8月11日（土）J1 第19節 横浜FM vs 横浜FC（19:00KICK OFF/日産ス）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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　ついに『８・１１』がやってくる。３月10日の第２節、９年ぶりに復活した横浜ダービーは、横浜Ｆ・マリノスが、J1昇格２試合目の横浜FCに屈辱の敗戦を喫した。それ以来、横浜FMではクラブを挙げて、ホーム日産スタジアムで行われる今年『最後のダービー』に向けて、大キャンペーンを敢行し、盛り上げてきた。絶対に負けられない。単なるリベンジにとどまらない理由は、この試合が後半戦のカギを握るからでもある。
　
　まだ肌寒い３月、三ツ沢球技場は熱く燃え上がっていた。横浜FMの選手にしてみれば、元来は自分たちのホームであったスタジアムが、横浜FCのサックスブルーに染められ、呼応するように自分たちのサポーターもトリコロールのビジュアルで彩られるのを見て、いつも以上に気負ってしまったのだろう。その機先を制して、横浜FCが立ち上がりから攻勢をかけて、前半の早い時間帯、ロングボールからこぼれ球をループであざ笑うように決められた。シュートは相手の数倍以上放つも、ゴールポスト、クロスバーにも嫌われ、０−１と敗れてしまった。
　
　「後半戦に向けた大事な試合。苦しい試合にはなると思うけど、自分が出たら必死にプレーする。とにかく勝ちたい」と語るのは、闘志の男・松田直樹。第２節は出場せず、スタンドから悔しい思いで仲間の敗戦を見送るしかなかった。「横浜FCの戦い方がうまかった。サッカーでは気持ちのあるほうが勝つ。技術だけの問題ではない」。６月のG大阪戦で今季リーグ戦初出場を果たし、チームに闘争心を注入し続ける松田の存在が、横浜FMを、より戦う集団へと深化させている。
　
　松田だけではない。開幕から一貫して、中盤の底を支える河合竜二も燃えている。
　「前回は負けているので、とにかく悔しさを晴らしたい」。３月の時点では、まだシステムも試行錯誤の段階。その後、現在のシステムに変更して、プレッシングサッカーを貫いた。何度かの手詰まりはあったが、そのたびに修正を加えてきた。「蹴ってくる相手に対して、闇雲に向かっていってもしょうがない。かといって、待っているだけでもダメ。行くところは行く、行かないところのタイミングなど、意思統一はできている」。７日のバルセロナ戦では、「ボールを取るところまではいけなかったけど、行くところは行けた」。中４日の調整で、さらにコミュニケーションを図って、ダービーに臨む。
　
　「プレッシングとポゼッションをしっかりやっていけば、絶対に勝てるはず」。そう、自分たちのサッカーを信じていれば、負けるはずはない。５カ月の雌伏期間を経て、苦しみながらも、自分たちのスタイルをつかんだ自信を元に、『８・１１』を迎える。この試合はあくまでも、後半戦へのスタートだ。絶好のスタートを切りたい。

以上