4月2日(水)J1 第4節 大分 vs G大阪(19:00KICK OFF/九石ド)
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前節の名古屋戦で今季初の黒星を喫し、開幕2連勝の流れをストップした大分トリニータ。試合開始3分に名古屋FW玉田にゴールを許してからは、前半はほとんどいいところがなかった。前半39分にトップ下の金崎夢生がクラブJ1通算200ゴール目となる強烈な同点弾を決めたが、今季これまでになく精彩を欠いたゲーム内容となった。
後半なんとか持ち直しはしたが、70分に名古屋MFマギヌンに決められ、1−2での敗戦。3月23日ナビスコカップで全治3週間の左足首じん帯損傷を負ったエース高松大樹の不在が大きいが、なにより「気持ちの問題。雰囲気作りができていなかった」とMF鈴木慎吾は敗戦の理由を語った。
しかし、中2日で今度はホーム・九州石油ドームでガンバ大阪との対戦が待っている。敗戦の原因ともなった、気持ちの部分をしっかりと切り替えれば、また好調の波に乗れる。
まだリーグ戦は3試合しか終わっていないが、現段階の大分の成績は2勝1敗で4位と順調な滑り出しではある。しかも、リーグ戦第2節の柏戦とナビスコカップ第2節の新潟戦では白星を挙げているので、今季はまだ1度も九石ドームで負けていないことになる。ここは勝って、今季の九石ドームでの不敗神話をひとつでも更新してもらいたいものだ。
対戦するG大阪は開幕からリーグ戦1分1敗と大分とは対照的に不本意なスタートを切っていたが、前節の東京V戦で今季初の白星をゲットし、ようやくG大阪らしいサッカーが戻ってきた。中盤をダイヤモンドからボックス型へと戻したことが功を奏し、前線と中盤の連係がうまく嚙み合い、従来の超攻撃サッカーが復活。前半の13分、右サイドバック橋本英郎のクロスをFW播戸竜二が合わせ先制。その後1−1に追いつかれたが、後半31分にはこぼれ球をMFルーカスが決め、2−1で勝利した。
試合後の記者会見で西野監督は、「ACLでタフないいゲームができたので、あのイメージを持って出来た」と話しているが、今節の大分戦でもACLと東京V戦のいいイメージを持って戦えば、十分に勝利のチャンスはある。しかも昨シーズン、大分には第8節に4−0(4月28日)、第27節に1−0(9月29日)、天皇杯5回戦で3−1(12月8日)と3戦とも勝利している。相性のよさもあり、好調の流れを作るきっかけにしたいことだろう。
大分としては右サイドのルーカスとボランチの遠藤が流動的に動いて、空いたスペースをうまく使ってくるので、前線からしっかりマークにつき、相手の長所を消していきながら、サイドアタックを封じていきたい。攻撃に関しては、一試合毎にチームの司令塔として成長していく金崎が2トップのウェズレイ、前田俊介をどれだけうまく使っていくか期待したい。
また、ベンチスタートの可能性も高いが、大分サポーターからすれば、今季からG大阪に移籍したFW山崎雅人とDF福元洋平との対戦も楽しみのひとつだろう。昨季、一度も勝っていないG大阪に勝てば自信もついてくることは間違いない。ここは勝利して、上昇気流に乗りたいものだ。
以上
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