12月1日(土) 2007 J1リーグ戦 第34節
千葉 0 - 2 名古屋 (14:33/フクアリ/15,341人)
得点者:63' 小川佳純(名古屋)、67' 玉田圭司(名古屋)
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「いい時間帯もあれば、悪い時間帯もあるけど、うちは悪い時間帯に耐えられない。それが、今シーズンのうちのチームに多く出た課題だと思う」
試合後にMF羽生直剛はそう話したが、確かに今シーズンの千葉は決定機をモノにできないうちに、相手に作られた得点機で失点してしまうケースが多かった。千葉にとって、今季のラストゲームはその問題点が如実に表われたものとなった。
試合は序盤から中盤で激しくボールを奪い合い、サイドを起点にして攻め合う展開だった。互いにフィニッシュの場面で精度を欠いた前半の最大のビッグチャンスは、千葉は11分のMF水野晃樹の直接FK。ボールはゴールマウスに向かって一直線に飛んだが、名古屋のGK楢?正剛が好セーブを見せた。対する名古屋は39分、MF吉村圭司のCKを千葉のDF中島浩司がクリアしたボールから、MF本田圭佑がシュートを打つ。だが、これはゴールマウスのライン上にいた千葉のMF工藤浩平がクリア。前半は互いに無得点で、後半に先に1点取ったほうが勝利に近づくことは目に見えていた。
後半、立ち上がりから主導権を握ったのは名古屋だが、両サイドを使って攻め込むも決めきれない。一方、千葉はゴール前に攻め込んで決めきれなかった直後の62分、左サイドを突破した羽生がファーサイドへクロスボールを入れる。これをFW巻誠一郎がヘッドで落とし、混戦気味のところでMF山岸智がシュートを打つが、ボールはクロスバーの上。そのチャンスのあとに、千葉にピンチが訪れた。
63分、名古屋は本田が左サイドから逆サイドにロングパスを出すと、この試合では果敢な突破が目立っていた右ウイングバックのMF小川佳純が思い切ってシュート。「ファーサイドを狙ったが、DFに当たっている」(小川)ボールが千葉のゴールマウスに飛び込んだ。
そして、その4分後にはまたもや本田のパスをFW玉田圭司が右サイドで受けてドリブル。玉田はペナルティエリア内に入ると、目の前に来た千葉のMF佐藤勇人をかわして抜こうとはしなかった。「あのほうがGKは取りづらいと思った」玉田はそのままの状態でボールを曲げるようにシュートして、ファーサイドのネットにボールを突き刺した。名古屋の本田は試合後に「相手のほうがチャンスを作ってきた時間に失点しないで、我慢できたのがよかった」と語ったが、名古屋は攻守の運動量で千葉を上回ったことが大きかった。
結局、最後まで我慢できず敗れた千葉。だが、千葉にとってはDF水本裕貴の負傷も痛かった。水本は52分に左足を痛め、そのままプレーしたが54分に動けなくなった。テーピングをして56分にピッチに戻り、またプレーしたが、結局、DF結城耕造と交代できたのは失点後の64分だった。
だが、前半の勝負は拮抗していたものの、後半2得点で勢いづいた名古屋の攻撃に押し込まれ、その後は攻撃に転じても得点機をなかなか作り出せなかった。来季は厳しい時間帯を我慢する力に加え、相手に渡ったリズムを自分のほうへ取り戻す工夫のある攻撃ができるようになることが望まれる。
以上
2007.12.01 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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