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【J2:第33節 京都 vs 草津 プレビュー】前節、守備の綻びを見せた京都が、白星から遠ざかる草津を迎えての一戦。勝利への強い気持ちが激突する試合に注目!(07.08.12)

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8月12日(日)J2 第33節 京都 vs 草津(19:00KICK OFF/西京極)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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 勝利への執念を見せるのは果たしてどちらか。C大阪の破壊力の前にあっさりと膝を折った京都と、ここ10試合戦い重ね積み上げた勝点はわずかに2という草津の第33節は、勝利で流れを変えようとするチーム同士の激突だ。

 京都は前節C大阪に敗れ連勝が止まった。C大阪の古橋達弥、小松塁の起点を潰すことが出来ず中盤を間延びさせ、サイドにつながれ、C大阪の良さを見せられ、ゴールを割られ、敗れ去った。仕切りなおしの今節、「守りが良くなっているから勝てている」と監督・選手が口を揃えて語っていた守備の建て直しがこの試合の大きなポイントだ。「建て直し」というよりも、もう一度美濃部監督が常に言ってきた「しっかりした守備から」ゲームに入ることができるのか。そこが注目であると同時に、京都がやらなければならないことだろう。

 京都ボランチの石井俊也は「攻守の切り替えをしっかりしないといけない」と課題を話した。C大阪戦では、破壊力のある相手の攻撃に対し、ディフェンス、中盤のブロックを形成して耐えて守らなければならなかった。だが、中盤4枚のブロックが機能せず相手に後れをとり攻め込まれた。今節はその最終ラインと中盤の2枚のラインでしっかり守り、攻撃に移るスピードを上げ、速く攻めることをしなければならない。

 もちろん、これまでやってきた前線からのチェイシングする守備も重要だ。こうした、これまで出来ていながらも前節に綻びを見せた守備を見直し、今節、草津の攻撃を封じなければならない。何よりも、ここで守備の建て直しが出来なければ、順位を下げることにも成り兼ねず、さらに、これまで積み上げてきたサッカーまで否定されかねない。この試合は京都にとっては大きな意味をもつ試合となる。絶対に負けられないのだ。

 草津はここ10試合白星がない。さらに、前節、FWカレカが左肩を脱臼し戦線離脱を余儀なくされた。札幌戦でも多くのチャンスメイクをしてきたカレカの抜けた穴は小さくないはずだ。今節、氏原良二とコンビを組むのは松浦宏治か後藤涼か、その采配にも注目だろう。ポストプレーの氏原良二と、スピードの後藤涼と松浦宏治。役割をはっきりさせて京都ディフェンスの前でつなぎ、裏を狙う攻撃が出来るか、カレカが抜けた後の草津の攻撃はこの試合のポイントになりそうだ。

 京都・美濃部監督は草津に対し、「前節、敗れたもののポゼッションでは札幌を上回る時間帯もあり、しっかりつないでくるので注意しないといけない」と気を引き締めた。草津には、中盤を引き締める櫻田和樹、中盤から前線に走りこむ鳥居塚伸人、的確なパスを配給する秋葉忠宏と注意しなければならない選手が多く、中盤の攻防で制しなければ京都は苦しくなるだろう。

 この重要な試合を前に京都のキャプテン・斉藤大介は「暑い時期できつい部分もあるが、絶対に連敗は避けなければならない」と勝利への決意を語った。絶対に負けられないのは京都も草津も同じ。どちらが勝利への執念を見せるのか、大いに注目したい一戦だ。

以上

2007.08.11 Reported by 武田賢宗
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