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【日本代表候補 トレーニングキャンプ】レポート:「南アでは、勝って、世界を驚かす!」 岡田ジャパンが2010年ワールドカップに向け、大学生との練習試合で始動(07.12.19)

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「今まで最高の結果を出して、世界をあっと驚かせることをしたい。そのために私は代表監督になった。勝つために何をすべきか、みんなも一緒に考えてほしい」。日本代表の岡田武史新監督は19日朝の初ミーティングで熱っぽくこう語ったという。
98年フランスワールドカップを指揮官と一緒に戦った楢崎正剛(名古屋)は「岡田さんは前よりも勝ちにこだわっている。勝利を前面に押し出している印象だった」と感想を口にした。3戦全敗の屈辱を味わってから9年間。岡田監督はコンサドーレ札幌のJ1昇格を果たし、2003・2004年横浜FMでJ1連続年間王者という成功体験を積み重ねてきた。こうした実績から「勝利の重要性」を再認識し、ここで改めて選手たちに伝えたのだろう。
勝って、世界を驚かすサッカー。その実現を目指し、新生・岡田ジャパンは第一歩をついに踏み出した…。

12月7日の就任会見から11日。急性脳梗塞に倒れたイビチャ・オシム前監督の後を引き継いた岡田武史監督が初合宿をスタートさせた。招集された33人は18日夜、宿舎に集合。欧州から戻ってきたばかりの高原直泰、稲本潤一(ともにフランクフルト)、中田浩二(バーゼル)も合流した。指揮官は彼らに対し「コンディションの問題などもあり、ポジションの保証はしないが、チームのプラスになる時は呼ぶ」という話をしたようだ。一夜明けた19日はミーティングを開き、チームの目指すべき方向性と、1月15日から実施する鹿児島・指宿合宿への心構えなどを確認。欧州組3人はここでチームを離れ、他の選手たちは千葉県内のグランドへ移動し、11時半から大学生との練習試合に臨んだ。

この時期にあえてゲームを行う狙いは2つあった。1つは、来年の本格始動に向けコンディションを維持させること。すでに天皇杯で敗退してオフに入っている選手もいる。が、1月のキャンプイン時には80%の状態で来てもらう必要がある。それゆえ、今季の締めをここに持ってきたのだ。もう1つは、できるだけ選手を近くで見る機会を持つこと。岡田監督が現場を離れて1年4ヶ月。田代有三(鹿島)や安田理大(G大阪)など、その間に急成長した人材もいる。彼らの可能性と才能をいち早く確かめたかったのだろう。残念ながら、田中マルクス闘莉王(浦和)が左太もも肉離れ、山瀬功治(横浜FM)が風邪、阿部勇樹と鈴木啓太(ともに浦和)が疲労で今回のゲームを欠場することにはなったが、他の29人は元気よくピッチに立った。

試合形式は35分×4本。最初の2本は筑波大と、最後の2本は順天堂大との対戦だ。
筑波大戦にはDF加地亮(G大阪)、駒野友一(広島)、MF遠藤保仁、播戸竜二(ともにG大阪)など遠隔地クラブの選手が数多く出場した。岡田監督は特に細かい指示を出さず、選手の自主性に任せたという。結果として、1本目(前半)にキャプテンを務めた遠藤を起点とした素早いパスを回しが目立った。札幌時代に岡田監督の下で戦った秘蔵っ子の播戸、今野もキレのある動きを披露。まず播戸が矢継ぎ早の2ゴールを奪う。オシムジャパン時代は左サイドバックかセンターバックで使われていた今野も、本職のボランチで堅守といいボールさばきを見せていた。
さらに光ったのが水野晃樹と水本裕貴(ともに千葉)のU22日本代表コンビ。水野は同じ右にいる加地とたびたびポジションを交換しながら攻撃チャンスをお膳立て。水本の確実な守りは見る者に安心感を与えた。9年前には、十代だった市川大祐(清水)と小野伸二(浦和)を日本代表に抜擢した岡田監督だけに、若い選手をいきなり主力に据える可能性もある。彼ら2人は早速、いいアピールをしたのではないか。彼らと同じオシムチルドレンの巻誠一郎(千葉)もゴールし、存在感を示していた。

次の順天堂大戦に挑む前、この合宿に臨時コーチとして参加した大木武前甲府監督が身振り手振りで指示を送った。「オシム流の人とボールの動くサッカーに最も精通している」という理由で抜擢された大木氏は「攻撃の際にはもっと選手間の距離を短くしてコンパクトにやろう」と言ったようだ。
この指示を踏まえて2試合目へ。代表初招集の徳永悠平(F東京)や岩政大樹(鹿島)が最終ラインに入り、中盤をインテリジェンスある橋本英郎(G大阪)や中村憲剛(川崎F)がコントロール。10月のエジプト戦(大阪・長居)で活躍した大久保嘉人(神戸)や前田遼一(磐田)がら前線に陣取った。この4−3−3で戦った前半だが、なかなか息が合わず、大学生相手にゴールをこじ開けられない。そこで後半は選手自ら2トップへと変更。長谷部誠(浦和)と矢野貴章(新潟)がゴール前に顔を出すようになる。そして矢野が2点をゲット。オシム監督に才能を高く買われた男が明確な結果を出す。大久保もラストの時間帯に1点を奪い、今後繰り広げられるであろうサバイバル競争に挑戦状をたたきつけた。

岡田監督は「最初としてはこれくらいやってくれれば…というところまでは来ていた。この調子なら、考えていた以上にチーム作りが早く進むのではないか」と手ごたえを口にした。新指揮官の情熱的な発言の数々に選手たちも刺激を受けたようだ。「1月15日からいきなり戦術的なトレーニングに入ると思うし、しっかりした調整をしたい」とベテランの川口能活(磐田)も気を引き締めていた。
オシム流の「人とボールの動くサッカー」を踏襲しつつ、新指揮官はいかにして「世界で勝てるチーム」を作っていくのか。近い将来には、主力の入れ替えや戦術の微調整も行われるだろう。今回の初合宿は様子見だけで終わったが、次なる1月のキャンプこそ新生・岡田ジャパンの本格的なスタートになる。51歳になった知将の斬新かつ大胆な試みをぜひ見たいものだ。

以上

2007.12.19 Reported by 元川悦子

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●本日の練習試合結果
/jsgoal_archive/news/00058000/00058758.html

●練習試合後の岡田武史監督(日本代表)コメント
/jsgoal_archive/news/00058000/00058759.html

●練習試合後の日本代表候補選手コメント
/jsgoal_archive/news/00058000/00058762.html

★☆★今後の日本代表試合スケジュール★☆★
【キリンチャレンジカップ2008〜ALL FOR 2010!〜】
★1月26日(土)19:10(予定)/国立
日本代表 vs チリ代表
放送:フジテレビ系列にて全国生中継

★1月30日(水)19:20(予定)/国立
日本代表 vs ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
放送:TBS系列にて全国生中継
※上記2試合のチケット発売日 : 先行電話予約 12月21日(金)、一般発売1月6日(日)〜

【2010FIFAワールドカップ南アフリカTMアジア3次予選】
★2月6日(水)19:20(予定)/埼玉
日本代表 vs タイ代表
放送:TBS系列にて全国生中継、NHK-BSにて生中継
※チケット発売日 : 先行電話予約1月8日(火)、一般発売1月12日(土)〜

※チケット発売の詳細はJFAホームページでご確認ください。
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