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【東アジアサッカー選手権2008 決勝大会】大会展望:テーマはチーム完成度向上と新戦力発掘。今後のワールドカップ予選に向け、北朝鮮・中国・韓国相手との腕試しに挑む岡田ジャパン(08.02.15)

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2月17日(日)東アジアサッカー選手権2008 決勝大会 第1戦 日本代表 vs 北朝鮮代表(19:15KICK OFF/中国・重慶)
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★この試合の模様はTBS系列にて19時より生中継!
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 今週17日から中国・重慶で始まる東アジア選手権。反日ムード一色の中、2004年アジアカップ1次リーグを戦った因縁深い地で、岡田ジャパンは初タイトルに挑むことになる。

 東アジア選手権は今回が3回目。日本で開かれた2003年12月の第1回大会では、中国、香港に勝ったものの、韓国に引き分け、得失点差でタイトルを逃している。2005年8月に韓国で開催された第2回大会も、初戦で北朝鮮に敗れるという波乱の幕開けとなった。中国には引き分け、韓国に勝ち、最終的には2位止まり。それだけに、今度こそは優勝して東アジアの盟主の座をつかみたいところだ。今秋から始まる2010年南アフリカワールドカップアジア最終予選を見据えても、叩いておかなければならない相手ばかり。まずはしっかりと結果にこだわる必要がある。

 だからといって、内容を疎かにしていいはずがない。日本代表は岡田武史監督率いる新体制になってまだ2ヶ月足らず。1月の指宿合宿から本格的なチーム強化を始め、チリ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、タイと3試合を消化して、ようやく骨格ができつつあるところだ。指揮官の提唱する「接近・展開・連続」の理論を選手たちが頭で理解し、ピッチ上で表現できる場面も増えてきた。その反面、タイ戦では両アウトサイドを使った攻撃が思うように機能せず、「決めきれない」という印象は相変わらずだった。この課題を修正し、流れの中からの得点パターンを構築することが今大会で求められている。ここまで岡田監督が軸に据えてきた高原直泰(浦和)、巻誠一郎(千葉)、大久保嘉人(神戸)の3人が不在となるだけに、FW陣の誰が抜け出るのか。それも大きな見どころだ。年明けから好調を維持している播戸竜二(G大阪)、追加招集された田代有三(鹿島)らにとっては絶好のアピールの場となるだろう。

 ここまでは4−1−3−2の基本布陣で戦ってきた指揮官だが、3月26日の3次予選第2戦・バーレーン戦(マナマ)を想定し、鈴木啓太(浦和)のワンボランチから2ボランチへの変更も考えているという。確かにやや実力差があったタイ相手ならワンボランチでよかっただろうが、中国や韓国といったアジアの強豪相手となれば、やはり守備の比重を高めざるを得ない。鈴木のパートナーとしては今野泰幸(F東京)や中村憲剛(川崎F)らが考えられるが、果たして岡田監督は誰を選ぶのか。このあたりも興味深い。

 2003年大会で石川直宏(F東京)、2005年大会では巻や今野、駒野友一(磐田)、田中達也(浦和)らが代表デビューしたように、東アジア選手権は「若手の登竜門」としての意味合いの強い大会でもある。そこで今回、注目されるのが、水本裕貴と安田理大(ともにG大阪)のU−23代表世代と追加招集された田代、ここまで出番のなかった岩政大樹(鹿島)、川島永嗣(川崎F)らだ。

 特に水本は17日の初戦・北朝鮮戦からスタメン出場が有力視される。というのも、今大会は阿部勇樹(浦和)が負傷欠場しているからだ。指宿合宿から指揮官は中澤佑二(横浜FM)のパートナーとして水本を何度かテスト。それも大きな期待の表れだ。水本自身、すでにオシムジャパン時代の2006年10月のキリンチャレンジカップ・ガーナ戦(横浜国際)で国際Aマッチデビューを飾り、続くアジアカップ予選・インド戦に出場するも、その後はA代表でのプレーはなし。それでも昨年の北京五輪アジア最終予選では主将としてチームを牽引したことで、確実にスケールアップしている。その実力をこの大会でしっかりと示したい。

 指宿合宿からチームに帯同している岩政、川島らにもチャンスがありそうだ。岩政は「東アジア選手権を含めた6試合のうちに1分でもピッチに立つのが目標」と話していただけに意気込みは強いものがあるだろう。川島にしてもオシムジャパン時代から代表常連になりつつあるが、まだ初キャップを踏み出せないでいる。忍耐強い彼もそろそろ痺れを切らしている頃だろう。岡田監督の采配に注目したいところだ。

 右サイドの定位置を得た感のある内田篤人(鹿島)に追いつけ追い越せと、安田もモチベーションを高めている。1月以降の3試合では駒野のパフォーマンスが今ひとつだったこともあり、彼には何らかのチャンスが巡ってきそうな雲行きだ。田代にしても、巻の代役として真価が問われるだろう。抜群の高さとヘディング力を備える選手だけに、周囲とフィットしてくれば、日本の大きな武器になる可能性は十分ある。その片鱗がこの大会で見られると面白い。

 4年前のアジアカップの壮絶な戦いを知る川口能活(磐田)、中澤、遠藤保仁、加地亮(ともにG大阪)らは、因縁の地を再び訪れたことで、熱い闘志をみなぎらせていることだろう。あの時は綱渡りのような勝利が続いたが、今回は日本らしい人とボールの動くサッカーで相手を凌駕したい。特に20日の中国戦は完全アウェーの厳しい環境が予想されるが、そういう中でも冷静さを失わず、「強い日本」を印象づける好ゲームを見せてほしい。チーム完成度向上と新戦力発掘という2つのテーマで収穫を得て、この先のワールドカップ予選に弾みをつけたいものだ。

以上

2008.02.15 Reported by 元川悦子

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■第2戦以降の予定

2月20日(水)東アジアサッカー選手権2008 決勝大会 第2戦 日本代表 vs 中国代表(19:15KICK OFF/中国・重慶)
-試合速報- / ★この試合の模様はTBS系列にて18:55より生中継!

2月23日(土)東アジアサッカー選手権2008 決勝大会 第3戦 日本代表 vs 韓国代表(19:15KICK OFF/中国・重慶)
-試合速報- / ★この試合の模様はTBS系列にて19時より生中継!
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