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【J2:第33節 京都 vs 草津 レポート】配置を替えた草津を攻略できなかった京都。勝ち星のどうしても欲しかったチーム同士の戦いは、互いに攻めきれず重い課題を残してのドロー(07.08.13)

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8月12日(日) 2007 J2リーグ戦 第33節
京都 1 - 1 草津 (19:04/西京極/5,753人)
得点者:'76 アンドレ(京都)、'83 高田保則(草津)

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お互いに攻めあぐねた感のある、得点の気配のない試合だった。
右サイドバックに平島崇が戻り、ベストメンバーとなった京都に対し、草津は氏原良二の1トップ、高田保則が左サイド、鳥居塚伸人を右、そして櫻田和樹をトップ下に配置。草津・植木監督はこの前に3枚張る形で「ディフェンスの裏を突きたい」プランだった。一見、攻撃的に見える草津の配置だったが、裏に飛び出す選手が少なく、ボールはつながるが京都の裏を取ることは皆無。京都への脅威とはならなかった。
だが、京都も攻めあぐねた。草津の素早くリトリートしコンパクトに保たれた守備ラインと、櫻田和樹が加わったボランチによる中盤の2枚のブロックに、京都は中央を支配することが出来ず、パウリーニョに効果的なパスを出せずにいた。
ただ、草津もこの守備から攻撃への切り替えが遅くフィニッシュに持ち込めず、時間だけが過ぎていく試合となった。

こういう試合を決めるのは、セットプレーか、一瞬の隙。そして、それを最初に作ったのは草津だった。
前半10分にCKからエリア内で2度決定的なシュートを放つ。しかし、それがバーに2度はじかれるという不運に見舞われ先制できなかった。

後半に入ると、京都は「サイドを起点にしよう」と、平島崇、三上卓哉を積極的に使い攻撃を組み立てた。さらに、アンドレ、渡邉大剛を投入し攻撃を活性化させた。
そして、後半31分、京都は一瞬の隙を突く。自陣でファウルをもらった京都は、草津の選手の足が止まった瞬間を逃さず角田誠が前線のアンドレへ送る。フリーだったアンドレボールをもらうと、ドリブルで持ち込み、一度切り返しDFをかわして落ち着いてゴールを決める。
このまま逃げ切りたい京都だったが後半38分、草津のクロスにカレカとGK平井直人が競り合うと、京都のエリア内右にボールがこぼれる。そのボールに追いついたのは松浦宏治。すぐに中へ折り返すと左サイドに飛び込んだ高田保則が頭で押し込んで同点に。
同点にされた京都は攻め込むも、渡邉大剛のシュートはポストに嫌われ、アンドレも頭で押し込みきれずゴールが遠く、そのままタイムアップ。結局ドローとなった。

草津の課題ははっきりしていた。中盤でタッチ数を少なくした見事なつなぎは賞賛に値するが、そこからフィニッシュにどうつなげていくかだ。これからのゲームは、足元だけでなく、裏を狙う動きが鍵になるだろう。

京都の課題は何なのか。決定機もあったが決め切れなかった決定力という見方もあるだろうが、まずは、戦う姿勢をもう一度問われるべきだろう。
負けられない試合が続く、という意識が選手にあることは容易に理解できる、だがそこで、「負けられない」「点を取られないように」という意識の見える試合運びは全く美濃部監督らしくないサッカーのはずだ。
常に前へ、常にゴールへ。京都はそういうサッカーで苦しい試合を乗り越えてきたはずだ。疲労の蓄積は分かるが、前へ向かうという強い姿勢だけはサポーターに見せてほしい。
「戦おう」という強い気持ちを持って全員の意識を揃えること。それは次節の札幌戦(8/16@西京極)までに十分にできることだ。その気持ちと常に前を向く姿勢こそが、京都がここまで作り上げてきたチームカラー。次節、ホーム西京極での札幌戦に大いに期待したい。


以上

2007.08.13 Reported by 武田賢宗
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