11月4日(日)第87回天皇杯4回戦 名古屋 vs 草津(13:00KICK OFF/瑞穂陸)
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J1第30節、勝てば優勝へ向け大きく前進できた浦和相手に、執念のドローで、行く手を阻んだ名古屋。しかし、順位は16位の広島とは勝点わずか7の13位という、まだまだ予断を許さない状況だ。さらに追い打ちをかけたのが、来季体制の青写真が白紙に戻ったというニュース。こんな中でも、選手たちのモチベーションは落ちることなく、天皇杯へと準備を進めている。なぜなら、今回の天皇杯は、これまで以上に強い思いがあるからだ。今季限りでチームを去るフェルフォーセン監督とともに目指すタイトルは、天皇杯しか残っていない。2年が無駄ではなかったことを、優勝で証明しようとしている。
この勢いをつなげたい名古屋は、天皇杯初戦となるこの試合に向け、連日非公開の厳戒態勢をしき、格下のJ2草津を相手に警戒している様子が伺える。それもそのはず、名古屋が浦和とドローを演じたのと同じように、草津もまた、J2第8節(10月28日)で、この日勝てばJ1昇格に王手がかかる東京Vを相手に、執念のドローを演じていたからだ。しかも、無得点ドローの名古屋と違うのは、2得点でドローに持ち込んだという点。しかも7月に加入したFWカレカが初ゴールというオマケ付。この勢いに、J1食いという「サプライズ」を目論むモチベーションを加えて臨んで来る草津は、警戒しないわけにはいかない相手だ。
そんな草津は、前節の東京V戦で4バック3ボランチという超守備的な布陣で2トップを封じてカウンター攻撃を仕掛け、ロスタイムの同点弾でドローに持ち込んだ。しかし、その前の福岡戦では3−5−2という布陣で福岡のサイド攻撃を封じ、敗れはしたものの1−2の好ゲームを演じている。臨機応変な布陣・戦術で相手の持ち味を消しに行く。こういった戦い方を得意とするところは、名古屋と似ているかもしれない。そこで今回の名古屋だが、浦和戦ではこのところ続いていた4−1−4−1ではなく、吉田、大森、阿部の3バック、ボランチに吉村、サイドは山口、渡邉で、中央に金、本田、そしてFWは中村とヨンセンという、3−5−2の布陣を採用。中央を厚くし、サイドも守備的な選手を入れるという、守備重視の布陣で浦和の攻撃陣を封じた。しかし、今回は警戒しながらも攻撃力はJ1強豪チームほど驚異的とは言えない。そう考えると、サイド攻撃からヨンセンを生かす4バックでフィニッシュを確実に決める形を作ると考えられる。ところが、天皇杯の翌週に行われるJ1第31節磐田戦で金と本田が出場停止となる。そこを考慮すると、天皇杯優勝を目指すとはいえ、J1でこれ以上順位を落とすことができない名古屋にとって、磐田戦に向けた布陣・メンバーで臨むことも否定できない。
ただ、草津のエース高田は9ゴールをマークし、カレカも初ゴールを決めたことで2トップの勢いはある。さらに、カレカの加入でこのところ出場機会が減ったものの、名古屋に在籍していたFW氏原も7ゴールの活躍。FWの層は厚い。またボランチの櫻田、松下も守備だけでなく攻撃にも貢献度は高い。さらに守備ではGK本田征治が、名古屋在籍時代に発揮できなかった守護神の力を古巣に見せるため、全身全霊でゴールを死守するに違いない。守って、守ってカウンター攻撃の草津に対し、浦和戦後「試合はシュート数ではなく、ゴール数で決まるものだ」(フェルフォーセン監督)と決定力に課題が残った名古屋は、どれだけテンポ良くボールをつなぎ、どれだけ早くシュートまで持ち込めるかが、ゴールネットを揺らすポイントとなる。
草津に「サプライズ」を許さないためにも、今季最後のタイトルを手にするためにも、J1チームの実力をみせつけるゲームを期待したい。
以上
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