4月6日(日) 2008 J1リーグ戦 第5節
柏 0 - 0 新潟 (16:00/柏/9,585人)
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●大谷秀和選手(柏)
Q:前半非常にいい形で回っていたが?
「最初は太田君だったり、チュンソン(李忠成)が引いたところを、鈴木の達さんだったりがシンプルに裏をねらうというのがあった。途中から中盤でもスペースがあったので、茂原君なんかを起点にしながらボールを動かせたと思う。そこからあと一歩どうするかというのがあるし、自分も含めてシュートを決めるチャンスがあったので、そういうところを決めるか決めないかで、こういうふうに0−0で終わってしまうことになる」
Q:惜しいボレーシュートがあったが?
「あれを決めなければいけないと思う。いい形で最後崩して、鈴木達さんがニアで潰れてくれていたので、形的にはいいと思うが、あれを決めるべきだった」
Q:ポジションチェンジが多かったように見えたが?
「今日は、次郎(鎌田)をアンカーに置いて、自分と達さんがトップ下気味だったので、達さんが長い距離を走って僕が出て行く分だけ、自分はチュンソンだったり、次郎の間の中途半端な位置を取りながらボールに触れればと思っていた」
Q:鈴木選手とはやりやすい?
「そうですね。やっぱり長い距離を走ってくれるので、その分スペースも空くし。京都戦からだが、チュンソンが引いたあとには自分か達さんが絶対に出るとは言っていた。ただ、ボールを回しているだけでなく、スピードアップできたりとかが必要。すごい献身的にやってくれるので、達さんが入ることによって、運動量的なことも含めていい方向には向かっていると思う」
Q:最後の部分というところで、具体的な課題は?
「本当にシュートの質。後半にも実(菅沼)のチャンスがあったし、太田君もあったし、単純に最後のフィニッシュの質というのは必要だと思う。今までよりも、ペナルティエリアの中に入れる回数は増えてきたと思うので、あとはゴールを奪う質だと思う」
●鈴木達也選手(柏)
「前半はいい形ができていたと思うが、うちのカウンターの場面で相手のDFラインが引いてきた。相手の中盤が下がり切らないなかで、相手のDFラインが裏を消して下がって、DFラインの前のスペースはかなり空いているのに、個人的に慌ててしまった場面が後半にあった。さばくなり、仕掛けるなり、そういうところを次は落ち着いてやりたいなと思う」
Q:中盤は作れてますよね?
「あとはフィニッシュ。前半に関してはフィニッシュの精度で、後半に関してはカウンターを仕掛けられて、せっかく相手のDFラインを孤立させているのに、慌てたというのはある。あそこでもっと余裕を持ってプレーしてもよかった。サポートを待つなり、1対1を仕掛けるなり、慌てて中に合わせようとしていた場面があったので、自分的にはもったいなかったかなと」
Q:後半は下がり気味になっていたが?
「基本的に、ディフェンスをきっちりということで、相手のボランチを僕が見る形だった。僕はトップ下みたいな感じで入っているので、押されている時間はきちっと帰らなければいけないので、しょうがない部分はある。そこからボールを奪ったときに、すぐに自分が裏に出られればという感じではやっていた」
Q:得点が入らないのは今後の練習で修正できるレベルの問題?
「意識の問題だと思う。本当にメンタリティの部分だと思う。ゴールを奪ってやろうといったときに、最後のフィニッシュの部分が…。前半の形では本当にフィニッシュの部分だと思うが、後半の試合展開の感じだと、なんというか、積極性というか、こじ開けるみたいなところ。淡白だった感じがするので、そこの部分がやっぱり足りなかった。一人ひとりが、前に前にゴールに向かう意識をもっと強く持っていかないといけない」
●茂原岳人選手(柏)
Q:最後のところでパスがずれていたが?
「そうですね。そうだと思います…」
Q:攻めながらも点が取れないが、今後どうすればいいと思う?
「どうですかね。個人でもっと練習するしかないと思う…」
●李忠成選手(柏)
「最後のゴール前のところでかみ合わなかったけど、そこまではうまくできていたと思う。いいところまで行くけどという感じだった。自分はFWだけど、チャンスを作ることができていたと思う。フランサも1年でそんなに点を取っていたわけじゃないし、チャンスメイクに徹していた。シュートはゼロだったけど、周りの選手は結構打っていたし、周りにチャンスを作ることができていたので、まあしょうがないかなと。引き分けだけど下を向くような試合じゃなかった。次の横浜F・マリノスは強い。当たって砕けろっていうか、それじゃあまずいけど(笑) 気持ちを強く持っていかないといけない。今日は1点が近いようで遠かった。1点が決まっていれば、もう2、3点入っていたと思う」
●内田潤選手(新潟)
Q:バックラインの構成が変わったが?
