今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【U-22日本代表 vs U-22ベトナム代表】アジア最終予選2日前!キャプテン伊野波が負傷離脱。U22日本代表は逆境を跳ね除けることができるのか!?(07.08.21)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■アジア男子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
8月22日(水)20:30/国立
U-22日本代表 vs U-22ベトナム代表
試合速報はこちら
・テレビ中継:テレビ朝日系列にて生中継18:19〜22:30(キリンチャレンジカップ vsカメルーンと2試合連続中継) ・NHK-BSにて生中継20:10〜22:30
★チケット発売中!詳細はこちら
★U-22日本代表に写真で応援メッセージを送ろう!
-----------------

反町ジャパンが相次ぐ逆境に見舞われている。今合宿前にはGK西川周作(大分)が左膝後十字じん帯損傷を負い全治2ヶ月と診断されている。GKでは招集された松井謙弥(磐田)も山本海人(清水)も負傷を抱えて万全ではなく、8/22に出場の可能性が高いのは林彰洋(流通経済大)。だが、彼もユニバーシアード(タイ)から帰国したばかりである上に、最終ラインとコミュニケーションはまだまだ向上の余地ありという状況。

そんな中、試合2日前の20日、伊野波雅彦(F東京)が離脱した。ゲーム形式の8対8の戦術練習時のことだった。攻撃側の平山相太(F東京)がシュートの際、ブロックに入った伊野波と接触。伊野波は左足首を捻挫し、練習を切り上げた。その後、伊野波がケガでチームを離脱、代わりに小林祐三が追加招集されることは正式に発表された。

伊野波の離脱はU22日本代表にとって大きな痛手だ。五輪2次予選の6試合中5試合でキャプテンマークを巻き、3バックの中央を務めてきた。彼自身はこれまでユース代表などでのアジア予選は経験しておらず(ワールドユース直前にユース代表入り。ワールドユースでは出場機会はなかった)、アジアでの戦いそのものが手探り状態だった上に、小学校以来となるキャプテンもこなしてきた。「この年になって初めてで…」と話しながらも、3戦目のシリア戦前には彼が中心になり選手ミーティングも開催。ピッチ内外でキャプテンとして力を発揮しており、最終予選にも強い意欲を見せていたところだった。そんな彼の離脱は、本人にとって無念であるだけでなくチームにとっても大きな痛手。青山直晃(清水)、水本裕貴(千葉)との3バックも安定感を見せていただけに、代役にも大きな負担がかかる。ここは、指揮官の腕の見せ所となりそうだ。

20日の練習は、伊野波離脱後も続いた。縦を約40メートルに設定し、両方にGKも入れた形で9対9のゲーム形式。途中、反町監督が細かく止めて、連携を確認しながら行った。
メンバー
青山直晃(清水)、細貝萌(浦和)、水本裕貴(千葉)、水野晃樹(千葉)、安田理大(G大阪)、柏木陽介(広島)、岡崎慎司(清水)、李忠成(柏)
上田康太(磐田)、本田拓也(法政大)、井原コーチ、本田圭佑(名古屋)、内田篤人(鹿島)、梶山陽平(F東京)、家長昭博(G大阪)、平山相太(F東京)
の2チームに分かれた。この練習を見る限り、伊野波の代役は細貝が務める可能性が高いと思われる。内田のクロスに平山が頭で合わせる場面が数度見られ、指揮官からも「いいじゃない!」などと声が上がった。
その後は、通常通りのシュート練習。クロスに対し入り、こぼれ球への反応、ミドルシュートなどを組み合わせた複合的なもの。その後は個人練習を行い終了した。

試合前には3日しか時間がなく、初日はJリーグの試合翌日だったため、この日が質、量ともにもっとも充実させることができる日だった。時間的には90分ほど行ったが、今日は何よりも伊野波の穴をどう埋めるかに気をとられてしまった印象だ。「いくつか試してきたパターンもあるから、大丈夫だと思う」と本田拓は話したが、パターンはそう多くはない。この日の戦術練習を見る限り、本田拓が最終ラインに入るパターンもありそうだが、そうすると今度は守備のできるボランチがいなくなる。「後ろができる選手があまりいない」と反町監督が話す苦しい台所事情が見えた。

「相手は速い攻撃が特徴。守りき切っていかに攻めるか」と本田圭はベトナム戦を展望していたが、その守備の要を失ったU22日本代表。この逆境を乗り越えられるか。


以上

2007.08.21 Reported by 了戒美子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着