3月27日（木）国際親善試合 U-23日本 vs アンゴラ（19:15KICK OFF/国立）
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●反町康治監督（U-23日本代表）：
Q：FWに平山選手（F東京）が選ばれていない理由は？
「アメリカ遠征や、今シーズンの試合を総合的に見て判断させてもらいました。今シーズンに入ってから、1枚も2枚もカードが出てきた中で、（平山）相太に関しては、まだ1枚むけてきていないかなということで、判断させてもらいました。我々の立ち上げから相太を呼んで貢献してもらったのもあるんですが、実力社会の部分は当然ありますので、ここからは再び呼ばれるように、がむしゃらになってもらいたいと思います。私自身もJリーグの開幕戦はビデオで確認しましたし、スタッフからも報告を受けた中での総合的な判断だと思ってもらっていいです」

Q：2月のアメリカ遠征に選ばれていなかった選手が新たに選出されたが、その理由は？
「昨年からチームに力を貸してくれたメンバーで、怪我で出遅れた選手が出たことが一つ。アメリカ遠征を通じて、または今シーズンにはいってから何人か試合に出始めた選手がいて嬉しい限りなんですが、そういう選手を総合的に見て、アンゴラという相手と十分に戦える選手を選んだと思っていただければと思います」

Q：アンゴラ代表をどう見ているか？
「国際試合なので、多くを語ってしまうのは相手に優位に響くのであまりコメントはしたくないんですが、皆さんはアフリカのチームというと、二つ目に『身体能力』と書くと思うんですが、そのとおりであって、個人個人の跳躍力はすばらしいものがあります。それと、ワールドカップに出ているということを含めると非常に戦術的にも優れています。

特に2トップ、両MF。恐らく4-4-2で来ると思うんですが、攻撃力、スピード、決定力、そういうものが優れていると思います。そこをうまく、いい対処が出来ればいいと感じています。なんだかサウジアラビア戦の前と同じようなことをいっている気がしますが（笑）」

Q：アンゴラ代表戦に向けてのU-23日本代表のテーマは？
「北京五輪の本大会に向けて、いわゆる公式戦というのは実際にはありません。そうすると、北京で戦えるメンバーを見つけ出すためにこの強化試合があると。それと同時に、チームの母体となる戦術もしっかりと練習、または本番のゲームで培っていきたいと。

細かいテーマはここでは控えたいんですが、常に本番でいかにメダルに近づけるかということを前提にプランを組んでいると考えてもらえればいいと思います。当然、国際試合でサポーターも期待をしているでしょうから、いいパフォーマンスでいい結果というのは当然追求しなくてはいけないと感じています」

Q：海外組の選手が招集されていないがその理由は？
「本人にもクラブの関係者にも話をしたんですが、このメンバーを見てもわかるように、今選んでいるメンバーは、ほとんど自分のチームで活躍している、または活躍し始めている選手が多くなってきています。

それが日本の舞台でも海外の舞台でも、僕はまったく同じ目線でみるつもりでいます。実際、もう少し具体的にいうと、本田（圭佑：VVVフェンロー）が一番チームへの貢献度が高いと。ただ、チームの事情を考えて、（クラブでの）試合を終わってすぐに合流して、（U-23日本代表の）試合をしてまたすぐに帰ることが彼にとってプラスかどうか。またはこのチームにとって、練習を開始するときに彼がそこにいればいいんですが、そうではないと考えた場合、この時期にやることではないと思いますし、実際に同じ目線で見て判断してチーム力を挙げていくことが必要かと思いますので、ここは呼ぶ必要がないと。

呼ぶ必要がないというのは、呼ぶのが前提だと考えていらっしゃるかもしれませんが、そうではなくて、これは、これからの彼らの海外での活躍によってこちらが判断すると思っていただければいいと思います。ですから、今後どうなるかは今のこの段階で触れることは出来ません」

Q：オリンピックイヤーに入って、ある程度選手発掘をしながらも、本番に向けてのチーム力をあげるという作業もあると思うが、今回のアンゴラ代表戦での比重は？
「（本戦まで）あと4ヶ月位になったときに、まったく別のチームを作ることはありませんので、今まで選んできたメンバーが中心になることは間違いないと思います。

頭の中には50人くらいいるんですが、当然ここから力をつけてくる選手がいるかもしれないし、今回豊田（山形）を選んだように、何名かの選手は一度外れたが再び選ばれることがあるかもしれません。十分に（選手を）みて、そのクラブの監督さんともコミュニケーションをとった上で考えていくと。何度も触れますが、オリンピックでいい成績を残すために今やらなくてはいけないことを考えているので、この試合での比重というのをここではうまく表現できません。

今月も試合があり、来月ももトレーニングが1回、次は海外で、そのあとは壮行試合なので、思ったより（時間が）あるようでないんですよね。そうなると、一つ一つの集合したときの集合体が大事になってくるので、本番さながらでやるつもりでいます」

以上

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