11月10日(土) 2007 J1リーグ戦 第31節
G大阪 2 - 0 千葉 (16:04/万博/20,044人)
得点者:58' バレー(G大阪)、61' バレー(G大阪)
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試合後、4バックを基本システムとするG大阪がナビスコカップ決勝の後半でとった3バックの布陣でスタートすることを「想定外だった」と話した千葉・アマルオシム監督。理由は「3-5-2できてくれる方がうちにとっては楽だから」。実際、マンツーマンディフェンスを常とする千葉のマークは、相手のシステム変更によって全く混乱を見せることはなかったし、むしろ、マークがはっきりすることでやりやすそうにも見えた。
逆にG大阪はといえば、攻撃はどことなく手詰まりの状況。相手の執拗なマークとがっつり向き合うこととなり、いまひとつパワーが感じられる攻撃が見られない。ただ守備においては、千葉の生命線でもある両サイドからの攻撃をシャットアウト。G大阪のMF橋本が、千葉のMF山岸を、G大阪のDF安田が千葉のMF水野をしっかりと封じ、仕事をさせない。と考えるなら、西野監督がとった3バックからスタートするという今季初めての策は、相手のストロングポイントをまずは徹底して消すためのものだったのだろう。更に言えば、そうして相手のストロングポイントを消し続ける中で相手を消耗させることができれば、いずれは攻撃においてもパワーが示せる、という思いもあったのかもしれない。
実際、スコアレスで迎えた後半は、互いに戦い方を変えた訳でもなかったが、明らかに運動量が低下し、ルーズになるシーンが増えた千葉に対し、地力で勝るG大阪は個のポテンシャルの高さを示しながら前半同様の守備力を徹底する一方で攻撃の勢いを増して行く。
51分にはカウンターからFWマグノアウベスが抜け出し、飛び出したGKを交わして決定的なシュートチャンスを迎える。しかしボールはゴールのわずか左へ。54分にもFWバレーが決定的なシーンを迎えるも、判断が遅く相手DFに詰められて打ち切れない。しかし、ゴールこそないがジワリジワリと千葉のゴールを脅かすシーンが増える。その状況を受け、千葉のアマルオシム監督が動き、56分にはDFジョルジェビッチをDF水本に、FW巻をFWレイナウドにスイッチ。「あのままいくとG大阪に獲られてもおかしくない状態だったこともあり、早めに交代した(アマルオシム監督)」と、嫌なムードを振り払おうとするが、G大阪の勢いは止まらず。
58分にはMF遠藤の左足からの強めのパスをFWバレーが左足で合わせて先制すると、61分にもMF遠藤の縦へのロングパスに合わせて抜け出したFWバレーが落ち着いて千葉DFをかわして追加点。あっという間にG大阪が2点のリードを奪う。
以降、連戦の疲れからか、ややフィジカル面での消耗が感じられたG大阪だったが集中力が切れることはなく。全体的にラインが低くなった状況でも千葉にチャンスらしいチャンスをほとんど与えることのないまま、裏を返せば千葉がG大阪以上のパワーが感じられる攻撃力を示せない中で、2-0で試合終了。千葉のアマルオシム監督を 「うちは持っているものの85%以上を出し切った。他のチームなら勝っていたかもしれないが、今日はG大阪が相手だっただけに結果を出せなかった」といわしめるチーム力を示したG大阪が完 封勝利を飾った。
以上
2007.11.10 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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