8月15日(水) 2007 J1リーグ戦 第20節
大宮 1 - 3 神戸 (19:00/駒場/6,440人)
得点者:'20 吉原宏太(大宮)、'30 レアンドロ(神戸)、'73 レアンドロ(神戸)、'88 大久保嘉人(神戸)
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大宮にとっては上昇の兆しが見えたかに思えた前節清水戦だったが、物事は一朝一夕では変わらないようだ。佐久間監督就任後初のホーム戦、お盆休みをとられていた方も多かったようで、駒場には平日としては少なくない6,440人が詰め掛けた。通常の平日開催の試合に比べ、オレンジのユニフォームを来て来場した子供たちの数も多かった。その彼らに勝利をささげることはかなわなかった。だが、千葉、大分もそろって敗れているため勝ち点差を広げられることがなかったのが不幸中の幸いかもしれない。
良くないのは、前節と同じようなパターンでの失点だ。先制からわずか10分後には失点、その後はペースを失った。この日はその失点もセットプレーからだっただけに悔やまれる。後半に入りさらに失点したところで前がかりになり、神戸の持ち味であるカウンターにはまる。「意地でも守らないと」と吉原宏太は表現する。ちなみに、前節は5分に先制し、守りきったのはわずかに5分。「先制直後の時間帯が難しい時間であることは間違いないが、それでもほかのチャンスは決めないとこうなる」とベンチで見ていた前半の印象を語る島田裕介。圧倒された1−3ではなく、自分たちで勝利を遠ざけていったかにも見えるだけに悔しい敗戦だ。
立ち上がりは4-4-2で入った大宮。試合前からわかっていたのは、『神戸のカウンターの鋭さ』だったと指揮官は話す。そこでデニスマルケスを含め、そのボールの出所までケアすべく守備を徹底させた。20分に先制する前の13分にも得点を匂わせるチャンスが到来。藤本主税からのスルーパスに吉原宏太がダイレクトシュートを放つが「あのシーンがあったからこそ、先制のシーンは落ち着けた」と吉原は振り返っている。そして。その20分の先制のシーン、中盤での守備からデニス・マルケスがドリブルで運び、吉原へスルーパス。GKとの一対一を「少し浮かせて打とうと思った」と冷静な判断で2戦連続ゴールとなった。
だがこの後、『なんとなく守勢にまわる大宮』、『勢いを増す神戸』という図式がくっきりしてくる。近藤祐介、レアンドロのスピードに苦しめられ始める。30分の失点はそのカウンターからのコーナーキック、最後はレアンドロに押し込まれる。大宮は同点に追いつかれ、試合を折り返すことになる。
後半に入り、勢いを取り戻すべく前線のシステムを変えて4-3-3にして試合に入る。中盤でのパスワークから相手ゴールに襲い掛かろうとするが「後半にも耐えられたからこそ勝てた」と松田監督に振り返らせてしまうように、あと一歩のところで決められない。後半4分には藤本から小林大のヘディング、13分にはコーナーキックからの流れの中から小林大のクロスにレアンドロ、など決めておかなくてはならないシーンが続いた。
後半28分の失点はミスで奪われたところから。大久保がディフェンダーをひきつけだしたところにレアンドロが走りこみ2点目。この後大宮は、パワープレーに出るが、逆に相手カウンターを狙われてしまい、最後は試合終了間際にPKから失点、1-3で敗れた。
この試合で神戸は2連勝、順位は10位で変わらないがアウェイでの勝利でひとつ波にのったことは間違いない。大宮にとっては、痛いホームでの黒星。だが、次節もホームでの戦いが続くだけに、すばやい切り替えで次に臨みたい。幸いにもデニスマルケスの加入によって、この日の得点のようにパターンが確立しつつある。さらにそれを確実にすること、そしてミスの続く、本来はこのチームの持ち味である守備の再確認が急務だ。
以上
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