3月29日(土)J2 第5節 湘南 vs 徳島(16:00KICK OFF/平塚)
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湘南に移籍して2年目を迎える川股要佑は、まだ一度も公式戦出場を果たしていない。Jのピッチに対する渇望は想像するまでもなかろう。ただ一方で、彼は日々のトレーニングのなかで多くのことを吸収しているようだ。「俊さんの話やプレーは自分にとってすごく勉強になっています」と語る。DFの大先輩である斉藤俊秀から自身に足りないものを学び、かつ自らの長所を大切にしながら、弛まず成長を志している。
同じ年に大卒で入った山口貴弘もまた、通じる言葉を口にした。「ピッチに立てない悔しさは否定しません。でも一番大事なのはチームが勝つこと。『カッチーニョ』から教わりました」悪戯っぽく笑いながら、加藤望の存在について触れた。山口は昨季なかばに初めて起用されて以来、最後までスタメンを張り続けたが、今季はいっそう激しさを増すポジション争いに定位置を約束されていない。しかし語られた言葉は自然で、違和感なく耳に届いた。加藤と同じポジションを競う21歳の大山俊輔も、大ベテランからメンタル面を含めて多くのことを見習っているという。
道しるべとなるベテランがいて、謙虚に吸収し追いかける若手がいる。このプラス以上の相乗効果が組織をより逞しくし、推進力を生み出していく。感じて動く選手たちの姿が、湘南のチームづくりの肝を示していた。
さて、湘南は前節の熊本戦で連敗を止めた。中2日のアウェイに怪我もあり、おまけに敵は1週間のインターバルを置いてホーム連勝を狙っている。J初参入という立場の違いも相まって、難しいゲームになるという危惧はあった。だがそんな不安要素を吹き飛ばすように、湘南は躍動した。初っ端にスタジアムを揺るがしたのは、鈴木伸貴と大卒ルーキーの永田亮太という今季初出場コンビだ。彼らをはじめメンバーとポジションを入れ替えたチームは、しかし湘南らしく守備に攻撃に人数をかけた。バランスも失しない。さらにFWの柱となる石原直樹が今季初ゴールを決め、なおかつ流れのなかで奪ったのは大きな収穫といえるだろう。厳しい時間帯にも体を張り、最後までボールを追う。開幕の仙台戦とは展開こそ違えど根底は変わらない。チームの芯であるハードワークを発揮し、斉藤の言葉を借りれば「自分たちの土俵」で闘っていた。転じて、今節も同様の姿勢を貫きたい。
平塚に乗り込む徳島は4戦で1得点と、美濃部直彦監督がシーズン前に示唆していた攻撃の課題に直面している様子だ。裏を返せば、決めきれぬ攻撃がその後のピンチや失点の背景にあると言えるかもしれない。前節の岐阜戦では、ドゥンビアや柴村直弥のシュートがGKの正面を突いたりポストに嫌われたりと、不運な側面もあった。逆に、そのイヤな流れのなかでもドゥンビアが今季初ゴールを決めたのは、今後に繋がる好材料だろう。阿部祐大朗や六車拓也ら優れた才能も見逃せない。敗れはしたものの、サイドから押し込み中央の空いたスペースを使うなど徳島の攻撃には得点の匂いが漂っているだけに、両翼は戦局のポイントとなりそうだ。
美濃部監督は以前、「負けてもヘコんでいる暇はない。叩かれても前を向いてチャレンジしていく」と語っている。内容と結果を求め、熱いタクトを揮うことだろう。迎撃するのは菅野将晃監督率いる湘南だ。手の内を知り尽くす両指揮官だけに、見応えのある一戦となるに違いない。
以上
2008.03.28 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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