11月18日(日)J2 第50節 山形 vs 水戸(14:00KICK OFF/NDスタ)
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3月18日、J31クラブのうちもっとも遅いホーム開幕を迎えた山形だが、ホーム最終戦もひと足早く訪れることになった。開幕から守備が機能し、一時はクラブ史上初の首位に立ったエポックメイキングなシーズンだったが、その後の急激な失速で実質的な昇格レースからは早々と脱落。来シーズンはJ1昇格へ10年目のチャレンジとなる。1年でも早いJ1昇格を実現するためにも、目の前のゲームの大切さは言うまでもないが、山形は現在、今シーズン2度目の5連敗、さらに8試合勝利なしと苦戦が続いている。
ただ、その結果から想起されるほど酷いゲームをしているわけではない。11月最初の公式戦となった天皇杯4回戦では、ヤマザキナビスコカップを制したばかりのG大阪を相手に2点を先制。後半に追いつかれ、最後はPK戦で敗れたが、勝利への執念もチームの一体感も決して失われていないことを強烈に示した。それから中3日で迎えた京都戦でも、1−2と敗れはしたが、コンディションでは大きなハンディキャップがあるなかモビリティを惜しまない戦いを最後まで続けている。決定的に足りないのは、ゴール前でのフィニッシュの精度と、競った試合を勝ちきる自信だ。
そのなかで、財前のトップ下起用だ。背景にはFWの得点力が上がらない現状がある苦肉の策という感は否めないが、2トップを縦関係に保ち、タメをつくって攻撃参加の人数を増やす役割を果たしている。財前が相手を引きつけ、フリーになった秋葉が左右にさばいてリズムが生まれるシーンも多くなっている。16日に行われた紅白戦では、トップ下にとどまらず、前線から中盤までを自由に動いてボールを受けるなどさらに流動性を増しているが、この財前を起点に周囲がどれだけ一体感をもって連動できるのか、水戸の守備網の間をどれだけうまく使えるのかが、攻撃ではひとつの大きなポイントとなる。
水戸は前節・愛媛戦の勝利で、12位・徳島との勝点差が1と、第5節以降定位置となっている最下位脱出がいよいよ視界に入っている。残り試合や徳島の状況を考えれば、オーバーテイクのポイントはまさに今節。再び差を広げられる前に一気に抜ききってしまいたい。
愛媛戦ではキックオフ直後に3度ほど訪れた決定的チャンスを逃したことで、先制は後半40分までお預けとなったが、自分たちでゲームのイニシアティブを執ろうというアクションサッカーは、上位チームを相手にしても揺るがないレベルに達しつつある。サイドバックは高い頻度でオーバーラップを仕掛け、ボランチからもゴール前へ積極的に顔を出す。7〜8人のフィールドプレーヤーがハーフウェイラインを越え、ショートパスをつないでの崩しを試みるシーンも常態となった。やはり決定力不足に泣くゲームは多いものの、なすべきことの迷いはなく、チームとしての完成度は非常に高い。
戦い方は前がかりにも見えるが、ボールを奪われれば守備への切り換えはさすがに早いものがある。それぞれが担当のマークを逃さず、小椋やビジュが粘り強い守備でしっかりと時間をつくり、組織を整えている。最近5試合を見ると、鳥栖と湘南には2失点しているが、草津、徳島、愛媛の3チームには無失点でシャットアウトしている。この3つはいずれもここまで総得点では40点以下と低迷しているチームだが、次なるターゲット、45得点の山形をも飲み込み無失点に抑えることで、徳島追撃の確度は大きく上がることになる。
最終節を2節も前倒してのホーム最終戦だが、11月18日の予報は午前中から雨。午後から急激に気温が下がり、夕方には降雪も考えられる寒さになりそうだ。スタンドで凍えたまま帰りたいサポーターは1人もいない。ならば、プロとして何をなすべきかは明白だ。
以上
2007.11.17 Reported by 佐藤円
J’s GOALニュース
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