■Ｊリーグ公式サイト「サントリー×Jリーグ スポーツクリニック >>
- 今後の開催日程 -
[ in 熊本 ]　9月30日（日） 参加者募集中！（9/9まで）
[ in 横浜 ]　10月20日（土）
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Ｊリーグとサントリーの共同企画としてスタートした『サントリー×Ｊリーグスポーツクリニック』。
今年に入って５回目、通算24回目となる今回は県立カシマサッカースタジアムで開催され、参加した182名の子ども達が元気いっぱいに芝生の上でスポーツを楽しんだ。

この日の鹿島は見事な快晴。普段は入ることができないスタジアムのピッチで思いっきり遊べるということで、参加した子ども達も少し興奮気味。カシマスタジアムのピッチは最高の状態でフカフカの芝生の上で寝転がっている子も見られた。

今回、子ども達と一緒にクリニックに参加したのは、鹿島アントラーズ、サントリー サンゴリアス（ラグビー トップリーグ）、サントリー サンバーズ（バレーボール Ｖリーグ）から３競技にわたるコーチ・選手のみなさん。そしてゲストコーチに、先日引退試合を行った元鹿島アントラーズの本田泰人さんと、小倉隆史（ＪリーグＯＢ選手）さんが参加。特に今回は鹿島での開催ということで、サンゴリアスからは茨城県出身の栗原徹選手と高野貴司選手、サンバーズからは坂本雄一郎選手も参加した。

まず、参加者全員で記念撮影をしたあと、１〜６年生まで６つの班に分かれてさっそくクリニックを開始した。
最初のスポーツはバレーボール。トスやアンダーパスの練習をしたあと、バレーの醍醐味であるスパイクの練習に入る。棒から糸を垂らした先にボールをつけた特製の練習具でチャレンジ。最初はタイミングが取れなくてボールをうまく叩けなかったり、勢いをつけすぎてボールを叩いたあとにネットに激突していた子ども達も、コーチのみなさんの指導もあって徐々にうまくアタックできるようになっていく。

次に行ったのはラグビー。円になってパスの練習をしたあと、３チームに分かれてゲームを始める。まず３チームが三角形の角に立ち、そこを自分たちの陣地にする。そして三角形の真ん中に５個のボールを置き、チームの中からひとりずつ順番に走ってボールをひとつずつ陣地に持って帰るというゲーム。他の２チームが集めたボールも奪うことができ、どのチームがいちばん早く３つのボールを集められるかを競った。勝ったチームも負けたチームもこのゲームには大喜び。みんなとっても楽しそうだった。

ここで休憩を挟んだあと、デモンストレーション。各スポーツの選手たちがそれぞれの技を披露した。
どよめきが大きかったのはサンバーズの選手が、バレーのスパイクでＰＫに挑戦した場面。ゴールにはアントラーズのゴールキーパー首藤慎一選手と杉山哲選手が入ったが、スパイクのスピードとコントロールの正確性に一歩も動けず。これにはピッチの外で我が子を見守っていたご家族のみなさんからも驚きの声があがっていた。
ラグビーのデモンストレーションではサンゴリアスの選手たちがパスとタックルを披露。子ども達の目の前で迫力あるプレーを見せてくれた。
サッカーでは小倉さんと本田さんがフリーキックに挑戦。子ども達の声援を受け、本田選手はゴール右隅に見事なゴールを決めたが、小倉さんは大きく外してしまう。ただ、そこは豪快なシュートが持ち味だった小倉さん。デモンストレーションが終わった直後に自らもう一度シュートを披露。現役時代を彷彿とさせる素晴らしいゴールを決め、子ども達から歓声を浴びていた。

最後にサッカーのクリニック。１列になってドリブルの練習をしたあと、ミニゲームで汗を流す。出番を待ってる間も夢中になってリフティングをする子がいたり、コーチを務めてくれたサントリーの選手たちと遊ぶ子がいたり、子ども達の笑顔があちこちで見られた。

「もう終わりだよ、ざんねん」という声も聞こえる中、楽しいクリニックはあっという間に終了。
スタジアムから出るときは参加した選手・コーチのみなさんとハイタッチをしてお別れ。暑い中でのクリニックだったが、子ども達は最後まで元気いっぱいにはしゃいでいた。

実際にＪリーグの試合が行われるスタジアムの芝生の上でおもいっきりスポーツを楽しんだ子ども達。転んでも、失敗しても、気持ち良さそうに笑顔をみせる姿が印象的だった。これからも一人でも多くの子ども達にそうした体験をしてもらいたい、そんな思いでサントリー×Ｊリーグスポーツクリニックは続いていく。

以上

2007.08.28 Reported by 田中 滋