3月20日（木） 2008 J2リーグ戦 第3節
徳島 0 - 3 愛媛　（16:04／鳴門大塚／3,564人）
得点者：8' 赤井秀一（愛媛）、9' 若林学（愛媛）、84' 田中俊也（愛媛）

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●美濃部直彦監督（徳島）：

「ホームで迎える今年最初のダービー戦に対して、我々は「勝ちたい」という高い気持ちを持って臨みました。結果的に力が及ばず負けてしまったのは残念で悔しい気持ちでいっぱいです。流れの中で1点目みたいなミスでやられると、やはりまだそれを跳ね返すだけの力は我々にはありません。その後落ち込んだ訳ではないでしょうが立て続けにとられて0-2、前半だけで2点のビハインドを背負い、それを勝ちに持っていけるかというとなお厳しいです。ハーフタイムには精神的な部分を説いたが、それで勝てるほどサッカーは甘くありません。基本的な技術も戦術も高めていかないと、この厳しい戦いの中で勝つことは難しいです。3試合無得点ということは本当に悔しくその解決もなかなかですが、時間の無い中で辛抱強くやっていくつもりです。」

Q．攻守両面について、具体的に課題は？

「今日のように風の強いピッチコンディションではしっかりつなぐことが難しく、ゲームが雑になる傾向にあります。そこで先に失点すると焦るし、攻撃も縦1本の単調なものになります。落ち着いてゆっくりボールを動かし、幅広く左右から効果的に中へ入れる。またトップへのクサビなど変化を付けることです。
守備については、ミスが出てそれで失点すると修正が効きませんので、ミスがないように今後もやっていかなければいけないですし改善しないといけません。」

Q．早い時間帯にダ シルバ選手と片岡選手を入れ替えた意図は？

「風の強い中でボールが思うようにならず、シルバが集中力を欠いているようでしたし、セカンドに対しての反応もいつもの彼ではありませんでした。点差も0-2でしたので、攻撃的な選手を入れて得点を狙っていく必要があったからです。後半を待ってからという選択もありましたが、早目から攻める姿勢に出たほうがいいと判断し投入しました。」

Q．3試合得点できていないが、選手の入れ替えも検討するか？

「開幕の敗戦後も、同じ質問がありました。その時は、負けた後も選手が自信を持って戦えるように、極力触らないようにというプランもひとつ持っていました。ただ、3試合消化したところで結果が出ていないので、少し変えていこうと思っています。次までの時間は短いですが、これまで頑張ってきてチャンスを待っている選手もいますので。」

Q．「変える」とは、システムも変えるのか？

「それも必要かもしれないが、僕がメンバーやシステムをコロコロ変えるのはいけないと思っています。このメンバーやチームに最適なものを突き詰めてやっていこうとしていますから、大きく変えることはないです。」

Q．ハーフタイムにしたメンタル面の指示とは？

「ゲームが終了してから「悔しい」とか言う前に、まだ45分残っているし全力を尽くそうと言いました。」

「最後に僕の方から一言。ダービー戦でしかもホームで戦って、ご覧になられていていた方のためにも勝利が必要だったことは十分理解していました。それに応えられなかったのは全て僕の責任です。選手達は精一杯戦い、勝利を目指してくれていました。彼らに責任はありません。悪いのは私です。今後頑張ってやっていきます。以上です。」

以上