12月24日(月) Jユースサハラカップ2007
柏 1 - 2 F東京 (13:33/長居/1,693人)
得点者:40' 岡田翔平(F東京)、61' 岡田翔平(F東京)、74' 工藤壮人(柏)
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どちらが勝っても初優勝となる決勝戦。F東京はツートップを縦に配置して前線から積極的にボールを奪いに行くことで柏のポゼッションサッカーのストロングポイントを消しに行った。岡田翔平がファーストディフェンダーとしてコースを限定して、後ろが連動することで柏のポゼッションのリズムを奪う。そして、攻撃ではシンプルにロングボールをFWに合わせて柏のDFに圧力を掛けた。その圧力が6分には柏からPKを奪い取る。キッカーはこれまでPKを外したことがない大竹洋平。彼はGKの動きを見ながら助走のスピードを変化させてシュートを打つが、そのボールはGKの逆を取ったものの「いい訳になるけど、芝生が深くてボールの下蹴ってしまった」ために、バーを直撃してノーゴール。
その後もF東京の攻撃は柏を脅かし、40分には岩渕良太がゴールラインで粘ってキープしたボールを岡田に繋いで先制点を挙げる。後半に入って柏がリズムを取り戻す時間が増えたが、61分には山浦公裕のロングパスがF東京の追加点に繋がる。ゴール前に走りこんだ岡田が胸トラップでDFをかわしてGKと1対1のシーンを作り2点目を決めた。リズムをつかんでいた柏にとって1本のパスで状況をひっくり返された失点だった。
これ以上の失点が許されない柏は先にフレッシュな選手を投入し、74分にF東京のゴール前のブロックをパスワークとサポートで崩すシーンを作る。決定的なシュートには到らなかったが、CKにつながり工藤壮人のヘディングシュートが決まって再び1点差となる。そして、次の1点を巡って激闘の度合いが濃い展開となる。柏は甲府に加入する左サイドバックの輪湖直樹が積極的にオーバーラップしてドリブルで切り込み、3トップとのコンビネーションでシュートチャンスを増やそうとするが、一歩手前でF東京の堅い守備に跳ね返される。そして、3分間のロスタイムも柏に微笑んでくれずに、決勝進出3回目のF東京が念願のタイトルを掴み取った。
準決勝のG大阪戦に比べてペースを掴めない柏だったが、柏らしさを発揮できなかった訳ではない。普通なら自陣深くまで追いかけられれば、逃げのロングボールを蹴りたくなるところだが、柏のDFはそれでも落ち着いて繋ごうとした。ボールを失わないサッカーを逃げることなくやり通そうとした。札幌に加入するCBの堀田秀平は、「今日は繋ぐだけでなく、DFラインからロングパスを使う選択肢もあった。普段の練習でもやっていることだが、FWの前後のスペースを常に狙っていた。ただ、今日はその場面があまりなかった」と話したが、ボールを失わないサッカーを苦しい状況でもやり通した点は素晴らしい。ロングボールだけでは世界と戦えないという認識が、U-18代表を経てU-19代表入りを目指す堀田にあった。また、プレッシャーを受けながらもワンタッチでボールを繋ぐ技術や判断は悪くなく、「柏の育成の力」を充分に発揮した。後は選手が次のステージで精度を上げるトライを続ければ柏の育成は勝ったことになる。
F東京は堅い守備も素晴らしかったが、シンプルな攻撃力はそれ以上の評価をしてもいい。ツートップの岡田、岩渕はFWという表現ではなく、「ストライカー」と呼ぶに相応しい選手だった。2人とも高さはないがピッチに立てば大きく見える凄みがあった。「思ったより局面の強さがあった」と柏の堀田に言わせるだけの個の強さを備えていた。そして、サイドアタッカーの大竹はスピードと切れのあるドリブルで柏の守備を混乱させ、そのチャンスを岡田と岩渕がシュートにつなげる。このワンチャンスをシュートにつなげるプレーは日本が世界と戦う上で必要な要素だろう。このように両チームはそれぞれ違った形で、日本が世界で戦うための要素を発揮して決勝戦を戦った。両チームはそれぞれ違った特徴を発揮して素晴らしい決勝戦を魅せてくれた。
以上
2007.12.25 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
一覧へ【Jユースサハラカップ2007 柏 vs F東京】レポート:両チームの特徴を発揮した素晴らしい決勝戦。決勝進出3回目のF東京が念願のタイトルを掴み取る。(07.12.24)
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