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【J2:第37節 山形 vs C大阪 プレビュー】ホーム山形は精度を増したゴール前のプレーで、ブレイク期間を経たC大阪はサイドからのクロスで勝機をつかむ!(07.08.30)

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8月30日(木)J2 第37節 山形 vs C大阪(19:00KICK OFF/NDスタ)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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 7位・C大阪と9位・山形。J1昇格を実現するために、最低限たどり着きたい3位・福岡との勝ち点差はそれぞれ7と13。距離は違うが、ここからの試合で勝点を落としたくない思いは共通のものだろう。熾烈な星の潰し合いが続くなか、両チームが8月最後のゲームを戦う。

 山形は8月に入り、1分け3敗。しかも、ここ2試合は無得点に終わっている。前節はホームに首位・札幌を迎え、立ち上がりこそ、セカンドボールに競り勝つプランどおりの試合運びでチャンスをつくったが、一本のパスでラインを割られ失点。後半にはPKを獲得し、終盤には追い上げムードもつくったが、ついに追いつくことはできなかった。

 ただし、攻撃面で希望を感じさせる兆候もある。宮沢や途中出場の佐々木が、スペースを狙って走り込むシーンや、FW横山に合わせたクロスが飛ぶシーンが何度も見られるなど、ほぼ毎日取り入れているゴール前のトレーニングが形になりつつある。ここ数日、数人が絡んでシュートで終わる形でも、これまで以上にスピード感と正確さが備わってきた。得点力アップへ向け継続してきたことが結実し始めるのは、次の試合ではないか。そんな期待を抱かせる充実したトレーニングが、中3日で行なわれていた。

 今節で対戦するC大阪に対しても、今シーズンの過去2戦から苦手意識は持っていない。第1クールでは途中から投入された佐々木のクロスに臼井がヘディングで押し込み、試合終了間際に劇的な勝ち越しゴールを決めた。森島康のヘディングでゴールを割られ0−1と敗れた第2クールでも、中央を閉じてボールをサイドへ追い込む連動した守備がほぼ90分間できていた。「セレッソは基本的に、くさびからサイド、サイドからクロスに来る。まずはくさびの部分をどう効果的に入れさせないかがポイント」と、樋口監督も守備からゲームをコントロールし、さらに奪った後は攻め切りたい考えだ。

 世界陸上開催の影響で長居、長居第2ともに使えず、福井、鳥取で行なわれたホームゲームを含め、8月に入り移動を伴う試合を4試合続けていたC大阪。
このタイミングで訪れた中10日のブレイク期間は、さまざまなプラス効果をもたらしそうだ。

 2連敗で迎えた前々節は、先制し、前半終了間際で追いつかれた後の後半すぐに突き放す展開で2−1の勝利。「クロスの精度を高め、得点に結びつける、サイドからの攻撃を描いていた。そこがうまくいった」とクルピ監督。終盤に鳥栖の猛烈な追い上げに遭ったものの、サイドから高精度のクロスが上がるチームの特長に、小松、森島康のツインタワーを組み合わせたスタイルが効果を発揮した。

 今節はアレー、前田が出場停止。入れ替わるように、宮本とゼ カルロスの出場停止が解けるが、ゼカルロスの負傷が伝えられるなど、やや苦しいメンバー構成を強いられそうだ。その一方で、25日には京都産業大との練習試合が行なわれ、新加入のジェルマーノがボランチで藤本とコンビを組み、約60分間プレーしている。クルピ監督は第2クールのブレイク期間にも、現在の4−4−2に固定し巻き直しの基盤をつくった実績がある。これまで出場機会のなかった選手や少なかった選手が、実戦のなかで連携の密度を高めた成果が見られるのか、注目される。

  上位の猛追が至上命題でありながら勝ちきれず、山形は苦しい時期を迎えているが、振り返れば、C大阪も第16節には11位まで順位を下げながら、盛り返して今のポジションにいる。昇格できるかできないかを決めるのは、戦った結果、厳然と示される数字のみ。あきらめない2チームだからこそのバトルは、きっとあるはずだ。

以上

2007.08.29 Reported by 佐藤円
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