12月1日(土) 2007 J2リーグ戦 第52節
仙台 2 - 0 徳島 (12:05/ユアスタ/16,716人)
得点者:48' ロペス(仙台)、68' 萬代宏樹(仙台)
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●望月達也監督(仙台):
「ミーティングで選手達とは、最終戦、昇格はなくなってしまったが、最後にサポーターの皆さんも含めて応援してくれている方々のためにも、自分達のためにも、とにかく攻撃的に戦おうと話した。それは守備をやらないということではなく、守備に回っても積極的にボールを奪いにいこうということ。とにかく、最終戦、自分達の一番いい、1年間やってきた全員での攻守、ボールを奪ったら積極的に全員が動いて、ボールを動かすということを、90分やり続けようといった結果が、今日の2-0である。ほかにも沢山チャンスはあったが、1年間言っているような気もするが、決定力は次への課題ということと、選手達の伸びしろであるということで、理解していただきたい。サポーターの方々にもお願いしたが、まだまだ個々もチームも成長段階だと思う。なのでこれを色々な意味で継続していくことが、また次のステップになり、その伸びしろが、J1への道と理解していただければ非常にありがたい」
Q:決定力がシーズン中の課題として挙げられましたが、逆に言えば、決定力が上がれば来季はJ1昇格に近づける、という手応えを感じられたというところでしょうか?
「細かく分析するとその部分だけではないが、今シーズン、第1クールからスタートして、ゴールに向かうアグレッシブな姿勢ということを、皆さんに褒めていただき、自分達も守備から攻撃に移った時の選手の動きやコンビネーション、タイミングも含めて、アグレッシブさ、特に相手のエリアに入っての良さというものが出てきたことが多かった。それは自分達のこれからの武器に十分なると思う。
ただ、シーズンを追うごとに同じ相手と2回目、3回目、4回目とやると研究もされるし、スペースを消されることもある。そうなった時にやっぱり必要なのは、個々の選手のこれからの成長と、グループのコンビネーションの質の向上だ。そこはやはり、サッカーを続けていく上では、もうずっと続くことだと思うし、シーズンを追う毎に少しずつ守備の部分に関しても、意識が行き始めた。特に、リスクのマネジメントも含めて、点の取り合いや、ロスタイムに追いつかれたこと、逃げられたことなどもあったが、選手自身も少しずつ、そういう部分を攻撃とともに充実させようという意識は高くなった。守備の時の共通理解というか、自分達がブロックを組んで、時として入ってこさせてボールを奪う、奪ってから出ていくことの質が高まったからこそ、後半には1-0のゲームを何試合か続けることもできた。だが、あくまでもそれは守備的というよりも、守備になった時も、自分達のスタンスで守備をコントロールすると理解していただいたらありがたい」
Q:終盤に、プレッシャーのかかる中で若さや経験不足が出たことについて、どんな経験が足りなかったと考えますか?
「キャンプからスタッフと話をした時に、昨年の戦力と比較して、誰が何点取ったということも含めながら、今シーズンのフォワードから中盤の選手の合計の得点をはじき出した時、攻撃的に行きたいけれど守備をしっかりしないといけない、という結論になった。当然キャンプの時には攻守両方やるが、守備に一回意識を置いた。なぜかというと、しっかり守備をして攻撃につなげる、守備をアグレッシブにいく為だ。その中で、第1クールは攻撃的に、特に前線の選手プラスSBで点数が取れたということで、それは良い意味でも若さでプラスアルファが、勢いが出たというところだと思う。
ゲームを追うごとに、特に上位陣との対戦で、結果的に、どこのチームとやっても今年は100%全力勝負だったシーズンだったと思うが、特に上位陣とのせめぎ合いの時に、負け越している。自分達の上の3つのチームに対して。そのことに関しては、駆け引きだとか、ゲームを通して流れをコントロールする力のところでちょっと差が出た。ただ、上位陣とやっても、この前の京都も含めて、常に自分達が攻撃的に主導権を持てる時間があった中で、点を取れなかったということがあった。
ただ今シーズンは、バン(萬代)、裕希(中島)、セキ(関口)、キン(菅井)らも含めて、年齢的にいえば大学卒業後1、2年目くらいの選手が、何年かの積み重ねの中で、1シーズン初めて48試合にからめた年なのかな、と思っている。うちのチームはおそらく大卒・高卒のスターティングメンバー、つまり自前で育ててきた選手が多いのではないか。当然、篤志(永井)やオカ(岡山)のように移籍して活躍してくれた選手も多いが、さっき挙げた何人かの選手は高卒で入ってきてレギュラーに近くなった。それは自分達のクラブの積み重ねだが、それらの選手にはまだまだ伸びしろがある。その若さがプラスに出ている時と、逆に甘さに出ていることがあったところが、ちょっとした差だ。今シーズン、非常にいいゲームが多くても、その中で成果がなかなか結果に出ないこともあった。ただ、選手達も自分達も含め、我慢し、ポジティブに考えながら、最終的に何とか4位で終われたということは、今年の1年が来シーズンにプラスになると信じてやってきたからだ。そういう意味では、若さが楽しみになってきた」
Q:この1年を通して得たものは?
