今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第1節 草津 vs 広島】レポート:草津は不安と期待のスタート。広島はJ1復帰へ白星発進!(08.03.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3月9日(日) 2008 J2リーグ戦 第1節
草津 0 - 2 広島 (13:04/群馬陸/6,974人)
得点者:44' 青山敏弘(広島)、71' 平繁龍一(広島)

----------
開幕戦が42試合中の1試合であることは事実だが、シーズンのスタートとしては重要な意味を持つ。そのゲームで草津は、広島に敗れた。期待が大きかった分、消化不良という印象は否めない。草津にとって2008年のオープニングゲームは、「期待」と「不安」が複雑に入り混じる苦難のスタートとなった。

約7千人のサポーターが押し寄せた敷島陸上競技場は、開幕独特の緊張感が渦巻く最高のボルテージの中、キックオフの笛を迎えた。広島からの金星を狙う草津はトップ下に島田裕介を配置する4-3-1-2を選択。GKはJ初出場となる北 一真が先発した。一方の広島は、佐藤寿人、平繁龍一が2トップを組む3-5-2で草津を仕留めにかかる。

序盤は、草津がアグレッシブな攻撃を展開。5分に高田保則が果敢なドリブル突破を仕掛ければ、11分には島田が約40メートルのロングシュートを狙うなど、積極的なプレーでリズムを引き寄せていく。「最初は、J2のサッカーに戸惑いがあった」(広島・盛田剛平)。草津は、櫻田和樹、熊林親吾がセカンドボールを支配。決定機こそ作れなかったが、攻撃の形を演出していく。広島相手に互角以上の構成力を見せた草津は、0-0で折り返し、後半へ向かうプランだった。

だが、前半ロスタイムに草津の守備ラインが下がったのを広島は見逃さなかった。序盤から再三に渡り守備陣に勝負を仕掛けていた平繁が、ドリブルでペナルティエリアに侵入。DF3人を引き付けてグランダーのシュートを放つと、GK北が弾いたところを、青山敏弘が詰めて貴重な先制ゴールを奪う。「前半がプラン通りで進んでいただけに、1点が倍以上の重みでのしかかってきた」と熊林。この「1点」がゲームを大きく変えていくことになる。

1点を追う展開となった草津は前がかりになる攻撃陣と最終ラインが大きく間延び。全体に統一感がなくなってしまう。また熊林を下げたことで攻撃のアクセントを失った。中盤でボールは動くがゴールへ届かない。草津には、ゴール欠乏症に苦しんだ昨季の「影」が見え隠れし始めた。

そして71分、左サイド服部公太からのクロスを許すと、フリーになった平繁にヘッドで決められ0-2。ボランチ青山のサイドチェンジに守備陣が翻弄された時点で勝負は決まっていた。草津は終盤に攻撃的な選手を投入するが、チームとしての形が見えず、タイムアップの笛を迎えた。草津の田中淳は「前半は守れたので手応えはあるが、勝負所で耐えられないのは昨年と同じ。それを直さないと勝ちにはつながらない」と悔しさをあらわにした。

佐藤寿が「J1とJ2には、レベルの差があった」と話したように、広島と草津の戦力、技術の差は確かにあった。ただ、草津は、スタンドを埋めたサポーターのためにも広島を苦しめる試合、負けても胸を張れる試合をしなければいけなかった。

開幕前に高田は話していた。「今年のチームは可能性を秘めているが、チームとして機能しなければ脆さもある」。補強組が加わり戦力は上がった。今後は完成度をいかに高めるかがポイントだ。今季の草津にかかるサポーターの期待は大きい。「希望」が薄れてしまう前に、草津は初勝利を挙げる必要がある。前半に見せたアグレッシブなサッカーを追及すれば結果は必ずついてくるはずだ。

以上

2008.03.09 Reported by 伊藤寿学
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着