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【第87回天皇杯4回戦 大宮 vs 横浜FC】プレビュー:1週前、豪雨の下で対戦したばかりの2チームが再び激突。良好なピッチコンディションの下での好ゲームが期待される。(07.11.03)

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11月4日(日)第87回天皇杯4回戦 大宮 vs 横浜FC(13:00KICK OFF/富山)
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およそ1週間前に三ツ沢で行われたJ1・第30節と同じ顔合わせとなるこの一戦。その10月27日のゲームは、台風20号による強い風雨の影響で、特に後半はロングボールを蹴り合う以外に選択肢がない、という状況になってしまった。結果は、前半に得点した大宮が1−0で逃げ切り勝利したが、いみじくも大宮・佐久間監督が「今日は天候がすべて」と語ったように、ピッチのコンディションがよくなれば、内容・結果ともに違ったものになることは十分に考えられる。

この天皇杯4回戦でまず気になるのは、大宮のメンバーがどのようなものになるかということだろう。J1残留争いの真っ只中にいる大宮としては、天皇杯では主力を温存するのも作戦のうちだ。事実、10月27日の試合後の会見で佐久間監督が「横浜FCを分析すると、左サイド、つまりウチの右サイドの対面がややウイークポイントか」などと、横浜FC対策を明かしてしまっているところを見ると、この天皇杯への意識があまり高くないことは類推できる。ただ、今後、1週間に1試合という理想的な日程が続くということもあり、選手の疲労などについては、さほど神経質になる必要はないのかもしれない。逆に、ここで試合に出なかった選手にしてみれば、次のゲームは11月11日とやや間隔が空いてしまい、試合勘に悪影響が生じるおそれがある。大宮の先発メンバーがどうなるかということは、最初の見どころの一つだろう。たとえば、10月31日に30歳の誕生日を迎えたばかりの藤本主税の出場はあるだろうか。

横浜FCは、この試合について、特に大宮対策を行うのではなく、新たに試している自分たちのやり方を貫くという。この『新たに試している自分たちのやり方』とは、4−5−1というよりは4−3−3に近い布陣で、センターフォワードに三浦知を置き、右ウイングのカタタウは前線に張ってボールを待つが、左サイドの選手はウイングというほど高いポジションをとらず、1.5列目と言ったほうがいいやや下がり目の位置に入る変則的なスタイルである。中盤は、アンカーに山口、そしてその前に配置される根占と滝澤が動き回って試合を展開してゆく。

10月31日に行われた静岡産業大学との練習試合では、随所に顔を出してボールをさばき、ゲームをコントロールする滝澤の姿が目立った。その滝澤は「相手云々ではなく、新しいことを試していくつもりです。先週は、ピッチコンディションが悪くて、それができなかったのが残念で、余計にやってやろうという気持ちは強いですね。また大宮とやるわけですが、同じ相手とは思っていません」と語ってくれた。

再三、話にも出てきており、気になる天気の状態だが、試合の行われる4日の予報は、天候は良好で最高気温も15度を上回るなど、暖かな日差しが期待できそうである。会場となる富山県総合運動公園陸上競技場は、アクセスこそ富山駅からバスで約30分とやや不便なものの、3万人収容、電光掲示板を備え、メインスタンドからは立山連峰を望める立派なスタジアムだ。その立山など山間部はちょうど紅葉の見ごろ、さらに3日にはアローズ北陸、YKK APのJFL2チームが富山県内で試合を行う予定で、好天にめぐまれそうな週末、サッカー観戦と小旅行を兼ねて遠征するのも悪くない。また、大宮と横浜FCという関東の2チームの対戦ではあるが、1人でも多くの地元の方に観戦していただきたいものである。

以上
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