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【AFCチャンピオンズリーグ 決勝 第2戦 浦和 vs セパハン】レポート:浦和、遂にアジア王者に! MVP・永井。そしてACL史上初、予選から無敗でのまさに『完全制覇』!!(07.11.15)

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11月14日(水) AFCチャンピオンズリーグ 決勝 第2戦
浦和 2 - 0 セパハン (19:25/埼玉/59,034人)
得点者:22' 永井雄一郎(浦和)、71' 阿部勇樹(浦和)
・NHK BS-1にて11/14 24:10〜録画中継、テレ朝chにて11/18 20:00〜録画中継
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『J最弱』だった浦和が15年の月日を経て、遂にアジア最強の座に輝いた。

くしくも埼玉県民の日、11月14日に埼玉スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ2007決勝第2戦、浦和vsセパハン(イラン)は、浦和がセパハンを2−0で下し、第1戦と合わせ2戦合計3−1で勝利。浦和のみならず日本サッカー界の悲願でもあった、日本勢として初めてのACL制覇という金字塔を打ち立てた。

この日は平日にも関わらず59,034人というJクラブのACL史上最多となる大サポーターが集結。選手入場時には、バックスタンドに初制覇を願う巨大な『★』の人文字を描き、選手の心を奮い立たせた。「WE ARE REDS」の大声援の中、浦和とレッズサポーターのアジア制覇への最後の戦いの火蓋が切って落とされた。

セパハンは圧倒的アウェーの雰囲気に圧倒されたのか、試合開始序盤は第1戦のような勢いがない。守備を固め、ロングボールを入れるだけで攻撃に怖さがなく、浦和が試合をコントロール。前半7分、GKモハマディのビッグセーブで得点には至らなかったが、ポンテのFKに闘莉王が頭で合わせゴールをおびやかすなど、浦和に得点の匂いが漂う。
しかし、10分を過ぎた頃からセパハンが中盤でボールを回し始めると、連戦続きなどの影響で満身創痍の浦和は、身体能力の高い相手からなかなかボールを奪えず、徐々に流れはセパハンに。相手のシュートシーンが目立ち始める。
だがそんな中、浦和に待望の先制点が生まれる。前半22分、ポンテのパスが軽く相手MFに当たり少し行き先を変えると、ボールはほどよくFW永井の前に。不意を突かれた感じとなった相手DFを振り切り、右45度の位置から思い切り右足を振り抜くと、サポーターの想いが乗り移ったボールはGKモハマディの手を弾いてゴールネットへ突き刺さった。サポーターは総立ち、そして普段はクールな永井が揺れるスタンドに向かって吠えた。

こうなるとセパハンも黙ってはいない。前半30分には早くも背番号20エマド・リダに代えて、第1戦で得点を挙げている背番号20カリミを投入。FKやCK、さらにはロングスローを次から次へとゴール前に放り込んでくる。しかし闘莉王を中心としたDF陣が体を張って凌ぎ、前半を1−0のまま終えた。

後半頭からセパハンは背番号30ホセイン・パピを投入し、システムを前半の4−4−2から3−4−3に変えて攻勢を仕掛ける。前線に人数をかけ押し込むセパハンに対し、浦和は一旦ボールを奪うと鋭いカウンターで前掛かりのセパハンに襲い掛かる。
前半より明らかにお互いのチャンスシーンが増える展開を、約6万人のレッズサポーターは、次の1点が浦和に入ることを祈りながら見つめる。
すると、その思いが後半26分遂に結実する。
CKからの流れで、左サイドにいた闘莉王がゴール前中央にクロスを入れると、ワシントンが足で落としたボールを永井がシュート。GKが弾いたところを阿部が頭で押し込んだ。シーズン前、浦和がこのACLを勝ち抜くために獲得した男が、そのアジア王者の座を決定づけた。

その後、スクランブル態勢に入ったセパハンが猛攻を仕掛けるが、浦和イレブンとサポーターの魂がその攻撃をことごとく弾き返し、浦和は遂にその時を迎える。
イルマトフ主審の長い笛が鳴った瞬間、日本初となるACL王者の産声がスタジアムに轟いた。

田中達が、長谷部が、天高く拳を突き上げ、無失点に抑えた鉄壁の3バックが固く抱き合う。ベンチ前にはオジェック監督を中心に歓喜の輪が広がっている。
そしてこの日キャプテを務めた鈴木啓太が優勝トロフィーを高々と掲げると、「WE ARE REDS」の大歓声はいつまでも止むことはなかった。

それにしても見事な優勝だった。予選から12戦負けなしでの優勝はACL史上初。
そして敵地のサポーターをも震え上がらせた熱狂的サポーターとクラブが一体となって勝ち得た浦和の優勝は、アジア中のクラブチームに『サポーターとクラブの繋がりの1つの理想形』を示し、さらに各国クラブチームのACLに対する意識をも向上させたはずだ。この大会、そして今後のアジアサッカーの発展を考える上でも、浦和が優勝した意味は非常に大きい。最後まで見事に戦い抜いたイレブン、チーム関係者そしてレッズサポーターの皆さんに心からの拍手を送りたい。

最後にこれだけはお忘れなく。
浦和の夢には、まだまだ続きがあることを…。


以上
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