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いよいよクリスマスの大阪への切符をかけた決戦が行われた。快晴のフクダ電子アリーナでは、第一試合に東京VユースVS柏U-18の関東対決、第二試合には前回大会準優勝のFC東京U-18VS大分U-18の2試合が行われた。
●柏 3-2 東京V (11:00/フクアリ/578人)
得点 : 9'久保木 優(東京V)、40'工藤 壮人(柏)、55'山崎 正登(柏)、86'山崎 正登(柏)、89'征矢 智和(東京V)
最初のチャンスは柏だった。7分にスルーパスに抜け出したFW工藤壮人が、DF2人を交わしてシュートを放つが、これはGK正面。この直後、カウンターから東京VがFKを得ると、中学3年生の高木善朗の蹴ったボールを、飛び出してきたGKより一瞬早くMF久保木優がヘッドで流し込んで、東京Vが先制する。
これは東京Vにとって狙い通りの展開だった。柏の基本布陣は【4−3−3】だが、1ボランチの山中真と、センターフォワードの工藤壮人の2人を固定させ、両サイドの選手のポジションを変化させることで、【4-1-4-1】、【4-4-2】、【3-4-3】とフレキシブルに変化する。しかし、これは裏を返せば、サイドのポジションが定まらず、サイドに歪を生んでしまう。東京Vは攻撃時に生ずるサイドのスペースをカウンターで突くことだった。
得点を生んだFKも、カウンターから手薄になった左サイドを突いたもので、突破に入った高木善をファールで止めたのは、慌てて戻った右FWの比嘉厚平だった。
狙い通りの先制点で東京Vに落ち着きが生まれ、CB吉田啓祐を軸に綺麗に整ったラインディフェンスが柏の3トップを次々とオフサイドに陥れた。柏は中盤からサイドに展開するまでは本来のサッカーだったが、ここからドリブルで仕掛けるのではなく、単純にクサビやクロスを入れてしまい、相手の狙い通りのままのサッカーをしてしまっていた。そのため、ポゼッションは高まっても決定的な場面を作るまでには至らなかった。
しかし、1本のセットプレーが試合の流れを大きく変える。40分、柏は右CKを得ると、MF仙石廉が放ったボールをニアで左サイドバックの輪湖直樹がすらし、ファーに飛び込んだ工藤が押し込んで試合を振り出しに戻す。
「同点になって落ち着きが出てきた」(芳賀敦監督)。この同点ゴールを機に、柏はようやくドリブルを織り交ぜたいつもの攻撃を取り戻し、流れは一気に柏に傾いていく。
高いポゼッションに加え、輪湖、茨田陽生の両サイドバックが積極的にオーバーラップを仕掛け、山崎正登、比嘉の両サイドアタッカーと連動して、ドリブルを軸にサイドを深くえぐっていく。次第に綺麗に統率が取れていた東京Vの4バックが崩れ出し、1−1で迎えた55分、左から右への大きなサイドチェンジから、比嘉、工藤と繋ぎ、右からのセンタリングを最後は山崎が押し込んで逆転に成功する。「後半はチェンジサイドでサイドを崩す狙いを加えた」(仙石)ことがずばり的中したゴールだった。
リードを許した東京V・柴田峡監督は攻撃をてこ入れするため、高木善に代え真野亮二を、久保木に代え高木俊幸を、右サイドバックを高橋祥平に代えて石井裕紀を投入。河野を本来の右サイドに置いて、フリーマン的役割を与え、運動量豊富な真野を2トップに、攻撃的SBの石井を投入したことで攻撃が一気に活性化。
ドリブルを警戒して下がり気味だったDFラインも高く保ち、攻撃に更なる厚みを加えると、前半立ち上がりのリプレーを見ているかのように、柏を再びオフサイドの網に引っ掛け、鋭いカウンターから次々とチャンスを作り出していった。
しかし、放つシュートはことごとくバーとポストを叩き、時間だけがいたずらに過ぎていくと、185cmのCB吉田を前線に上げて得点を取りに行った矢先の86分。手薄になったDFラインの裏を突かれ、カウンターから最後は山崎にダメ押しの3点目を決められ、万事休す。
東京Vはロスタイムに1点返すが、時すでに遅かった。これがユースの試合の面白さか。ちょっとしたきっかけで流れが顕著に双方に傾いていく。激しく流れが入れ替わった好ゲームは、チャンスを確実にゴールに結びつけた柏に軍配が上がった。
