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【J1:第23節 G大阪 vs 鹿島 プレビュー】勝点3差で競り合う両者の上位決戦は金沢で開催!!(07.08.29)

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8月29日(水)J1 第23節 G大阪 vs 鹿島(19:00KICK OFF/金沢)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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 ガンバ大阪にとっては今年で10回目となる石川県金沢市でのホーム開催。今年は、勝点3差で迫りくる3位・鹿島を迎える。ここ3試合白星がないことで、首位・浦和との勝点差は4。3位・鹿島にも勝点差を縮められているだけに、是が非でも負けられない一戦だ。

前節復帰を果たし、ゴールを決めたFWマグノアウベスの再離脱は痛いが、層の厚さを誇るG大阪のこと。苦しい状況の時ほどチーム一丸となった戦いで意地を見せてくれるはず。再度、互いの気持ちを確認し合うべく、27日の練習前には全体ミーティングの後、選手だけのミーティングを行った。「一人一人思っていることを口にして、それをみんなで共有するといういい時間になった」とDF山口。「僕からも、春先、4バックに取り組みたての頃は初めて望む不安などもあり、一つ一つのプレーが緻密に行われていたけど、時間が経ち、慣れも出て来た中で曖昧になっている部分があったので、そこを全体で再度確認し合いながらやっていこうと言った。頭を重くし過ぎる必要はないけど、ここが正念場なのは確かですからね。自分たちのサッカーを信じて、仲間を信じてやっていく」と話したように、選手たちは互いの気持ちを確認し合う中で、再び結束を強めた様子。それは選手たちのすっきりとした明るい表情からも見て取れた。

 ただ、そうしたメンタル面に加え、プレー的にもここ数試合の反省は活かさなければいけない。例えば、個の運動量。人とボールが速く動くサッカーがG大阪の真骨頂だが、ここ数試合は代表戦、夏の連戦での疲れもあってか、全体的に運動量の低下が目立ち、それが攻撃サッカーのブレーキにもなっている。また前節川崎F戦では、疲労による集中力の低下からか、珍しく中盤でのミスが目立ったのも自分たちを苦しめる結果となった。と考えるなら、今節ではまず、いかに集中して試合に入り、個がハードワークを欠かさずに90分戦い抜けるかが勝負の分かれ目。また、浦和戦も川崎F戦も相手に先制を許して追いかける展開となったが、試合巧者の相手に与える先制点は、特にその後の戦いに大きく影響を及ぼす。それは鹿島戦でも同じことが言えるだけに、まずは個の守備意識を徹底した上で、鹿島の守備陣に揺さぶりをかけたい。

 注目は先発復帰が濃厚なFW播戸。彼の持ち味ともいえるゴールへの気迫、勝負に対する強いメンタリティは、停滞ムードが漂うG大阪の雰囲気を一変できるプラスアルファの力を備えている。それは本人も自覚するところで「自分らしさでもある気持ちの部分で引っ張りたい」と播戸。それがゴールという形で実現されれば、チームも勢いづくこと間違いない。前節は出場停止だった鬱憤を晴らすはらすべく、ピッチを暴れ回ってほしい。

 対する鹿島は中断明けの4試合を4連勝。一時は上位2チームと開きのあった勝点も一気に縮め、完全に優勝争いに参戦してきた。その好調を支えるのがMF小笠原をはじめ、ケガから復帰のDFファボンやFW柳沢だ。もちろん、オズワルド・オリヴェイラ監督の意図するサッカーが、時間をかけながら成熟をみせてきたこともあるが、守備、中盤、攻撃と各ポジションに主軸を取り戻したことで、攻守のバランスに安定感が感じられ、前半戦は今一つ元気のなかった攻撃面に迫力も見られる。特にMF小笠原を起点に、個がしっかりとポゼッションしながらボールを動かしゴールに詰め寄る様は、迫力十分。G大阪の守備陣にとっては脅威となるだろう。

 このように、攻守においてJリーグ屈指の完成度の高さを誇る両チームだけに、わずかなミスさえ命取りになるような緊迫した試合が展開されることが予測される上位決戦。過去3年鹿島とのホーム戦では負けていないG大阪が、息を吹き返すべく勝利をものにするのか。連勝中の鹿島が05年以来となるリーグ5連勝を飾るのか。暑い夏にも負けない、熱い90分になりそうだ。

以上

2007.08.28 Reported by 高村美砂
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