10月27日（土） 2007 J1リーグ戦 第30節
清水 3 - 1 Ｇ大阪　（19:03／日本平／15,898人）
得点者：12' 矢島卓郎（清水）、51' フェルナンジーニョ（清水）、62' チョジェジン（清水）、86' 山口智（Ｇ大阪）

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●西野朗監督（Ｇ大阪）：

「キックオフからかなりエスパルスの圧力というか、縦への非常に速い展開に、うちの最終ラインがかなり混乱していたスタートだったので、これはペースを取るには厳しいなと。そういう中で、もっとディフェンスを確立する戦いの中で展開を図れば良かったが、非常に中途半端な形の中で、ビッグチャンスもありながら点が取れなかったというのもペースを取れなかった原因だと思う。エスパルスの堅い守備には手こずった。後半はかなりペースを取ったが、やはり最終的には崩させてくれない状況だった。予想通りの展開というか、堅いディフェンスをどう崩していくかというところだったと思うが、そこをなかなか崩しきれなかった。全体的にテンポがなかなか上がらない展開で、少しフィジカル的にも重いかなという印象を今日は受けた」

Q：フィジカル的にも良くなかったという部分で、考えられる要因は？
「一概にフィジカルだけでは片づけられないと思うが、加地やバレー、バレーが入った中での前線のコンビネーションだとか、個々の状態とゲームに対する集中度というか。グループでというところが、なかなかリズムを取りきれない。一人一人のリズムはあるが、それがつながっていかないような展開だった。前半の終盤はかなり上がってきたように思うが、後半はアクセントをつけて（選手を）代えて打開を図ったが、それぞれのコンディションというか、見切りでやったところもあったので、そのへんかなとも思う」

Q：清水がどう出てくるかという面で、想定外の部分はありましたか。
「予想はしていた。矢島やチョに対するロングフィードを多用しながら、ある程度最初はカウンターを狙う形で、とにかくバランスを崩さないで戦っているなという感じがした。シンプルな展開に対応できなかったところがある。うちも少しプレスが前から効かなかったということと、最終ラインのラインコントロールがあいまいだったという序盤だったと思う」

Q：明日試合のある浦和に、勝ってプレッシャーをかけたかったと思うが、この1敗はどのようにとらえていますか。
「厳しいですね、もう。と思っています。レッズの今の状況を考えても、今日みたいなゲームをやってはいけないと思う。ここは上位の我慢比べであったと思う。今日プレッシャーをかけられれば、ガンバにもチャンスがあったかもしれません」

Q：前節でマグノと播戸の2トップが機能したと思うが、そこであえてバレーを投入した狙いと、今日の2トップの評価は？
「バレーが予想以上に良くなかった。機能しなかった。フィジカル的には悪くはないと思ったが、ほとんどコンビネーションもなかったし、彼自身も躍動感というか、動きの幅だとか量も少なかったと思う」

Q：来週はナビスコカップの決勝も控えているが、今日の試合内容が影響する部分は？
「このままでは良くない。1週間で立て直したいと思うし、全員で切り換えていく策を考えていきたい」

Q：リーグ戦残り4試合の戦いに向けて、今後どんなところがキーになるか？
「まずはナビスコカップに集中したい」


以上