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●FC東京 6 - 0 大分 (14:02/フクアリ/653人)
得点:35'田中 奏一(F東京)43'大竹 洋平(F東京)57'岡田 翔平(F東京)75'岩渕 良太(F東京)82'岩渕 良太(F東京)85'岩渕 良太(F東京)
立ち上がりから形を作ったのは大分だった。開始早々の2分に中央を突破した井上裕大が、左の東慶悟へ。東の思い切りの良いシュートは惜しくもバーを直撃したが、大分が先制攻撃でリズムを掴んだ。8分には右からのセンタリングに、再び東がゴールを襲うが、これは枠の外。
ここで決められなかったことが、大分にとって致命傷となった。「立ち上がりの10分を凌いだことで、必ずウチにチャンスが来ると思った」と主将の椋原健太が語ったように、落ち着きを取り戻したFC東京は、「相手はサイドバックにプレスを掛けてくるので、その裏を狙った」という倉又寿雄監督の作戦をしっかりと実践する。
左MF大竹洋平、ボランチの宮阪政樹、CB椋原の正確なロングキックを軸に、右サイドにFW岡田翔平を走らせながらも、右MF山浦公裕を中へ入れることで、相手の左サイドバックを中につり出して、攻撃的な右サイドバックの田中奏一のオーバーラップを引き出す攻撃を展開。「前掛かりになったところをうまく逆サイドを使われた。コーナーまでボールを運ばれると厳しい」と村田一弘監督がこぼしたように、FC東京の徹底したサイド攻撃に、リズムを奪われていく。
34分には「真ん中のロングボールに対する対処でやられていたので、対処するため」(村田監督)、左サイドバックの龍秀樹に代えて178cmの刀根亮輔を投入。刀根をCBに、CBだった林敬洋を左サイドバックに移した。
しかし、直後の35分に左サイドでFKを得えると、大竹洋平のキックをファーサイド田中にフリーで合わされ、先制を許す。「代えた瞬間にセットプレーでマークをはずしてしまったのがガクッと来た」と村田監督が語ったように、建て直しを図った直後に、建て直しにかかった箇所を突かれての失点は、大分の選手に大きな精神的ショックを与えた。
反対に勢いに乗ったFC東京は、43分に左サイドで奪ったボールを岡田につなぎ、岡田は右サイドのコーナー目掛けて猛然とドリブル。十分にサイドバックを引き出してから、入れ替わるように走りこんできたFW岩渕良太へパス。そのままドリブルで仕掛けた岩渕がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。このPKを大竹が決めて2−0。大きなショックを受けていた時間帯に、さらに失点を重ねたことで、大分は立て直すきっかけを失ってしまった。
後半に突入しても、大分はFC東京の攻撃に完全に飲まれてしまっていた。57分にはドリブルで中へ切れ込んだ大竹のライナーのスルーパスを、トップスピードのまま胸トラップで抜け出した岡田が、冷静に流し込んで3点目。まだ攻め手を緩めないFC東京は、75分、82分、85分と岩渕が立て続けに得点し、ハットトリックを達成。終わってみれば6−0の大差でFC東京が準決勝進出を決めた。
大分は立ち上がりの10分間のサッカーを最後まで貫くことが出来なかった。6−0というスコアの狭間には、勝利への道筋をしっかりと捉え、最後まで放さなかったFC東京のしたたかさがあった。
以上
2007.12.16 Reported by 安藤隆人
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■Jユースサハラカップ2007 準決勝
12月22日(土)@神戸ユ
11:00 G大阪 vs 柏
14:00 F東京 vs 大宮
☆★決勝はスカパー!で生中継!★☆
放送日時 :12月24日(月・祝)13:20〜17:20
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