「新しく入ったというよりも、また戻ってきた選手という感じなので、そんなに違和感なくやれた」
Q:そのなかで徹底したことは?
「特にないですね。やっぱり基本的なことをしっかりやろうということだけですね」
Q:やっと勝点を取ったが雰囲気が変わりそうな感じ?
「やっと数字で0から1に変わったので、これは明らかな成果だと思う。次はG大阪戦だが、しっかり勝点を取って帰ってきて、そこから新潟のスタートとして頑張っていきたい」
●田中亜土夢選手(新潟)
「ボールを拾ってからのパスミスが多かったと思うので、そういう部分で精度を上げていかなければいけない」
Q:初スタメンで90分やって勝点1だったが?
「チームの雰囲気も悪かったりして、連敗だったので、少しは気持ちを切り替えてやっていけると思う」
●矢野貴章選手(新潟)
「チャンスはあったと思うし、やっぱり今日はどうしても勝ちたかったので非常に悔しい」
Q:点が取れない原因は?
「それはやっぱり、最後のところの精度の差がいちばんの原因だと思う」
Q:無失点で今季初勝点だったが?
「ディフェンスがゼロで抑えてくれただけに、FWとしてもそれに応えたかった。でも、チーム皆で取った勝点1だと思うし、非常に大きな勝点1だと思う。それが次、勝点3に繋がるように、また準備してやりたい」
Q:前半の途中でダヴィとポジションを入れ替わったが?
「前半の終わりの方だったので、1点差じゃないというのがあったと思うし、今まで前半のうちに点を取られて悪い流れになっていたので、ディフェンスの部分を重視したというところですかね。ディフェンスをやれっていうことではないが、多分そこを中心にということだった」
Q:柏サポーターから厳しいブーイングが飛んでいたが?
「そのなかでも点を取らないといけないと思うし、チャンスを作らなければいけないと思う。やりにくさはあまりなかった」
Q:注目された試合で結果を出せなかったのは?
「それに対してというよりも、チームが勝てなかったことが悔しいことだし、それがあって次に繋がることだと思う」
Q:攻撃面での連携に手応えはある?
「いいシーンもあるし、なかなかうまくいかないシーンもある。その回数をもっともっと増やしていきたい」
Q:アレッサンドロとダヴィがいなくなってからの方がよくなった部分もあったが?
「速いサッカーにまだ慣れていないと思うし、早くそういったところで慣れてくれたら、だいぶ変わってくるのかなと。やり続けていかないと始まらないので、うまくいかなかったら、またそこを改善するようにしていきたい」
●河原和寿選手(新潟)
「前半は中盤で効果的な動き出しが少なかったと思う。なあなあな感じでボールが回っていた。後半に入ってから、プレーを前に前にという意識が出て、相手にとってはすごく嫌だったと思う」
Q:次はG大阪戦だが?
「本当にここ何試合かはきつい試合が続いているが、今日みたいなプレーをすれば、どんな相手に対しても僕らのサッカーは通用すると思う。実際にこういうプレーを続ければ、相手にとってもすごいやりにくいチームだと思うので、まずはそれをベースにやっていきたい。あとはやっぱり点を取るところで取って、守るところをしっかり守ってということができれば、相手がどこであれ、勝点というのは絶対に取れるチームだと思う。自信を持って戦っていきたい」
Q:点を取るためには?
「やっぱり一人ひとりの、いろんな精度があると思うが、すべての精度を高めることがひとつ。クロスの精度であったり、ゴール前で例えばクロスが上がってきたときに、じゃあ何人入っているかと言ったら、実際に貴章君(矢野)、もしくはアレッサンドロ、僕、ダヴィのふたりぐらいしか入っていないので、人数を増やすことを考えなければいけない。そこでクロスの質というのもあるし、あとはシュートの質、個人が走るタイミングの質というのもあると思うので、そういう部分を高めていかなければいけないのかなと思う」
●寺川能人選手(新潟)
「(矢野が中盤に下がったのは)監督に聞いてみないと分からないが、攻撃の面では相手のサイドバックが高い位置を取っていて裏が結構空くというのもあったので、それで貴章を走らせる流れだった」
以上