「今シーズンスタートする時に、J1でも戦える、J1でも攻撃的な部分を前面に出して戦えるということを目標にやってきた。そこに関してはまだまだクォリティを上げないといけないが、選手達は自信をつけたのではないかと思う。過信になってはいけないが・・・。点を取るところの質の向上も求められるが、常にボールを動かす、常にグラウンドにいる全員が攻守に関わるということに関しては信じてやっていくべきだと思うし、自信になっている。それが今思いつく得られたものだ。
もう一つは、本当にサポーターの方々に受け入れてもらえた部分が非常に大きいと感じた。それが自分達の力になったし、それが無ければ今シーズン、自分達はこの順位で終われなかったと考えている」
Q:監督の来季については?
「まだクラブとも色々な話をしている。大事なのは、クラブとしてこれからどのような方向に向いていくのか、どういうことを目指していくのかが大事になってくる。例えば、誰が監督をやるにしても、ベガルタ仙台がどの方向に進んだらいいのか、どういうサッカーをしたらいいのかということが大事。今シーズンは、仙台はこういうサッカーをしたいということで1年間みんな、スタッフと選手でやってきた。今、いい方向に向いていると、自分達は信じている」
Q:今のクラブに関する話の中で、監督というポジションを考えた上で、ご自身が来季に向けて思うことは?
「今シーズン、皆さんは、私自身が考えたサッカーと言って下さることも多いが、スタッフみんなで、マコ(手倉森誠ヘッドコーチ)、ヒロシ(手倉森浩コーチ)、GKコーチのオサム(佐々木GKコーチ)、タニ(谷フィジカルコーチ)、メディカルスタッフ全てを含めて、作り上げて、自分達はこういうサッカーがしたいということでやってきた。
具体的には、マコとヒロシがバルセロナに行って試合を見て、非常に攻撃的で魅力的だと感じ、攻撃は最大の防御ということで、自分達に真似はできないけれど自分達の素材として、今それをやってみたいということになった。それはイコール、J1でも攻撃的に、点を取っていけるチームになろう、ということだ。マコとも、『10年か15年後に自分達が日本やアジアのチャンピオンになる、世界のクラブとして出ていく』それは決して間違いではないですよね。それは決して私だけが考えたものではないということを、皆さんには理解していただきたい。
個人的には、スタッフでやってきたこと、自分自身が監督の立場でやってきたことを、評価してくれてありがたく思っている。その反面、プロとして考えた場合、シーズン最初の2つの目標である、J1昇格と、クラブの方向性としての幹を作る、ということを考えた場合、トップに立っている人間としては責任を感じる。昇格出来なかったので。その辺も踏まえて、色々なことを考えていかなければいけないと思っている。自分達の選手は素晴らしい選手だと思っているし、そういう素晴らしい選手がいたにもかかわらず、上の3つ(3位以内)に入れなかったというのは本当に悔しいし、私自身の責任を感じている。私自身の力(の有無によってもたらされた結果)だと思う。未熟さと言うべきか。そういう意味では、続ける、続けないということだけではなくて、そこは一つプロとして考えないといけないところだと思う。今言えるのはそういうことだ。そこは、クラブとしても、自分自身の中でも、こう、ということは言い切れない。ただ一つ理解していただきたいことは、本当に、選手達は今シーズン、自分達でそういう方向にここまで持ってきたということだ。監督もコーチもあくまでそのサポート役だと思う。選手達がこういうサッカーをしようということ、例えばミーティングとトレーニングをしたといっても、実際は選手達がその中で表現できるかにかかっている。だから今日ここまでできたというのは選手達の力によるものだし、もしもチャンピオンになったりJ1に昇格したりしたら、それは選手達がすばらしいということになる。
私自身は去年もチームにいたので、去年よりも良くなったと言える部分もあるし、中にいた分、もっとこうなった方がいい、ということも言える。だが皆さんがどのように思ってくれているのかということが、今年の評価なのだと思う。プロとしての勝ち負けもそうだが、どういうゲームをやろうがまたここに来てもらえるということも大事。そういう意味では今シーズン、アウェイのゲームでも10000人近くが来てくれたゲームがあったし、自分達としては非常にやり甲斐を感じた。ある程度、面白い、やってみたい、自分達もまたやりたい、見に行きたいというサッカーになっていっているのではないかということは感じている」
以上
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