9月30日(日) 2007 J1リーグ戦 第27節
千葉 3 - 2 F東京 (19:02/フクアリ/15,346人)
得点者:'9 新居辰基(千葉)、'30 工藤浩平(千葉)、'60 水野晃樹(千葉)、'68 今野泰幸(F東京)、'77 ルーカス(F東京)
----------
第26節終了時で10位のF東京と11位の千葉という中位チーム同士の対戦だが、ともに4連勝中ということもあってか、スタジアムへの一般入場時刻の17時以前にチケットは完売していた。両チームのサポーターは試合前から熱気に満ちた応援を続け、選手たちはその声援に負けない熱いプレーで、試合終了の瞬間までお互いに攻め合う激戦を繰り広げた。
「今日の試合はアグレッシブが合言葉だった」と試合後にMF下村東美が語ったように、千葉は序盤から激しくプレスをかけてボールを奪い、スピーディーな攻撃でF東京ゴールに迫った。9分、MF水野晃樹のロングパスをFW巻誠一郎がF東京のDFと競り合いながらヘッドで落とす。これを拾ったFW新居辰基がドリブル突破を図り、MF工藤浩平のランニングによってF東京のDFとDFの間が空いたのを見逃さずシュート。グラウンダーのボールがゴール右隅に転がり込んで、千葉が先制点をゲットした。
先制点でさらに勢いを増した千葉は、30分に追加点を奪う。ペナルティエリアの右サイドからMF佐藤勇人が上げたボールを新居とF東京のDFが競り合い、落ちたボールを工藤がシュート。「巻と工藤との距離を意識してプレーした」(新居)ことで生まれた千葉の連続得点だった。
前半は何度か鋭いサイド攻撃を見せたが、千葉の出足のよさもあってコントロールするところを狙われ、ボールを奪われがちだったF東京。後半開始から猛攻を仕掛け、51分に両サイドハーフのMF石川直宏とMF栗澤僚一をFWリチェーリとMF鈴木規郎に代えて、打開を図った。
リチェーリのドリブル突破は特に効果的だったが、F東京がゴールを奪う前に、千葉は新居の突破でPKを得る。60分、水野がPKを決め、3−0にリードを広げた千葉は、リチェーリ対策にDF池田昇平を入れた。だが、新居を下げて1トップにしたこととF東京の勢いに押されたことで、千葉は前線でのボール保持が厳しくなった。
68分、F東京はFKからの流れでDF徳永悠平が入れたクロスボールをDF茂庭照幸がヘッドでつなぎ、MF今野泰幸がヘディングシュートで得点。77分にはMF福西崇史が倒されて得たPKをFWルーカスが決め、ついに1点差に迫った。その後も怒涛の攻撃を仕掛けるF東京に対し、千葉はFW青木孝太を入れて前へ出ようとした。試合後に「粘りが売りですから」と話した青木は体を張って前線でボールキープしようとしたが、F東京の勢いを千葉は抑えきれず、試合終了間際まで何度も得点機を作られてヒヤリとさせられた。
後半は千葉を圧倒したF東京だったが、前半に攻守で後手を踏み、後半は決定力を欠いたことが響いた。だが、今節の今野と福西のように前線の選手以外も得点に絡める連動性、相手ゴールに迫る攻撃のスピードとパワーは、今後も対戦相手の脅威となるだろう。
一方、2001年以来の5連勝を達成した千葉は、相手に攻め勝つスタイルが復活。「前回の対戦ではボールを回すところを狙われたので、それを考えてロングパスを入れた。巻さんが競り勝ってくれた」(DF水本裕貴)という攻撃は、相手と状況に対応できる成長を見せた。守備面ではF東京の反撃をいなせるだけの老獪さはまだ身につけられていないが、相手より1点だけでも多く得点して勝てるのであれば、今はそれで十分だ。
以上
2007.10.01 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第27節 千葉 vs F東京 レポート】後半のF東京の猛攻をなんとかしのぎ、アグレッシブなプレーで攻め勝った千葉が5連勝を達成(07.10.01)















