3月23日(日) 2008 J2リーグ戦 第4節
愛媛 1 - 2 草津 (14:04/ニンスタ/2,342人)
得点者:0' 若林学(愛媛)、48' 藤井大輔(草津)、58' 氏原良二(草津)
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試合前に心配された雨は小康状態を保ったものの、キックオフが近づくにつれて強まった風。愛媛にとっては前節・徳島との四国ダービーを思い起こさせるような追い風となったのがキックオフ直後だ。DF星野のクリアが風に乗ってグングン伸びる。すると、草津のDF藤井が目測を誤ったところを見逃さなかったFW内村。こぼれ球を拾って放ったシュートはポストを叩いたが、こぼれたボールがもう一人のFW若林の下へ。これを難しい体勢ながら若林がダイレクトでゴールにねじ込み、試合開始わずか15秒で愛媛が先制点を奪った。
ワントップに氏原を据えてトップ下に鳥居塚を置き、ボランチに熊林という草津のポジションを確認する間もなく起きた電光石火の一撃。ただあまりに早すぎた先制点は、結果的にみれば愛媛の集中力をそぐことになったのかもしれない。逆に、草津にとっては試合後選手達が揃って語ったように「まだ90分ある」ことで気持ちを切り替え、初勝利をつかむ闘志をもう一度奮い立たせるきっかけになったのかもしれない。
それでも前半の愛媛は風上の勢いに乗り、再三決定機を演出。35分には若林に当てた後、ボランチ青野から内村、右サイドの関根へと素早く展開して中央へ折り返す。中で合わせることはできなかったが、続く37分には江後のクロスに若林がフリーでシュート。これは草津のGK北のファインセーブに阻まれたが、愛媛は奪ったボールを素早く前に運び、何度も草津のゴールへと迫った。
しかし後半開始わずか3分で、今度は風上に立った草津が追撃ののろしを上げる。CKのチャンスにキッカー島田が蹴った速いボールがニアサイドを抜け、ゴール正面の藤井の足元へ。「がむしゃらに押し込んだ」という藤井の名誉挽回の一撃で、同点に追いついた草津が生き返った。すると58分、島田が左サイドで前を向くとフリーで中央へ放り込んだボールを最後は氏原が押し込んで草津が逆転。「愛媛は後半落ちると思ったし、風向きが変わる後半は押し込めると思った」という島田の言葉通り、一気に主導権は草津に渡った。
その後は焦りの見え始めた愛媛が不用意なファール、あるいはビルドアップのところでパスミスを繰り返し、半ば自滅。青野のミドルや、ロスタイムには途中出場のFW田中のトラップから若林がフリーでシュートを放ったが、いずれもGK北のファインセーブに阻まれてタイムアップ。昨季同様、愛媛はライバルに連勝を阻まれる結果となってしまった。
逆に草津が得たのは貴重な今季初勝利。「泥臭い得点だった」と植木監督は評したが、得点の場面は勝利を目指す草津の選手達が、次々とゴール前に雪崩れ込んできた気迫のこもったプレーがあってこそ。「流れをモノにできるチームにしていきたい」と熊林も語っているが、今日の勝利を次のアウェイ仙台戦にも繋げるとともに、ホーム湘南戦まで続く追い風にしたいところだ。
その一方で「リーダーシップを取らなければ」と望月監督が指摘したのは、苦しい時間を打開できない目の前の課題。怪我でMF宮原やDF金守らが出遅れているチーム事情こそあれ、今日に関して言うならそれはライバル草津も同じこと。次節のアウェイ・福岡戦までに今日ピッチに立った選手が奮起できるか。それともベンチに入れなかった選手達ががむしゃらに踏ん張れるか。開幕から4戦を終え、チームのベースはブレていない。後はそれを我慢して積み上げるより他はない。
以上
2008.03.23 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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