今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第23節 大宮 vs 柏 プレビュー】そろそろ欲しい、佐久間体制での初白星!大宮はホームに柏を迎え撃つ(07.08.29)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月29日(水)J1 第23節 大宮 vs 柏(19:00KICK OFF/駒場)
-ゲームサマリーはこちら-

-勝敗予想ゲーム!J1グランプリ投票締切迫る!水曜19時まで!-
- JウイイレCC最新作によるシミュレーションプレビューは「動画を見る」をクリック!
※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
----------

J1リーグ戦の中断期間が終了する直前に行われた、突然の監督交代からはや3週間強。大宮は既に4試合を経過しているが、1分3敗と白星をつかむことが出来ていない。ここで結果を出すしかない、そんな思いの伝わる交代劇だっただけに、早期の結果が必須であった。8月の最終節、スタジアムを訪れる子供たちにとっては夏休み最後の試合で大宮は意地を見せられるだろうか。

大宮のこの4試合を振り返ってみると、前半の2試合ではそれなりの手ごたえが得られていたはずだ。まず、清水戦ではデニス マルケスが前線で時間をつくれることがいかに中盤の上がりを助けるか、彼のドリブルがいかに相手の脅威になるかを実感した。昨年のチーム内得点王・小林大悟も復活の兆しを見せる直接フリーキックを見せ、明るいドローに見えた。次の神戸戦では、中盤でのディフェンスからデニス マルケスのドリブル→吉原宏太という形で先制。1−3で敗れはしたが、チームとして得点のパターンが確立できそうな、そんなにおいを漂わせる得点は悪くはなかった。
だが続く鹿島戦、PKによってではあるがデニス マルケスの加入後初得点で90分過ぎまでドローで持ちこたえたものの、最後の最後に相手の執念のようなゴールによって試合をひっくりかえされる。どこかおっかなびっくりな寄せの甘さ。奪ったら攻めるという意思統一のなさ。引き分けでよしとしたのか…。相手のレベル云々よりも、何が何でも勝利をという気持ちを見たかった。そして、前節はアウェイではあるが名古屋に大敗。運に見放された感もあった試合ではあるが、5失点で無得点。ダメージはある。

今節の柏戦で見せてほしいのは、何よりも意地ではないか。勝つんだという意地、そして1点でも多く取るんだという強い執念のような意志。連敗の原因をメンタルに求めるのは簡単すぎるかもしれない。だが、この4試合、何よりも相手に劣るように見えたのはその部分だ。先制してほっと一息ついてしまう。最後はドローでも、というサッカーを見せる。相次ぐ失点に、空中分解する。それでは自分たちで勝利を手放しているようなものだ。藤本、波戸らベテラン勢が軒並み「気持ち」を強調するのは、それがいかに試合を左右するものか知っているからだろう。

対戦する柏には、前回(6/9)はアウェイ柏の葉で0-0の引き分け。現在は勝点36で7位につける手ごわい存在だ。中断明けの試合で浦和に引き分け、その後は3連勝。「うーん、なんか勝てる気がするんだよね」と選手が話すように、何よりも無失点での3連勝には手ごたえを感じているよう。こじ開けるのは容易ではなさそうだ。その堅守を支えるのは「うちには神がいるけんね」と石崎信弘監督が冗談めかすGK南雄太だ。彼のファインセーブで幾度救われているか、とディフェンス陣は感謝を口にする。ただ、3試合連続得点している柏の攻撃の軸であるフランサは今節出場停止。これが大宮にとって大きな救いになるといいが、「フランサがいないから大丈夫と言わせたくない」と李忠成ら攻撃陣は気を吐く。このところの守備の安定に加え、両サイドを使い人数をかけた攻撃を仕掛ける柏。それが後半に入っても途切れないことは、前節で試合終盤(78分)になっての得点でもよくわかる。集中力を途切れさせては、流れが相手に傾くだろう。大宮もゲームキャプテンをつとめる藤本主税が出場停止のため、チーム全体で留意する必要がありそうだ。

「熱い試合をします」。数節前、確か吉原宏太がそんなことを言っている。だが、その後そんな試合を見せてもらった記憶がない。まずは、熱い試合を、そして勝利を。夏休みの思い出にさせてほしい。


以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着