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【ヤマザキナビスコカップ 京都 vs 浦和】レポート:壮絶な打ち合いの結末は3-3のドロー。京都、浦和、両チームとも成果と課題が浮き彫りとなった試合(08.03.24)

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3月23日(日) 2008 ヤマザキナビスコカップ
京都 3 - 3 浦和 (17:00/西京極/13,332人)
得点者:19' エジミウソン(浦和)、35' エジミウソン(浦和)、36' 徳重隆明(京都)、39' エジミウソン(浦和)、45' 柳沢敦(京都)、54' 渡邉大剛(京都)

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京都が浦和に対し粘りを見せ、引分に持ち込んだ。試合後、浦和・エンゲルス監督が「(評価は)難しいね」と漏らした通り、両チーム、成果と課題が浮き彫りになった試合だった。

前節から不動のメンバー構成の浦和に対し、京都は前線右に中山博貴を配置し、中盤前2枚に佐藤勇人と、今季初先発の石井俊也を入れる。
お互い慎重だった立ち上がり、その中で存在感を出したのは浦和・梅崎司。個人技で、またはワンツーを使い京都ディフェンスを切り裂いた。その梅崎司が19分に試合を動かした。
平川忠亮からのパスに梅崎は前を向くと、右サイドからアーリークロスを送る。そのクロスにエジミウソンが合わせて浦和、待望の得点を挙げる。
これで勢いに乗ると、FW永井雄一郎、エジミウソンの動きが良くなり、前線で起点を作る。
その永井が35分、追加点のチャンスを作る。右サイドをドリブルで突破した永井が中央の梅崎へ、梅崎のシュートはブロックされるも、そのこぼれをエジミウソンが決める。

前半35分で0-2とされた京都だが、1分後の36分、すぐ反撃に出る。増嶋竜也の右サイドからのロングスローを浦和ディフェンスがクリアしきれず中央に残すと、それを徳重隆明が押し込んで1-2と、1点差に詰め寄る。
だが、京都は浦和の勢いに押し込まれる。37分には梅崎に強烈なシュートを打たれる、平井直人の好セーブで失点は免れるも浦和の勢いを感じさせるには充分。
そして39分、三度エジミウソン。相馬崇人にサイドを突破されクロスを上げられる。ディフェンスに当たり高く上がったボールをエジミウソンに頭で押し込まれ、エジミウソンのハットトリックで1-3と京都は浦和にリードを広げられてしまう。

後半、京都は中山、石井に替えて田原豊、アタリバを投入。シジクレイをディフェンスに入れて3バックに陣形を変更。柳沢敦の1トップに田原、徳重を絡ませる。そして、加藤久監督の「点を取りに行く形を作る」交代がすぐ結果を出した。
後半開始早々の45分、浦和のクリアボールを平島崇が前へ送ると、徳重が頭で前へつなぐ。そのボールを、浦和ディフェンスの背後に入った柳沢がダイレクトで蹴り込み、後半開始早々に2-3と1点差に詰め寄る。

これで勢いに乗った京都は54分、速攻から浦和がクリアしきれずこぼれたボールを佐藤がシュート。ブロックされたボールを佐藤が渡邉大剛につなぐと、渡邉がこれを落ち着いて浦和ゴールに流し込む。京都がとうとう同点に追いつく。
59分には、ロングスローからシジクレイが頭で狙うもポストを叩くという不運もあり、京都は勝ち越しには届かず。結局3-3の引分で、激闘は幕を閉じた。

浦和にとって収穫は、個々の力に頼ったとはいえ得点があったことだろう。だが、ディフェンスの落ち着きのなさと、ゲームコントロールの不味さで不安を残した。

京都の成果は何よりも「浦和相手に追いついたのは大きい」(佐藤)ことだ。課題といえば守備面。試合後、加藤監督は「サイドのディフェンス」に課題が残ったと話した。さらに言えば選手同士のコミュニケーションが少なかったことも挙げられるだろう。前半、浦和に勢いに乗られたとは言え、守備で後手を踏んでいたのは否めない。前線、中盤の守備の連携を上げることは急務となりそうだ。個々の力をチームの力に変えていくために、選手間のコミュニケーションを活発にさせていく必要があるだろう。
調子を維持している間にもうワンステップ上へ。今後の戦いに大いに期待したい。

以上


2008.03.24 Reported by 武田賢宗
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