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【J2:第5節 仙台 vs 草津】プレビュー:仙台は前節に表れた守備の課題を克服して、逆転勝ちで意気上がる草津を迎えたい。「師弟対決」となった両監督の采配にも注目。(08.03.29)

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3月29日(土)J2 第5節 仙台 vs 草津(13:00KICK OFF/ユアスタ
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 どのチームも、シーズン開始直後の3月は多かれ少なかれ「トライ&エラー」が続く。もちろんこの時期にスタートダッシュを成功させ、勝点を伸ばすことが出来れば最高なのだが、この先に長いシーズンが控えているのだから、チームが内包しているエラーは早めに表面化したほうが良い。
 しかしそれはもちろん、表れたエラーをしっかり修正できてこその話。その意味で今節の仙台は、前節に表面化した課題を克服できたかどうかに、まず注目が集まる。

 前節のC大阪戦、仙台にとって敵地の試合であること、そしてC大阪が連敗中であったため、ホームでは積極的に前へ出てくるだろうという予想を踏まえ、手倉森監督はピッチに送り出した選手に「守備的な戦い」を意識させていた。

 ところが前半、これが完全に裏目となった。開幕から3戦連続スタメン出場中だった永井がケガのため不在という理由もあるが、どこでボールにアプローチするかという指針が欠けたチームは「守備的な戦い」を遂行しようとするあまり、守備においてひたすら自陣に下がるのみ。その結果、足技のある選手を揃えたC大阪の選手たちに、両サイドのスペースとバイタルエリアを全包囲される格好となり、自ら苦境を作ってしまった。

 思えば開幕からの3節まで、仙台の戦いで守備面での大きな挫折はなかった。むしろ第3節の福岡戦では、後半にとにかくゴール前を固めて1点のリードを守ろうとした方針が、前半から続いていたチーム内の迷いを取り払い、勝利へと繋がったほどである。だがC大阪戦では、必ずしもゴール前を固めることが有効な守備とはならないことを、痛いほど知らされる格好に。
「今週のテーマは守備」と、草津戦までの一週間について手倉森監督は語ったが、もちろんここにおける「守備」とはただ引いて守ることではなく、ボールを取りに行く位置や判断をチーム内で共有し「積極的に」守ることである。木曜日の紅白戦では、まだ意識の共有という面で選手間にずれも見えたのだが、草津戦でしっかりと、C大阪戦での反省を踏まえた姿をサポーターに見せるべく、チームは黙々と準備を進めている。
「ボールを取る位置が高ければ、ウチのサッカーができるでしょう」。監督の狙いは叶うか。

 もっとも、守備の重心をできるだけ前に置くのは、草津相手ということを踏まえても有効である。というのもここまでの草津の得点は、多くがセットプレー(とその崩れ)からもたらされたものである以上、できるだけCKや、ゴールに近い位置からのFKは与えたくない。C大阪戦のような守備では、ゴール近くまで相手に入り込まれ、そこでファールを侵してしまうこともあるだろうし、何よりセットプレーにおける草津のキッカーは、左足の正確なキックを持つ島田である。仙台から見れば、自分たちの攻撃の一歩としてという意味だけでなく、できるだけボールを仙台ゴールから遠ざけるという意味でも、積極的な守備が求められるのだ。

 その草津、前節は愛媛にアウェイで逆転勝ちを収めるなど、粘り強さも備わってきた。「試合をひっくり返すことができるのは、自分たちがやってきたことを信じているからだろう。愛媛みたいに早い時間に先制しても、自分たちは2点目、3点目を狙っていかないといけない相手(が草津)だと思う。それにボールポゼッションも高くなってきて、崩しを試みる回数も増えてきた」。手倉森監督も、最近の草津に対して警戒を示している。

 またこの対決は、2000年の山形において監督とコーチの間柄だった植木監督と手倉森監督の「師弟対決」の様相もある。

「植木さんは相手の良さを消すのが上手い。植木さんとクルピさん、この二人とやる時は、頭が疲れるんだよね」。そんな監督業の先輩に、監督就任5試合目の新米監督が挑む。


以上
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