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【 Road to 2008 vol.24 】楽しみな試合が盛りだくさんの米国遠征で、U23日本代表が五輪イヤーをスタート(08.02.11)

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★U-23日本代表米国遠征(2/12〜2/24)メンバー・スケジュール 
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◆J's GOALでは、米国遠征中の試合結果や試合後のコメントなどをお届けする予定です。お楽しみに!
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今夏に北京五輪を控えるU23日本代表が、いよいよ始動する。遠征先や対戦相手がなかなか決まらなかったり、ベストメンバーの招集がならなかったりしたものの、ようやく五輪イヤーの始動までこぎつけた。米国遠征では10日間の合宿中に4試合を行う。昨季MLSで14チーム中2位につけたChivas USAや、北中米カリブ海の五輪予選を控えていて『ガチンコ勝負』になりそうなU23グアテマラ代表との対戦が予定されているなど、なかなかに充実した遠征になりそうだ。

メンバー招集に関しては難しいのが現実だ。アジア最終予選を戦った主力選手のうち、水野晃樹(セルティック/スコットランド)、本田圭佑(VVVフェンロー/オランダ)は本拠地を欧州に移し新たなチャレンジの真っ最中。キャプテンを務めた水本裕貴(G大阪)と、飛び級ながら定着した内田篤人(鹿島)は日本代表として同時期に行われる東アジア選手権のメンバーに選出された。この4人が欠けるというのが当初の予定だったが、さらに日本代表に負傷者が出て安田理大(G大阪)が東アジア選手権のメンバーに追加招集され、そして大分に移籍し心機一転スタートを切ろうとしていた家長昭博は練習中に負った右ひざじん帯損傷で全治6カ月の診断が下されて、今回の遠征どころか五輪本大会出場さえ危ぶまれている。

ただ、これまでであれば五輪後の海外移籍を選択する選手が多い中、五輪代表に選出されにくくなるリスクがあるにも関わらず大会前にいち早く欧州を経験することを選択した水野、本田のチャレンジは興味深い。海外での経験を五輪代表に持ち帰ってもらえれば、反町ジャパンの更なる力になるだろう。また日本代表に選ばれた選手たちについても、反町監督は「大きな経験を持って、今後のU23日本代表に生かしてほしいので招集しなかった」とコメントを発表している。彼らを欠いての遠征が厳しいことは間違いないが、本大会を考えれば決してネガティブなことばかりではない。

今回招集された23人は、香川真司(C大阪)、山崎亮平(磐田)という89年生まれの初招集組も含むフレッシュなメンバーとなった。本大会まであと約半年しかないとも言えるが、半年もあるとも言える。彼ら10代の選手の成長は侮れないものがあるから、ベストメンバーが招集できなかったことがもしかしたらチームのプラスになる可能性は十分ある。
本大会エントリーは18人。3人のオーバーエイジ枠を使う可能性があることを考えれば、U23世代からは15人しか選出されない可能性もある。すでに予選を勝ち抜いた今、これからは本大会行きをかけた内なる戦いを抜け出さなくてはならず、今遠征は厳しい戦いの幕開けでもある。
この2月の米国遠征後は、月に1度程度の強化合宿を経て、5月末にツーロン国際大会に参加、直前合宿を経て本大会に臨むことになっている。また、今年はワールドカップ予選が行われており、オーバーエイジ枠を行使するのかしないのか、またするとしたらいつからになるのかは不確定のようだ。

9日に行われたこのメンバー発表の2日前、7日に行われたJFAこころのプロジェクト「夢の教室」で、小学生を相手に「夢先生」を務めた反町監督は子供たちに夢を持つ大切さを語ると共に、自身の目標を「北京五輪でメダル獲得」と宣言していた。その目標に向けた第一歩がこの米国遠征。実り多き10日間となることを期待したい。

以上

2008.02.11 Reported by 了戒美子
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