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【Jユースサハラカップ2007:1回戦レポート】愛知FCの堅い守備をこじ開けたG大阪とJクラブ(千葉)を倒した千葉SCが2回戦進出。(07.12.03)

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オープニングゲームとなったG大阪vs愛知FC戦は、地力に勝るG大阪にとって難しい試合となった。ブロックを作ってリトリートする愛知FCの守備を、なかなか崩すことが出来なかったからだ。DFラインでボールを回しながら、起点を探してボールを入れるのだが、愛知FCの堅いブロックは徹底的にその起点を潰しにかかる。それでも、G大阪は愛知FCがカウンターに出たところで、そのボールを奪い返して決定機を作るのだが、攻撃陣がそれを決めることが出来ない。前半は、愛知FCのゲームプランを崩すことが出来なかった。

後半、時間とともに愛知FCの足が止まり始め、ボールを散らすG大阪の攻撃がシュートに繋がる回数が増えていく。愛知FCはフレッシュな選手を入れて、耐えているうちにゴールを目指そうとするが、殆どの時間を守備に費やさざるを得ない状況。主導権を握る時間に、キープ力のあるFW中村に期待をかけるが、G大阪の守備陣は決定的なチャンスを与えてくれない。

延長戦も視界に入りそうになる82分、G大阪は大塚がGKと1対1の場面で決勝ゴールを決めて愛知FCを振り切る。愛知FCはGK大瀬良を中心によく耐えたのだが、地力の差に押し切られて初戦敗退となった。G大阪の選手たちが上手だったのは技術面だけでなく、難しい時間帯も焦らずに自信を持ってプレーを続けたメンタル面。「決定機に決められない最後の質」(島田監督)という課題が目立ってしまったが、徐々に地力に見合った内容に修正するなど、今後に期待を持てる雰囲気は残した。2回戦の対戦相手はU-17、U-18代表選手を多く擁する横浜FM。東西のユースの実力者が対戦する試合は、激しくレベルの高い内容になることが期待できそうだ。

そして、Jクラブに対して日本クラブユース連盟の代表チームが意地を見せた1回戦第2試合の千葉対千葉SCの千葉ダービーは、1回戦を大きく盛り上げる試合となった。

千葉SCの櫻井監督は「千葉の方が一人ひとりがしっかりしている。何度も試合をしているが、対策を立てたところでその通りにはならない。自分たちのサッカーしか出来ない」と考えていた。

レベルが高い千葉県のチームだけあって、立ち上がりは激しい中盤の攻防となる。20分過ぎまで試合が落ち着かなかったが、12分に千葉SCはフットサルのようなワンタッチの繋ぎで『自分たちのサッカー』を観客に披露する。このシュートは千葉GKの正面に飛んだが、縦と横のパスとタメを使うパスワークは「週に1回は体育館でミニゲーム形式のフットサルをやる」(櫻井監督)だけあって精度は悪くなかった。

しかし、時間が進むうちに千葉がその地力を見せ始める。ミドルとロングパスの正確性や、突破力を活かしたサイドを起点とする攻撃で決定的なシーンを作る。29分、38分、44分のチャンスは決定的な場面だったが、千葉は決定力を発揮することが出来ずに前半をスコアレスで折り返す。

後半、千葉は先発させた15歳のFW金井に代えて乾を投入。立ち上がりから主導権を取り、50分に平田のクロスをゴール前で受けたボランチの加藤がディフェンダーに挟まれた状態ながらも左足でゴールを決めて先制。1分後にも加藤の折り返しがチャンスに繋がるが、小井土のシュートは枠を外れて畳み掛けることは出来なかった。その後も千葉は右サイドを中心にチャンスを作っていたが、61分にその隙を突かれる。千葉SCの立石がミドルパスをゴール前の高野に繋ぎ、高野が左隅に冷静に決める。同点になったことで千葉SCは活力を取り戻すのだが、やはり時間が経てば千葉が地力で押し戻していく。千葉が押し込み、千葉SCが守ってカウンターという状況が時間とともに形作られていった。

だが、千葉は何度もあったチャンスに決定力を発揮できなかった。GKと1対1というチャンスも決めることが出来なかった。それでも、千葉が優勢なことには変わりなく、85分を過ぎると千葉SCのCB2枚は足がつった状況で戦っていた。「あの流れで押し込まれていて、同程度の力がある選手がベンチにいたとしても、パッと代える勇気はない。特に3年生でキャプテンの後藤には最後までやらせたかった」という思いで、櫻井監督は交代のカードを切らなかった。

どう見ても千葉が有利で、悪くても延長戦かという流れだった。しかし、2分間のロスタイムに奇跡的なゴールが決まる。攻め疲れの千葉から奪ったボールを白神が右サイドで持ち、逆サイドからゴール前に上がってきた中村に合わせる。これしかないというチャンスだった。

「(白神から)クロスが絶対に来ると思っていた。絶対に決めるという気持ち」(中村)のヘディングが千葉のゴールを揺らして、決勝点となった。試合後、櫻井監督は「これまで千葉とは何度も試合をさせてもらったが1回も勝てたことがなかった。千葉、柏というJのクラブと試合が出来るから我々も発展できた。感謝している。今日は自分たちのサッカーで勝つことが出来て嬉しい。リラックスしてやればもう少し質の高いプレーが出来るので、気持ちを緩めずに次もしっかり頑張りたい」と話した。

以上

2007.12.3 Reported by 松尾潤

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【Jユースサハラカップ2007:2回戦試合予定】
12月8日(土)F東京 vs 千葉SC@江戸川
12月8日(土)大分 vs 鹿島@大分スB
12月8日(土)大宮 vs 京都@秋葉の森
12月9日(日)C大阪 vs FCみやぎバルセロナ@南津守 ※
12月9日(日)横浜FM vs G大阪@MM21        ※
12月9日(日)名古屋 vs 広島@瑞穂陸
12月9日(日)柏 vs 浦和@柏
12月9日(日)東京V vs エストレラ姫路@ヴェルG

※・・・J's GOAL取材予定カード

★J's GOAL Jユースサハラカップ2007特集ページ
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