8月19日(日) 2007 J1リーグ戦 第21節
神戸 0 - 1 新潟 (19:05/神戸ユ/9,116人)
得点者:'12 マルシオリシャルデス(新潟)
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日中の暑さで高まった温度を冷やすかのように、キックオフ直前になって、雷、そして雨。気温は一気に下がり、24.4度と、連日の暑さが嘘のような涼しい気候に包まれた神戸ユニバー記念競技場。
ファーストシュートは先日、約1年10ヶ月ぶりに日本代表に選出された神戸MF大久保。遠目から打ったシュートは枠こそとらえたものの、新潟GK北野ががっちりと手中におさめゴールならず。この立ち上がりに魅せたキャプテンの気迫が神戸の今季初となる『3連勝』に繋がるのか、注目の一戦が幕をあける。
両者ともに落ち着きが感じられる立ち上がり。相手の攻撃を警戒して守備意識高く試合に入り、カウンターでの仕掛けで相手ゴールに詰め寄る。
最初に相手のゴールをこじあけたのは新潟。12分。神戸のセットプレーのこぼれ球を拾うと、MFマルシオ・リシャルデスが高速ドリブルで一気に右サイドを攻め上がり、逆サイドのMF坂本へ大きく展開。そのままゴール前に詰め寄った坂本が「ファーサイドに蹴ればチャンスになると思って」中に入れたグラウンダーのパスを、右ポスト前につめたMFマルシオ・リシャルデスが決める。スピードのある、両サイドを広く使った展開で、手数少なく相手ゴールに詰め
寄った新潟のカウンターがピシャリとはまった先制弾。それでも神戸の選手たちは集中を切らさない。攻守に集中力の感じられる展開で、好機をうかがう様子が見て取れる。
そんな中、絶好のチャンスが神戸に生まれる。25分、MFボッティのオーバーヘットシュートがゴール前に転がり、すかさずMF大久保が詰めたところで、相手DFがたまらずファウル。 PKのチャンスを得たのだ。キッカーに立ったのはもちろん、MF大久保。だが、前節でもPKを決めたエースの放ったシュートはコースが甘く、無情にも新潟GK北野によって弾き出されてしまう。これによって0-1と新潟リードのまま試合が進み、前半を折り返す。
前半の間中、空に何度も稲妻が走っていたこともあり、ハーフタイムに予定されていた花火が打ち上げられるか心配されたが、無事決行。夏の夜空に色とりどりの花火が打ち上げられ、スタジアムを盛り上げる。この花火同様に、神戸攻撃陣の爆発が見られるのか。勝負の後半が幕を明ける。
両者ともにメンバー交代なく迎えた後半だったが、先に手を打ったのは神戸だった。56分にMF朴に代えてMF田中を、 62分にMF酒井に代えてFW栗原を投入。中盤を1ボランチにして前線の枚数を増やし、攻撃への姿勢を示す。
だが、前半から DFラインを中心に安定した守備力を示していた新潟が慌てる様子はない。前線からのプレッシャーを怠らず、神戸に決定的なラストパスを送り込ませない守備意識の高さが光る。いつもより攻撃の仕掛けは少なくも感じるが、アウェイ戦で1点リードの状況もあってだろう。 リスクを冒さず、奪った先制弾を守り切ろうと、手堅くゲームを進めていく。
その堅守をいかにこじ開けるか。神戸に突きつけられた課題は明らかだったが、枚数をかけた攻撃も、終盤、再三にわたるセットプレーのチャンスも新潟の砦を崩すに至らない。88分にはFW栗原に代えて高さのあるFW土井を投入し、パワープレーを試みるも、相手を脅かすことは出来ず。ロスタイムに入ってからも攻めの姿勢こそ見せ続けたが、最後まで新潟のゴールをこじ開けられずに0-1で試合終了。
敗れた神戸も決して内容は悪くはなかったが、少ないチャンスを確実にものにした中でうまく試合を運んだ新潟が、試合巧者ぶりを示しながら勝点3をものにした。
以上
2007.08.20 Reported by 高村美砂
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