今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第20節 磐田 vs F東京 レポート】流動的かつ速さのある攻撃を見せた磐田がF東京に大勝!(07.08.16)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月15日(水) 2007 J1リーグ戦 第20節
磐田 5 - 2 F東京 (19:04/ヤマハ/14,854人)
得点者:'20 太田吉彰(磐田)、'64 マルキーニョスパラナ(磐田)、'68 上田康太(磐田)、'72 成岡翔(磐田)、'84 前田遼一(磐田)、'89 平山相太(F東京)、'89 赤嶺真吾(F東京)

----------

 昼間の異常な猛暑の名残をたっぷりと残したヤマハスタジアムで、磐田の選手たちは、ペース配分を考えることなく、立ち上がりから積極的に飛ばした。だが結果的には、それが5-2という大勝を引き寄せることになった。

 どちらも再開初戦に敗れた同士で、どちらも4-2-3-1と言える布陣をとる磐田とF東京。ただ、チームとしての危機感は磐田のほうが強く、本来スロースターターの磐田が、今年いちばんの蒸し暑さの中でキックオフ直後から精力的に動き、主導権を握った。
 また、同じようなシステムでも前線の動き方はかなり違っていた。F東京は両サイドの石川(右)と鈴木規(左)が左右に張って、それほど大きくポジショニングを変えないのに対して、磐田の太田(右)と西(左)は、自由に中に入っていき、サイドの入れ替えも頻繁に行なう。その2人をつかまえるのに、F東京の守備陣は手を焼いた。F東京のサイドバックが彼らについて中に絞れば、その外のスペースに磐田のサイドバックが上がってくる。それを警戒してF東京のサイドバックが外を固めると、今度は西や太田が前を向いてボールを持てるようになり、ドリブルやパスで仕掛けてくる。
「(磐田の前線の)動き方がすごく徹底していた。それで、(サイドバックも)つききれなかったと思うし、ついていったら外を使われるし。ボランチのパラナをフリーにしてしまうことも多く、常に後手後手になっていた」(茂庭)。F東京の本来の形である、全体をコンパクトにして中盤で厳しくプレスをかける形を作れなかったことも、磐田の勢いを助長した。立ち上がりで押し込まれ、その後もコンパクトにしきれないままズルズルといってしまったことは、ベテランの金沢も認めるところだ。
 そんな流れの中で、磐田が徐々にF東京ゴールに迫っていき、20分にCKの2次攻撃から太田が見事にコントロールされたミドルシュートを左から決め、磐田が先制点を奪った。この時間帯でF東京は少しずつ立て直しかけていたが、これで流れがまた磐田に戻る。39分にも右に流れた西のクロスから前田が決定的なヘディングシュートを放つが、これはわずかに左に外れた。

 1-0で折り返した後半は、F東京も立ち上がりから積極的に仕掛け、前がかりに攻めていったが、磐田のカウンター気味の逆襲を何度か受けてリズムに乗りきれない。やがて、中盤でのプレッシャーも緩み、DFラインもズルズルと下がってバイタルエリアにスペースができ始める。19分には、そのスペースでボールを受けたマルキーニョスパラナに豪快な右足ミドルシュートを決められて、F東京の選手たちは少しがっくり来てしまったようだ。
 23分には、磐田の左サイドバック・上田が多少ラッキーな形で決めて、3-0。その4分後には、カウンターからの太田の右クロスをファーサイドの前田が頭で折り返し、そこに飛び込んだ成岡がボレーで決めるというきれいなゴールで4点目。さらに39分には、それまでチャンスを逃していた前田が、個人技で5点目を決めてダメを押した。
 先に疲労が目立ったのは、前半から激しく動いた磐田の攻撃陣ではなく、それによって後手後手の対応を余儀なくされたF東京の守備陣だったことは、この試合をよく象徴する部分。「自分たちがボールを持っていれば動きやすいし、疲れも少ない」(上田)という言葉通り、試合の入り方が悪かった前節の反省を踏まえて、相当な気合いを入れてキックオフに臨んだことが、磐田に好循環をもたらした。
 その後、厳しい暑さの中で磐田の選手たちにも集中の緩みが生じ、F東京も意地を見せて2点を返したが(いずれも後半44分)、5点差はいかんともしがたかった。

 前節は0-4で敗れたかと思えば、今節は5-2の大勝。今の磐田はなかなか安定した戦いができない状況になっているが、この試合での流動的かつ速さのある攻撃を見るかぎり、持っているポテンシャルの高さは十分に確認できた。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着