11月18日(日)J2 第50節 福岡 vs 徳島(17:00KICK OFF/博多球)
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猛暑が続いた今年。雁の巣球技場には例年以上に強い日差しが降り注ぎ続けた。その反動なのか、秋の気配を充分に楽しむこともなく冬が訪れ、否が応でもシーズンが残り少ないことを感じさせる季節になった。ピッチの上を走る冷たい風が、激しさを増すJ1昇格争いに加わることができなかった悔しさを伴って身に染みる。良くも悪くも、毎年のようにシーズン最後まで緊張感の中で戦ってきた福岡。目標を失って戦うリーグ戦には、ある種の違和感が漂う。
しかし、リーグ戦は終わったわけではない。そしてサッカーが終わったわけでもない。難しい状況に置かれた中で何ができるのか。それが今の福岡に求められている。「目の前の試合で結果を出すことが一番。それぞれが100%の力を発揮して、それぞれの役割を全うすることが大事。どんな状況になっても、勝つために自分がやるべきことをやるという原点に戻らないといけない」(布部陽功)。このままではシーズンは終われない。目標は達成できなかったが、福岡らしい戦いでシーズンを終えることが何よりも大切だ。
幸い、コンディション不良で戦列を離れていたリンコンとチェッコリの復帰は確実で、攻守にわたって2つの役割を課せられている長野聡も好調を維持。出場機会を失っていた山形恭平、柳楽智和らも調子を上げている他、終盤になって本来の力を発揮し始めた城後寿も意欲的にトレーニングを積んでいる。残り3試合をベストメンバーで戦える準備は整った。天皇杯を含めて直近5試合で無得点試合が4試合と点が取れない状況が続いているが、10月24日以来のホームで迎える戦いで攻撃サッカーの復活を期す。
一方、迎える徳島は6勝14分25敗の12位。現在は6試合連続で完封負けが続いている。6連敗は、第27節から喫した8連敗に続くものだ。しかし、チームは確実に進歩の兆しも見せている。第48節のC大阪との対戦では、動きの悪いC大阪に対して前半の主導権を握ると、コンパクトに整理された中盤の守備をベースに対等以上の戦いを見せた。粘り強い守備と、ボールをビルドアップして前へ運ぶ攻撃。自分たちが目指すサッカーの形は見えてきた。
ここまで44試合に出場している丹羽大輝が出場停止のため、メンバー、布陣とも若干の変更を余儀なくされているが、基本的な戦いは変わらないだろう。中盤をコンパクトに保って相手の攻撃を待ち受け、奪ったボールを早めに相手のDFラインの裏側のスペースへ運んでゴールを目指す。ビルドアップの起点になるのは塩川岳人。前線では長谷川太郎がスペースへ飛び出してボールを引き出し、それをスピードのある片岡功二がフォローする。献身的な働きを見せるダ・シルバ、巧みなパスを操る熊林親吾も福岡には厄介な存在だろう。
福岡にとってのポイントは中盤で素早いパス回しができるかどうかにある。最近の試合では足元にパスをつなぐ傾向が顕著だが、これでは守りを固める相手を効果的に崩すことはできず、横パスをさらわれてカウンターを喰らう危険性が増す。実際、同じようなパターンを繰り返して敗れる試合が続いている。スペースを意識しながら、人も、ボールも動くサッカーができるか。それが勝利への最大の鍵になる。
そして徳島には後一歩の力強さ、あと一歩の工夫が求められている。「アタッキングサードでの思い切りの悪さや、工夫のちょっとした遅れや、人の足りなさや、サポートの遅れや、いろんな原因があって、得点できなかったのが、あとあとまで響いた」とは、C大阪戦後の今井雅隆監督(徳島)の言葉だが、いい形になっても、それを広げる力に欠けるのは否めない。チームがレベルアップするためには乗り越えなければいけない壁。その壁に福岡戦でチャレンジすることになる。
以上
2007.11.17 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
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