11月4日(日)第87回天皇杯4回戦 新潟 vs 鳥栖(13:00KICK OFF/東北電ス)
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天皇杯初戦の新潟は、ほぼベストメンバーで4回戦突破を狙う。左サイドバックに定着しつつある中野洋司にとって、鳥栖は浅からぬ縁のある相手。自らの好調さを表現して、チームに貢献する。
攻撃陣が好調の鳥栖はJ1相手に高いモチベーションで臨む。怖いものなしでぶつかってくる鳥栖に対し、中野は「僕の仕事はまず守備。先に失点すると守られる。いつもよりも慎重になると思う」と話す。リーグ戦では第27節浦和戦から4試合連続でスタメン出場中。うち3試合が左サイドバックと、終盤に来て定位置をつかんだ感がある。第30節磐田戦では1対1の場面を冷静に止めるなど、試合ごとに守備の感覚はさえてきた。
藤田祥史、金信泳の鳥栖のツートップを「一発がある」と警戒する。一方で、「周囲との連係はうまくいっていますから」と自信もみせた。左MFの坂本将貴とは、練習中から細かく言葉を交わす。守備面でのカバー、上がるタイミング。特に守備に関しては「同じことでも、何回も確認する」。簡単にサイドを割らせるシーンは少ない。リーグ戦で感じつつある手ごたえをそのまま、天皇杯に当てはめる。
個人的に「鳥栖とはなんとなく縁はありますね」と言う。佐賀県出身。少年時代、鳥栖の試合は何度も観戦した。筑波大4年のときの天皇杯でも鳥栖と対戦し、0対1で敗れた。飯尾和也、高橋義希、加藤秀典らとは当時、顔を合わせている。
ただ、リベンジという感覚はない。「学生のときは絶対に食ってやろうという感じだった。今は、負けられないという意識の方が強い」。J1のステージにいる立場。それだけに「逆に受け身になってはダメ」と、プライドもチラつかせる。「トーナメントは結果。そこに内容が伴うようにしたい」と確実に初戦をものにするよう、役目を果たす。
挑戦者の立場の鳥栖にとっては、成長している攻撃陣の力を試す絶好の場でもある。リーグ戦前節は京都に3対0で快勝。藤田、金のツートップが球際の強さを見せてゴールを決めたほか、DF加藤がセットプレーから得点。新潟の鈴木淳監督も「いろんな攻めの形がある」と注目する。
新潟はリーグ戦では、タテパスのミスからカウンターに持ち込まれるケースが目立っている。鳥栖が相手のミスをきっちりチャンスにつなげられれば、ゲーム全体の主導権を握りやすくなる。
負けられない新潟と、勝つために捨て身になれる鳥栖。前半、後半の入り方が勝敗を左右する。
以上
2007.11.03 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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