11月11日(日) 2007 J2リーグ戦 第49節
京都 2 - 1 山形 (16:05/西京極/10,523人)
得点者:32' 佐々木勇人(山形)、38' アンドレ(京都)、52' オウンゴ−ル(京都)
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第49節、京都が勝点3を積み上げ、仙台が引分けたため京都が3位に順位を上げた。残り3試合、昇格争いはますます激化する。
京都はパウリーニョ、中谷勇介の怪我を受けフォーメーションを変更。田原豊をワントップに、左サイドバックに手島和希を配置。さらに、山形のボランチへ積極的にアプローチをかけられるように、倉貫一毅、石井俊也を前に、斉藤大介をアンカーに配置。
対する山形は、「京都のワンボランチの周りのスペースでポイントを作ろう」と財前宣之を前線に、北村知隆を左サイドに配置した。
序盤、リズムをつかんだのは京都。ディフェンスから早いタイミングで前線に送り込み勝負を仕掛ける。さらに、石井、倉貫の山形ボランチへ積極的にアプローチをかけることで山形にチャンスを作らせなかった。
だが、32分、京都は一瞬の隙をつかれる。山形がFKから、京都GK平井直人がクリアしたこぼれ球を、佐々木勇人が拾い右足を振りぬいて先制点を奪った。
これを受けて京都は倉貫を下げてアンドレを投入。そして、アンドレが期待に応える。
38分、田原が起点になり、右サイドを走る渡邉大剛に送ると、一度はディフェンスに阻まれるも中央に山なりのボールを上げる。そのボールにフリーのアンドレが頭で押し込み、京都は同点に追いつく。
さらに後半早々の52分、京都は逆転に成功する。左CKから角田誠が頭で合わせた。オウンゴールとはなったが角田のゴールといってもいいシュートで、京都が逆転する。
逆転されて攻勢にでる山形。さらに、京都は運動量が落ち、前線からのプレスが緩くなり、山形のポゼッションに後手を踏むようになる。山形の攻撃にラインを下げざるを得ない京都。山形は、68分に臼井が左サイドから、73分には左サイド臼井からのクロスに豊田がシュートを放つが枠を捉えられない。京都も64分、78分と渡邉から途中出場の西野泰正に合わせ山形ゴールに迫るが得点に至らず。両チーム、一進一退を見せる。終盤、京都はさらに押し込まれ、ロスタイムに北村知隆が決定的場面を作られるも、北村が外し試合終了を迎える。
京都が逃げ切って勝点3を積み上げ、順位を上げた。辛勝ではあったが背水の陣の京都にとってこの勝利は昇格に向けての大きな1勝、大きな勝点3となった。
試合後の会見で加藤監督はロングボールを多用したサッカーについて「質が低いとは思わない。サッカーはボールを早く前に入れるのが基本」と信念を話した。昇格に向けて残り3試合、今はサッカーの内容、質を云々するよりも、メンタルの充実で確実に勢いをつけていることに目を向けるべきだろう。
途中交代を余儀なくされた倉貫は「交代は作戦の中で仕方の無いこと。最後、追いつかれずに勝ったし、素直にプラスに考えることが必要でしょ」と語った。斉藤大介も「今は内容よりも結果を重視したい。もう次の試合のことしか考えていません。一日一日を大切にして戦っていきたい」と気持ちを入れ替えた。そして、若い力を充分に出し調子を上げている渡邉大剛も「J1昇格のために何ができるかということを考えてやっています。J1昇格というプレッシャー、そういう状況で試合が出来ることは幸せ。チームもそうだけど、僕自身もJ1に昇格したいと強く思っています。絶対に昇格したいです」と昇格への強い思いを語った。
負ければ昇格の夢が遠のくというプレッシャーの中、今節の勝利で京都は希望をつなげた。次節の相手は2位以内に王手をかけた札幌、しかもアウェイ。だが京都はもう負けられない―。
課題は課題のままでも、今は、ひたすら自分たちのサッカーを信じて戦い切ることが重要だろう。
以上
2007.11.12 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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