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★練習試合結果 / 岡田武史監督コメント / 試合後の各選手コメント
15日から鹿児島県指宿市で行われている日本代表候補合宿も残り2日。22日は14時から8日間の総仕上げともいえる九州学生選抜との練習試合(45分×3本)が行われた。岡田武史監督が指導してきた「接近・展開・連続」の理論を実戦で生かしつつゴールを奪えるのか。23日に発表されるキリンチャレンジカップ・チリ戦(26日)、ボスニア戦(30日・ともに東京・国立)のメンバー23人に生き残るのは誰なのか。その行方を大きく左右するテストマッチだけに、注目度が高かった。
1本目は、GK川口能活(磐田)、DF中澤佑二(横浜FM)、ボランチ・鈴木啓太(浦和)、攻撃的MFに遠藤保仁(G大阪)らオシムジャパン時代の主力をセンターラインに並べた4−1−3−2の布陣で戦った。19日の鹿屋体育大との練習試合では4−3−3の攻撃的システムを採った指揮官だが、今回は先を見据えて2トップをテストしたという。
ところが開始4分、日本代表はミスから相手FWをフリーにしてしまい、ペナルティエリア内で決定的シュートを打たれてしまう。幸いなことに右ポストを直撃し、得点には至らなかったが、序盤から相手に決定機を作られたことで不穏な空気が漂ったはずだ。
それでも15分頃までは効果的なパス回しが見られた。鈴木啓太と山瀬功治(横浜FM)、遠藤が絡み、右の内田篤人(鹿島)へと展開してチャンスを作る。この時間帯に点が取れていれば、悪い流れにはならなかっただろう。しかしに得点が生まれず、選手たちはリズムを失っていく。九州学生選抜の守備陣が鈴木を経由するパスワークを寸断してきたことから、日本代表は攻めの形を作れなくなった。結局、1本目は0−0のまま終了する。
新生・日本代表でも中心になるべき選手たちの戦いとしては、あまりに内容が乏しかったといわざるを得ない。これには岡田監督も「頭が固くてパスを回すことだけに集中していた。ゴールに向かう意識が欠けていた」と苦言を呈するしかなかった。パス回しを意識しすぎても、点が入らなければサッカーは勝てない。その原点を選手たちは一時的に忘れてしまったようだ。「ゴールを意識しながらボールを回そう」と指揮官は改めて指示。2本目に向かった。
次なるメンバーは岩政大樹(鹿島)、阿部勇樹(浦和)、鈴木、中村憲剛(川崎F)、播戸竜二(G大阪)ら。彼らをタテのラインに並べた4−1−3−2で戦った。2本目も立ち上がりはそれほど良くなかった。が、16分に大久保と橋本英郎(G大阪)が代わり、中盤に入ったあたりから連動性が出てくる。中村憲剛も「自分は後ろからのパスを前に出す中継地点。そう思ってやったらテンポよくできた」と話すように、チーム全体が得点を意識した攻めにシフトしていった。
迎えた19分、やっと先制点が生まれる。橋本→中村→巻とパスがつながり、巻はペナルティエリアの左外側から強烈シュートを放つ。これを相手GKが弾いたところに播戸が詰め、待望を1点目を奪ったのだ。巻と播戸の連携はスムーズだった。2人が体を張って前線で動き回り、交互に飛び出していくことで、相手の守備に穴ができるようになった。
27分には鈴木と駒野が下がり、坪井慶介(浦和)と徳永悠平(F東京)が登場。徳永は左サイドバック、坪井がセンターバックに入って、阿部がボランチに上がった。この形になって3分後、2点目が生まれる。中村とのパス交換から橋本が逆サイドにクロスを送る。そこに飛び込んだ山岸がゴール。彼も生き残りを必死にアピールした。さらに41分には、中村が相手のミスパスを拾って逆サイドに展開し、走りこんだ播戸が3点目をゲットする。播戸は鹿屋体育大学戦でも2ゴールをマークするなど絶好調だ。本人も「コンディションも100%に近いといっていいくらい」と力強く語った。さすがは札幌時代に岡田監督の秘蔵っ子といわれたFW。この合宿では確かな存在感を示している。1本目の沈滞感を払拭し、2本目は3−0で終了する。
ラストの3本目は青山直晃(清水)、安田理大(G大阪)、水野晃樹(千葉)、田代有三(鹿島)ら「当落線上」と言われる面々が数多くピッチに立ったが、危機感を感じる彼らのアピールは凄まじかった。まず9分、の左サイドからのFKを水野が蹴り、そのままゴールに叩き込む。指宿に来てから今ひとつ元気のなかった男がやっと「らしさ」を取り戻したようだ。続く10分には水野からパスを受けた田代が、中央から強引なドリブルでDF3人の間を割って2点目を奪う。「最後の練習試合では得点にこだわりたい」と話していた若きFWがようやく結果を出した。
この直後、左内転筋を痛めていた高原直泰(浦和)が登場。中村と交代して田代と2トップを組んだ。「試合勘が薄れているし、痛みもないのでやらせてほしい」と指揮官に直訴したという彼にも危機感と焦りがあるのだろう。その彼は6〜7割の力でプレーしたが、24分に田代の3点目をアシスト。本調子から程遠い状況でも可能な限りの仕事をするあたりがベテランらしいところだった。
高原加入によって矢野が左MFでプレー。ラストの時間帯には橋本が左サイドバックに下がって安田が攻撃的MFでプレーするなど、岡田監督は考えられる形を全てを試した。矢野がダメ押しとなる4点目を挙げたところで3本目も終了した。トータル7−0という結果はまずまずといったところだろう。
主力中心だった1本目の出来の悪さは心配されるところ。今年最初の国際試合であるチリ戦までは中3日しかない。オシム前監督時代のメンバーを生かすのか否か。指揮官も頭を悩ませているかもしれない。とはいえ、全体を通してみれば、岡田イズムの浸透度が高まっている。パス回しの速さ、連携面、選手同士の距離感なども向上している。これを自信にして、明日23日、指宿合宿をいい形で打ち上げたい。
以上
2008.01.22 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
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