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【ヤマザキナビスコカップ 東京V vs 清水】レポート:とにかく1点が遠い東京Vとチョ・ジェジンの穴の埋まらない清水。どちらも課題は克服できずのスコアレスドロー。(08.03.23)

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3月23日(日) 2008 ヤマザキナビスコカップ
東京V 0 - 0 清水 (15:00/味スタ/7,154人)

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0−0。まさに五分と五分の試合だったと言えよう。
東京V、清水とも互いに何度かの決定機を作りながらも、フィニッシュに泣いた。

前試合の磐田戦を3−5−2システムで戦い黒星を喫した東京V・柱谷哲二監督は、現時点でのベストメンバーによる4バック布陣に再び戻した。
今季開幕から3試合で挙げた得点はわずか1点と深刻な悩みとなっているゴール欠乏症を克服すべく望みを託したのは、FW船越優蔵だった。194cmの上背を生かした高さ勝負に今季初勝利を懸けた。
「前半から狙っていた形はできていた」と船越本人も手応えは感じたようだが、攻撃の厚みという意味ではチームとして次の一手を欠いた。1トップということで本来ならば船越のすぐ近くでディエゴ、飯尾一慶、廣山望らMF陣が動いてボールに絡まなければならないところだが、特に前半は互いに中盤でボールが収まらなかったため船越が孤立する場面が目立ってしまった。

得点の香りが漂い始めたのはFW井上平が投入されてからだった。「とにかく優蔵さんの近くから離れないでチョコチョコ動いて、常に裏を狙っていました」。昨シーズンからサテライトや練習試合など、試合に出られない中でもずっとコンビを組んできただけに、お互いの生かし方は熟知していた。
徐々に廣山がゴール前で絡めるようになってきた後半34分、井上のクロスを船越が頭ですらし、廣山にボールが当たりボールがゴールに向かったが運なくポストに嫌われてしまった。

そして同35分、41分と井上はペナルティエリア内でフリーの絶好のチャンスを得るが、どちらも大きく枠を外してしまい、プロ入り初ゴールはまたしても叶わなかった。

対する清水も今最も大きな課題といえば得点力。抜けたチョ・ジェジンの穴は未だに埋めきれているとはいえない。現時点で中心となっているのがFW矢島卓郎で、開幕から様々なコンビネーションを試しているが、長谷川健太監督は前試合で3得点全てに絡んだFW西澤明訓を再び先発起用してきた。

しかし、慣れないピッチ状態も影響し、「ボールが上手く走らなくてパスが回らなかった」と藤本淳吾はじめ多くの中盤の選手が嘆いたように、なかなか前線までボールが入らず、西澤の特長ともいえるためを作っての攻撃は鳴りをひそめた。

それでも、決めるべきビッグチャンスはあった。後半開始間もない1分、右サイドをドリブル突破したフェルナンジーニョのクロスにピタリと合わせた矢島のシュートがクロスバーを叩く。さらに後半30分、今度はドリブル突破した矢島が後ろからフリーで走りこんだ藤本に絶好の横パスを送ったが、シュートは枠を超えていった。
そしてロスタイム。「ニアでディエゴの頭を越えた後ろでバウンドすれば、そのまま入るんじゃないか思った」得意の直接FKは藤本の狙い通りだったが、またしてもポストに阻まれた瞬間、スコアレスドローという結果が決定した。

「僕が決めていたら勝っていた試合」井上、福西、藤本ら大チャンスを逸した本人たちは、それぞれシーンを振り返りながら反省の弁を述べた。
結局、どちらも失点0に抑えたことは大きな収穫だろう。しかし、一方の攻撃面に関しては双方まだまだ課題は山積みと言えそうだ。

「あとほんの少しの差だけど、勝点1か3かはとても大きな差だということを、今年は強く実感しています。得点力不足はメンタルの部分もあると思う。チームみんなで力を合わせて克服したい」(船越)。

1点、1勝への努力の過程は、決して無駄にはならないはずだ。

以上

2008.03.23 Reported by 上岡真里江
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