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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs F東京】レポート:中盤でゲームをコントロールしたF東京が赤嶺の2得点でヤマハスタジアムでの初勝利を挙げる。(08.03.23)

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3月23日(日) 2008 ヤマザキナビスコカップ
磐田 0 - 2 F東京 (14:00/ヤマハ/10,543人)
得点者:53' 赤嶺真吾(F東京)、66' 赤嶺真吾(F東京)

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 どちらも木曜日とは対照的なゲームとなった磐田とF東京。清水と東京Vがスコアレスドローに終わったこともあって、グループBは一気に混戦となってきた。

 磐田では山本、F東京では石川と新たな負傷者が出たこともあって、木曜の予選第1節とは少しメンバーを変えてきた両チーム。それが良い方向に出たのがF東京、良くない方向に出たのが磐田だった。
 ホームの磐田は、システムは3-5-2で変わらないが、右ボランチの犬塚と右アウトサイドの太田が初スタメン。右サイドからの攻撃は、DFの加賀も絡んで鋭さがあったが、中盤でタメを作ってゲームの主導権を握るという面ではもうひとつ。ところどころでミスも出て、前半から行ったり来たりが多いサッカーとなった。
 F東京のほうは、システムを前節の4-3-2-1から4-4-2(中盤はボックス型)に変更し、2トップにはカボレと赤嶺を起用。金沢、大竹、赤嶺の3人が今季初スタメンという形でアウェー戦に臨んだが、こちらは前節の反省点に対する改善が見られた。
 まず立ち上がりで失点することがないよう、守備をきっちりと整えるところから入ったが、浅利が磐田のキーマンである西をしっかりとマークし、最終ラインではベテランの藤山や金沢がチームを落ち着かせた。
 また、「(前節では)パスワークでボールを運ぶというのを意識するあまり、相手の裏に入っていくというのが少なかった」(城福監督)という反省点に対して、カボレや赤嶺が相手3バックの左右のスペースに斜めに動き出し、そこに中盤の梶山らから裏へのボールが出るという形が何度か出て、磐田のDFラインを押し下げる。スペースでボールを受けたカボレが、持ち前のスピードでDFをかわすなど、彼のコンディションが上がってきたことも確認できた。

 ただ、どちらも非常に気持ちが入っていたのは同様で、球際では随所に激しいぶつかり合いが見られ、お互いにチャンスも作ってゲームを盛り上げた。前半は0-0で終わったが、チャンスの数ではほぼ互角。どちらが先にチャンスを生かすかによって、勝敗の行方が大きく左右されるという展開だった。
 そんな中、先にチャンスをものにしたのがF東京。後半8分、右サイドから崩して、大竹のパスを受けた赤嶺が粘り強く押し込み、先制点を奪った。さらに21分には、左からのクロスをファーの大竹が折り返し、カボレが粘り強くキープして出したパスをフリーの赤嶺が決めて2点をリード。初先発の赤嶺と大竹が、期待に応える活躍を見せた。

 リードしたF東京は戦い方をはっきりさせることができ、リスクを冒さない戦い方に移行する。相手にきっちり守備をセットされると、そこをなかなか崩せないのが、今の磐田の大きな課題であり、それゆえに先制されると苦しくなってしまう。
 その意味では、29分に同時投入された中山と名波が、まるで「こうやればいいんだ」と周囲に教えるかのようなプレーを見せて、流れをある程度引き寄せた。だが、それでも最後のところでは決めきれず、2-0のままタイムアップ。F東京がヤマハスタジアムでの初勝利を飾った。

 この試合でひとつのポイントになったのは、中盤でのゲームコントロール。磐田は名波が入ってからはその部分がかなり改善されたが、出場時間は最後の16分。F東京で名波と同様の仕事をしたのは梶山で、こちらは90分間、安定したボールキープから広い視野と正確なパスで周囲を生かし、守備でも大きく貢献した。梶山のような存在がいるかいないかによって、この日は試合内容に大きな影響が表われていた。

以上
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