と仙台の火花散る戦いによって─。
粘り強い堅守を取り戻し連敗を止めたいホーム徳島か、決定力を復活させ勝ち点を積み上げたい仙台か。両チームが繰り広げるであろう白熱の一戦は見逃せない。

以上

2007.08.10 Reported by 松下英樹
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