2月17日(日) 東アジアサッカー選手権2008 決勝大会
日本代表 1 - 1 北朝鮮代表 (19:15/中国・重慶/30,000人)
得点者:6' チョン・テセ(北朝鮮代表)、69' 前田 遼一(日本代表)
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●岡田武史監督(日本代表):
「最も先制点を与えていけない相手に立ち上がりに、経験の少ない選手も多かったこともあって、少し消極的になって、失点してしまった。その後、非常に難しい試合になったが、途中からリスクを冒して前に行って早くに同点に追いついた。こういう大会は、リズムというか、調子を上げないといけない。今日より次はいい試合をしたい。次の中国は勢いがあるチーム。我々のよさを生かして勝利したい」
Q:中国戦までにやりたいことは?
「試合までには明日、明後日しかないが、まずはコンディションを戻すこと。これまで多めにやってきたので、少し練習量を落とそうと思っている。後はこれまでもずっとやっているラスト3分の1での攻撃の練習ができればと考えている」
Q:メンバーも入れ替えてコンビネーションの問題もあったが収穫は?具体的な選手名を挙げてもらえるか?
「個人名は挙げられないが、いろんなバックアップの選手を違うポジションで試すことができた。自分なりに『これぐらいはできるんだ』とある程度、見当をつけることはできた」
Q:リスクを冒してことでチャンスが生まれたが、逆に3度くらい数的同数でカウンターを食らった。あのシーンをどう考えるか?
「今日の展開では仕方ないと思う。もちろんこれが0−0の状況だったり、ワールドカップ予選だった場合は、トータルで考えてダメな面も出てくると思う」
Q:序盤に失点して難しい展開だったが、そこから応戦するのを見られた試合でもあった。だが、もっと行けるも場面あったのに、戻すことが多かったようだが?
「もっと強引にゴール行く姿勢は見せてほしいが、今の状況では仕方ないと思う。残り10分でボールを取るために前に高い選手を入れるとか、いろんな方法が考えられるわけだが、現時点ではその必要はないと思っている」
〜ここから囲み取材中のコメントになります〜
「相手に先制点を奪われて、1対1で勝負できる選手というのが今回はミチ(安田)だった。彼が必要と考えた。嘉人(大久保)とかがいれば勝負できるんだが。前田も一緒に投入したが、流れを作る時にミチ入れて次を入れるよりも、1回で入れたほうがリスクは高いが、流れは変わるので。安田にはこの起用について事前には説明していない。(今日の出来?)よかったんじゃないかな。
(ブーイングについて?)もちろん、当然のことだしアウェイだったら普通だから。中国とやる時はこんなもんじゃ済まないと思う。(序盤の失点とブーイング?)それは関係ないと思う。
(中村憲剛について?)昨夜、8度5分ほど熱を出して、今朝は下がったんだけど、とてもやらせられる状況ではなかった。まあ、本人はやりますといっていたみたいだけど。
(鄭大世に苦しめられた?)彼のところだけだった。攻撃のところは。あそこのこぼれ球を4番、11番に拾われるのが怖かったので、テセのところを佑二(中澤)と水本に離すなと指示した。サイドに行っても譲り渡すなと。そういうことは言ったが、大世も頑張って水本のところで勝負してきた。後半は何とかこぼれ球を加地と内田がつく感じでいっていたので、ロングボールからの攻めは何とか抑えられかなと思う。
(引いている相手への遅攻について?)チームでのやり方もあるが、選手の個性を生かしてあげないといけないなというのは改めて感じた。メンバーが代わって同じことをやっても仕方ないから。ボールを受けるのは苦手だけど、競るのは得意な選手だったら、そういうプレーをさせないとね。そのへんのことは今回何も言っていない。次はちょっと言おうとは思っている。
(ハーフタイムの指示?)ボール際で負けているということは言ったが、ちょっとやり方をみんな勘違いしていた。そのやり方? 次の試合があるので言えないが。
(次の試合?)まだ分らない。これで4試合だが、最初からあまり想定はいない。こういう大会にこういうメンバーで来ることも想定していなかったし、あんまり想定はしていないけど、今日はもうちょっといい試合ができるかなと思っていた。でもそれはやっぱり状況によって変わる最初の立ち上がりが悪すぎて先制点を取られたのが大きかった。
(遠藤のポジションが途中で変わったが?)加地がケガをした時にも少し変えたけど、ハーフタイム以後はもっと変えた」
以上
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